EF 16-35mm F4L IS USM

EF16-35mm F4L IS USM

気になっていた超広角レンズについて、更に熟考したところ、使ってみたいことは確かだし、頻用するかどうかは使ってみて初めて分かることなので、悩んでいても仕方ない、まずは使ってみるべき、という結論に達しました。

超広角レンズを買うなら、EF16-35mm F4L IS USMと決めていました。16mmという未経験の画角から、日常的にも使いやすい35mmまでをカバーし、比較的新しいレンズなので、性能もよさそう。また、大きすぎず重すぎないのもいい。

単焦点のEF 20mm F2.8 USMも少し検討しましたが、古い設計なだけに性能的に不安があるのと、超広角を使った経験がないので、20mmだけだと全く使わなくなる可能性があるんじゃないか、という危惧がありました。16-35mmなら、超広角を使う頻度が低かったとしても、24-35mmをカバーする広角ズームレンズとしては使えると思いまして。

買うとなると、ある程度の出費は覚悟しないといけません。というか、マップカメラで程度のいい中古となると、10万円程度します。レンタルしてみるのも手かな、と価格を調べてみると、3、4日であれば1万円くらいで借りられるようです。ただよくよく考えてみると、数日使ったくらいでは、レンズの性能は判断できたとしても、慣れない超広角レンズの使い心地については判断しかねるんじゃないかな、と考えました。買ってしばらく使って、どうしても馴染めないのなら売ろう、と決意しました。

そんなわけでいろいろと調べたところ、マップカメラは少し前まで美品でも10万円あれば買える価格帯だったのに、2021年5月末時点では11万円を超えています。新品はどこも在庫がないようでした。それでいろいろと調べたら、以前EOS 5D MarkII用のバッテリーグリップを購入したタカナシカメラに8万8000円で出ているのを発見しました。2021年8月までの1年保証期間内で、メーカーで清掃済み。シリアル番号が若めなのと、保証期間内でレンズ清掃って何のためなのか、というのが気になるところではありますが、綺麗だし安い。というわけで、2021年5月26日注文、28日着。レンズ本体はもちろんのこと、フードや元箱も綺麗で、修理伝票によると2021年1月にレンズ内の埃清掃に際して、ISユニットも交換したようです。

到着した翌日に、早速近くの公園で試し撮り。16mmってこんなに広いのか、と驚きました。首を上下左右にぐるぐると動かし見るような範囲が、ファインダー内にぎゅっと凝縮される印象です。あと、寄ったと思っても遠い。

自然な画角になるようにズームしてみると、だいたい24から28mmの間くらいになりますが、そこをぐっと堪えて、16mmで撮影してみました。

16mm F6.3 1/640
16mm F6.3 1/320
16mm F4 1/1,250
16mm F6.3 1/100

16mm以外の写真も。

35mm F4 1/250
28mm F4 1/250

超広角レンズで撮ると、どうしても画面内の明暗差がとても大きくなりがちです。下の写真などはLightroomでハイライトを寝かせて、シャドウを起こしているので、空と板塀の色の両方が出ていますが、やはり荒れます。

16mm F6.3 1/80

レンズの性能云々よりも、この画角をいかに活かせるか、トライしてみようと思います。

購入してから気づきましたが、APS-Cの撮像素子だと、25.6-56mm相当で使いやすそうですね。