当ブログについて

2023年4月になり、このブログも丸5年。下の文章の末尾に書いた「試し撮りじゃない写真も記事にしていく」という試みは定着し、今のところ写真を撮りに行った後は、だいたい記事にしています。

一番大きく変わったのは、2021年の夏からフィルムで撮るようになったこと。15年ぶり。NEX-6で使うために入手した古いニッコールレンズを有効活用しようと、Nikomat FTNをオーバーホールしてもらい、ILFORD XP2 SUPER 400で撮り始めました。途中、カラーネガや、普通のモノクロフィルムも試したものの、結局はILFORD XP2 SUPER 400に落ち着いています。

ILFORD XP2 SUPER 400はカラーネガと同じ処理で現像できるモノクロフィルムで、ラチチュードが広く、コントラストが低いのが特徴。デジタル化してLightroomで現像する素材としては、とても使いやすい。価格的には現在ヨドバシで36EXが1,510円です。2021年9月は1,120円だったので、1年半で35%上昇しています。そんなに頻々に撮るわけではないので、値上げは致し方ないとして、いつまで生産されるのだろうか、という不安がいつもどこかにあります。

そんな不安がNikon Dfの購入に繋がるわけですが、まだ十分に使いこなせていない気がします。古いニッコールレンズを付けて、どんどん写真を撮りたいと思います。

閑話休題。フィルムで撮る話です。Nikomat FTNをオーバーホールしてもらった後、新たにNikon Fを買い、さらにPENTAX KMも買い、KM用レンズも入手。似たようなマニュアルフォーカス、マニュアル露出の一眼レフ3台態勢。また、気軽に使えるフィルムカメラをと、OLYMPUS TRIP 35を入手。充実のラインナップ。

とはいえ、デジタルで撮らないわけではありません。デジタル+フィルム、という組み合わせが定着してきました。

フィルムで撮れるうちに撮っておこう、という気持ちはあります。

2021年4月に書いた内容

2018年3月に始めたこのブログも、細々とではありますが、3年以上も続き、2021年4月になりました。ブログ紹介の内容を久しぶりに読み返すと、もう古くなってしまった感が否めないので、新たに書きます。

2017年末にNEX-6を買ったことから、カメラ熱・写真熱が再燃して…というのは、ブログ開設時に書いた下の文章にも書いた通りです。それ以降はこちらの記事をご覧ください。
簡単に言うと、マイクロフォーサーズを使うようになっていろいろと揃えたのに、フルサイズ一眼レフを買った、という流れです。それが2020年の6月。

その後、さらに写真熱が高まり、ひとりで写真を撮りに行くようになりました。また、レンズ熱も高まりを見せ、EFマウントの単焦点レンズをいろいろと入手して現在に至ります。ミラーレス全盛の時代に一眼レフ、というのは、ちょうどフルサイズに興味があって、悪くないカメラが安かった、というだけの話で、使ってみたら思いのほか高画質で、以降はメインになっています。このあたりの詳細はEOS 5D MarkIIを買ったときの話と、その後の話をご覧ください。

基本的にはカメラとレンズの話ですが、これからは試し撮りじゃない写真も記事にしていくつもりです。

2018年3月に書いた内容

2017年の末にSONYのNEX-6を中古で購入したおかげで、手持ちの古いレンズを使ってみたり、Eマウントの純正レンズを買ったり、古いレンズを追加で購入したりしながら、以前は興味のなかった画角のよさを知ったり、古いレンズの面白さを再確認したりして、どんどんとのめりこんでいます。

写真を撮るのは楽しいな、と思います。以前は趣ある町並みが被写体でしたが、今は子どもや子どもと遊びに行った近くの公園の草花や虫たち、ちょっと遠出したときの風景など、ひとりで写真を撮りに行くのではなく、家族で遊びに行ったついでにカメラも持って行って、ちょこっと撮る感じです。つい撮ってしまう。

古めのレンズをマニュアルフォーカス(MF)で使っています。オートフォーカス(AF)の超高性能カメラはどうか知りませんが、私が使っているようなカメラだと、どうしてもAFで外しているときがあります。「ピントを合わせたいところの測距点をちゃんと選択して、ピントが来ていることをファインダー上で確認したはずなのに、帰宅してPCで拡大して見たら、ちょっと後ろの葉っぱにピントが来てるじゃないか」というのは、よくあります。そういう失敗よりは、拡大してピントを手で追い込む、すなわち自分の目で確実に合わせた方が納得できる。失敗したとしても、自分が悪いんだから。そういう理由でMFが好きなのです。

最近は中望遠ばかり使っています。75から120mmくらいの画角が、注視したときの私の見る範囲に近いのかな、と思います。APS-Cで50mm(135換算75mm)を使って「狭いな」と感じることは、思いの外少ないです。

古いレンズの魅力は、「もの自体の存在感」だと思います。私が新品で購入した35mm F1.8(SEL35F18)や、マイクロフォーサーズ用のレンズはシャープだし、明るいし、性能は高いと思います。でも、それを撮影するでもなく取り出して、ヘリコイドの感触を確認したり、絞りリングをカチカチさせたりしません。というか、ピントリングは電源が入っていないと動かないし、絞りリングは存在すらしません。

もちろん、存在感があっても、写真を撮ってみたら全然ダメというのでは興味を失いますが、ちゃんと撮れます。開放だと滲んだりする点を性能が低いという捉え方もあるでしょうが、私はわりと好きです。

古いレンズに対する興味、子どものいい表情や成長を記録したい気持ち、なんだかよくわからない理由ですが、天気がよくて、お出かけする日は、どんなに近くでもカメラは持っていって写真を撮る。あわよくばフォトジェニックな場所に行きたい。

そういう中で、カメラのことやレンズのことで気になる事象について書くブログです。