NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5

サンセットカメラというフィルムカメラを主に取り扱っているネットショップで購入。2018年5月24日に注文し、26日午前中に着。送料・税込みで2万6800円。相場よりちょっと安いくらいかな。

2017年の年末にSEL35F18を購入し、またマウントアダプタを介して古いレンズも使うようになる中で、NEX-6で使える広角単焦点レンズが欲しいな、と考え、SEL20F28や、SIGMA 19mm F2.8 DN | Artなども検討しましたが、面白みがない。わざわざ買うんだから、面白みのあるレンズがいい、と考えていろいろと調べた結果、ニッコール千夜一夜物語で知ったこのレンズにしました。

特徴としては大きくて重いこと。フィルター径は72mmもあります。この時代のニッコールは52mmに統一されているので、ずいぶん大きく感じます。先ほど紹介した記事を読むと、発売された当時は、性能を確保するにはこれくらい必要だったのかな、と思います。その後に出たレンズはコンパクトですが、F4と半段暗くなっていることから考えるに、大きさと重さを犠牲にして、性能を確保したのが、このレンズなんじゃないか、という印象を受けました。

このサイトによると、1971年から74年にかけて生産された個体のようです。

性能的にもよいレンズだと思います。F8程度に絞り込んでおけば被写界深度も深く、ピント目測でもわりといけるのもよい。

2021年10月に「猪苗代カメラ工房」でオーバーホール。費用は15,400円でした。スカスカだったヘリコイドもしっとりとしましたし、レンズもすっきりクリアになったようです。

作例

NEX-6
NEX-6
Nikomat FTN F3.5 1/60 ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon Df F5.6 1/60 ISO3200

フルサイズで20mmは広い。