PENTAX K10Dで古いレンズを使う

Nikomat FTNをキィートス調整に出してから、キヤノンFTbを出してきたり、古いレンズを眺めたりする中で、4本あるペンタックスのレンズが気になり始めました。

今手許にあるのは、SMC PENTAX-M 35mm F2.8Super-Multi-Coated Takumar 28mm F3.5Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4、Super-Takumar 55mm F1.8の4本です。

純正アダプタでタクマーが使えるので、マウントのフィルムカメラが1台あればいいな、と思っていろいろと調べました。以前はペンタックスMXを父親から借りていましたが、もう返してしまったので。

ペンタックスKXなんて、オーソドックスでいいな、と考えたりもしましたが、信頼性や使用頻度の面において、フィルムカメラを増やすのは得策ではない、という結論に至りました。

ただまあ何とか久しぶりに使ってみたい、という気持ちはいかんともしがたいわけで「ペンタックスKマウントのカメラといえば、K10Dがあるじゃないか」と久しぶりに引っ張り出してきました。

2009年に会社の人から2万円で譲ってもらったカメラです。安い標準ズームレンズ(SMC PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6AL II)を買ったものの、性能に満足できず、2016年になってSMC PENTAX-DA 16-45mm F4ED ALを入手し、2018年にはSMC PENTAX-DA 50mm F1.8も手に入れましたが、AFの信頼性が低いことが理由で、2019年にはAFレンズはすべて売却しました。手ブレも被写体ブレも発生しないであろうシーン(日中に1/500程度のシャッター速度で、遠景を撮る等)で、ピントを外すことがよくあって「まあ、そういうカメラなんだろう、マニュアルフォーカス・レンズ専用にしよう」と諦めたのです。

久しぶりに使ってみると、ピントが合わせにくい。拡大アイカップを付けているのに。スプリットかマイクロプリズムのスクリーンがあれば私でも合わせられるのですが、マット面でのピント合わせが苦手なのです。フォーカスエイドはあるものの、信頼するに足りない感じ。寄ると被写界深度が浅くなるので、ピント合わせは比較的容易です。何とかピントが合ってるな、という写真を紹介します。

SMC PENTAX-M 35mm F2.8 絞り不明 1/25 ISO400
Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4 トリミング 絞り不明 1s ISO100 三脚使用
Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4 絞り不明 1/8 ISO100 三脚使用

室内とか、曇天の屋外など、シャッター速度が稼げないシーンが多かったので、ピントが合ってないのかブレているのか判別し難いコマもあり、もう少し天気のいい日の屋外で、追加で試してみたいと思います。