前回の続き。カメラはNikon DfとAi AF NIKKOR 50mm F1.4とAi NIKKOR 28mm F2.8S、フィルムはLOMO LC-A。
2023年6月3日、琵琶湖博物館の後、比叡山坂本に移動。
比叡山坂本は3度目だと思います。20年くらい前に一度、結婚後、子どもたちが産まれる前に一度、そして今回。
以前から、ちゃんと写真を撮りたいと思っていたところに、ちょうど滋賀県に行く用事ができたので、ついでに寄ろうという作戦。
まず、日吉大社にお参り。山王鳥居あたりの雰囲気が好きです。新緑に鳥居の朱が映えますね。

日吉大社を出て、二ノ鳥居に向かって歩いていくと、里坊と穴太衆積みの石垣が続きます。

この感じがとてもいい。特に何かがあるわけじゃないし、単に石垣が続くばかりなのだけれど、どこを見てもフォトジェニックです。



LOMO LC-AはISO400のフィルムを通して絞り込まれているせいか、周辺減光はほとんど目立ちません。ただ、明るい部分はちょっと滲んでいるかな、という気はします。光漏れもないようです。ただ、現像されたフィルムを見ると、コマ間がまちまち。一番気になるのは、シャッターボタンのストロークが長いこと。暗いところだと手ブレしやすいです。
あと、問題はAi NIKKOR 28mm F2.8Sのピントです。画像を拡大していただくと一目瞭然ですが、どこにもピントが合っていないように見えます。近距離だと大丈夫なのですが、無限遠で撮っているものはすべて同じ症状です。Nikon Dfで他の古いレンズを試してみると、無限遠にピントが合うので、このレンズ固有の問題だと思います。無限遠が狂っているんじゃないかと思って、6月10日にキィートスに送ったところです。
久しぶりに使ったことは確かですが、4、5年前にはちゃんと使えていた記憶があるので、なぜ無限遠が狂うのか理由は不明です。
まあ、古いレンズだし、そんなこともあるよね、とは思いますが、やはり残念です。今度は紅葉のシーズンにでも行きたいです。今度はちゃんとしたレンズで。