2021年に購入したもの

2021年も残り少なくなってきました。今年も購入したものを振り返ります。

昨年に引き続き、表形式にしました。詳細は該当記事にリンクを貼ってありますので、それらをご覧ください。

2020年6月にEOS 5D MarkIIを購入して、フルサイズの高画質に圧倒され、それを活かせるレンズを、ということで、単焦点のEFレンズを昨年は6本も買ってしまいました。今年のその流れで、2本購入。その画質には今でも圧倒されます。もちろん、もっと高画質・高解像度・高画素のカメラはあると思いますが、私にはこれで充分です。

下の表を見てもわかる通り、昨年と比較してレンズが明らかに少ない。3本しか買っていない。EFマウントに関しては、もう欲しいレンズがない、というのが大きいです。望遠ズームや、望遠の単焦点なども検討しましたが、使用頻度が少なすぎる上に高価なんですよね。私の場合、広角から中望遠くらいでほとんどの用途をカバーできます。だからまあ、望遠はマイクロフォーサーズに任せておくことにしています。

2021/02/06TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
VC USD(Model F017)
2021/04/05BG-E6(EOS 5D Mark2用バッテリーグリップ)
2021/04/28
2021/05/02
フォーサーズアブプターMMF-3
ZUIKO DIGITAL 35mm 1:3.5 MACRO
2021/05/26CANON EF 16-35mm F4L IS USM
2021/08/14OLYMPUS E-M5 MarkII
2021/10/03iPad mini 6
2021/10/24Nikon F
2021/12/18TTArtisanライトメーター
2021年に購入したもの一覧

ZUIKO DIGITAL 35mm 1:3.5 MACROはフォーサーズアダプタのMMF-3がアウトレットで3,000円と激安だったので、一応確保しておこう、と入手した後に手に入れました。マイクロフォーサーズ用のマクロレンズを持っていなかったので、E-M1で使う、という前提ならばAFも実用的な速度で、性能もいいと思います。

また、E-M5 MarkIIはE-M10 MarkIIに対する細々とした不満を解消するべく入手しました。防滴防塵で手ブレ補正の性能もアップ、また、背面LCDをくるっと回して収納できるのも気に入っています。ポストビューを確認せずに、バシバシ撮影していくのが気持ちいい。

撮影した後、Wi-Fiが使えるところでCreative Cloudにアップして現像、という使い方をしたり、旅行に持っていくときに便利だろうな、と思って小型軽量かつ高性能なiPad mini 6を購入しました。64GB Wi-Fiモデル。すでに使っている第6世代iPadとは用途が違う感じです。でも、下に書く理由により、そういう使い方をする機会が少なくて、カメラ関連の買い物とは言えない状況です。YouTubeを見たり、電子書籍を読んだりするのにも、もちろん便利。

そしてNikon F。私にとって2021年を象徴するカメラになりそうです。

2017年末にNEX-6を入手し、2018年に本格的に使い始めた後、純正のAFレンズのピント精度に不満を感じ、NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5を入手したことから、Nikon Fと同時に発売された「NIKKOR Auto」世代のニッコールレンズの魅力に取りつかれました。その後、マルチコートされた(Cの付いた)ものを、マイクロ55mm F3.550mm F1.435mm F224mm F2.8と買い揃えました。

2018年末にE-M10 MarkIIを入手してNEX-6を使わなくなってからはニッコールレンズの使用頻度が低下し、ずっと気になっていました。EOS 5D MarkIIもニッコールレンズの有効活用が当初の購入理由でしたが、取り付けできないレンズがあった(前もって調べておかない凡ミス)上に、高性能な単焦点レンズに興味が移行したこともあって、「ニッコールレンズの有効活用」は棚上げされたままでした。

そこでなんとか有効活用する方策はないものかと考えました。Nikon Dfを買うか、SONYのα7シリーズとマウント・アダプターを買うのがいいのでしょうが、どちらも欲しくない。趣味に合わない。Dfはニコン純正のボディで非Aiレンズを使えるのが魅力ですが、使い方にちょっと癖があって、使えるけど絞り値は連動はしないので、レンズの絞り環で設定した絞り値を電子ダイヤルでボディ側でも設定、というのが、どう考えても面倒です。実家の防湿庫に置いてあるNikomat FTNですらガチャガチャすれば連動するのに。いや、Nikomatで使えばいいんじゃないか、フィルムだけど、と思い立ちました。一時期防湿庫から出して戸棚に置いていたせいで、モルトの張替えが必要な状態だったので、本格的に使う前にオーバーホールに出すことにしました。ニコン製カメラとレンズのメンテナンスで有名な「キィートス」にお願いし、気づいてもいなかった露出計の精度不良も修理してもらって、とても快調です。

以前、ネガカラーフィルムを使ったことがありますが、わざわざ使う意義を見い出せなかったので、モノクロフィルムを使うことにしました

揃えていたレンズも撮影はできるものの、ヘリコイドがスカスカになっているものも多いし、光学系にゴミが入っているものもあり、この機会にオーバーホールしてもらおう、と10月に「猪苗代カメラ工房」に依頼しました

光学系もすっきりとクリアになり、ヘリコイドのトルク感もいい。ピント合わせが気持ちいい。

2021/09/14Nikomat FTN
2021/10/19NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5
2021/10/19 NIKKOR-N·C Auto 24mm F2.8
2021/10/19 NIKKOR-H Auto 50mm F2
2021/12/31NIKKOR-S·C Auto 50mm F1.4
2021/12/31NIKKOR-O·C Auto 35mm F2
2021年にオーバーホールしたもの一覧

そんな中で、ニコンのFひと桁とはどういうものなのか、という興味が湧き、Nikon Fの購入に至りました。F3は電子式なので後々大変そうなのでパスし、F2が機構的には完成されていると思うのだけれど、絶対Fも欲しくなるな、という予感がしたので、Fにしました。何よりデザインがいい。

12月になってから、あと2本もオーバーホールに出しました。12月29日に完了したという連絡があり、30日発送で31日に戻ってきました。使うのが楽しみです。

あと、手頃な価格の入射光式露出計が発売されたので購入。ひとつあると便利。

9月以降は月に1回くらいのペースでフィルムで撮っています。基本モノクロです。ネガカラーフィルムと同じ方法で現像できるILFORD XP2 Super 400というフィルムを使っているので、現像とフジカラーCDによるデジタル化は最寄りのカメラのキタムラに依頼しています。気に入ったコマはZUIKO DIGITAL 35mm 1:3.5 MACROとE-M5 MarkIIを使って、ハイレゾショットでデジタル化して、Lightroomで現像。

あと、新たに購入したものではありませんが、EOS 650という古いフィルム一眼レフを、実家の防湿庫から引っ張り出してきて使っています。買い揃えたEFレンズが使えるのが嬉しい。

もう使うことはないんじゃないか、と思っていたフィルムカメラをまた使うようになりました。デジタルカメラも便利ですが、フィルムで撮るのも楽しいです。