EOS-1 HSのグリップ問題(続き)

件のバッテリーパックE1が、2024年1月30日に届きました。わりと時間がかかりました。ヤフオクで落札したカプラーカバーは諸般の事情で取引中止になったのですが、バッテリーパックがあれば所期の目的は達しています。

EOS-1 + バッテリーパックBP-E1
EOS-1 HS(パワードライブブースターE1)

早速取り付けてみたのが上の状態です。HS状態と比較すると、明らかにボディ下部がスリムになります。また、グリップも浅い。

重さはEOS-1 HS(パワードライブブースターE1装着状態)が1,484g。内訳はボディ(ボディキャップ、アンカーリンクス含む)が806g、パワードライブブースターE1が489g、単3型乾電池8本が189g。さすがに重い。ボディだけで約1.5kgなので、重いレンズを付けると2.3kgくらい。

そこからバッテリーパックBP-E1に替え、バッテリーも2CR5にすると、1,128g。356g軽くなる計算です。単3型乾電池4本にすると1,184g、2CR5と乾電池をどちらもセットすると1,222g。通常グリップの状態で公式サイトによると890g(電池含む)らしいので、もともと重いカメラであることを考えれば、まあそんなところでしょう。軽ければいいわけではないし、重い理由は確かにあるんだけれど、軽い方が楽なことは確かです。

性能が同じであればいいのですが、そう簡単な話ではないようで、バッテリーパックBP-E1とパワードライブブースターE1にはちょっとした違いがあります。前者は単なる単3型乾電池が使えるようになる入れ物ですが、後者は連射性能を向上させるためのモーターが内蔵されています。フィルムで5.5コマ/秒の連射なんてしないし、と思うのだけれど、案の定、シャッターを切った時の音と感覚に差があります。パワードライブブースターE1では「バシッ」と切れるのに対して、バッテリーパックBP-E1は普通に「カシャーン」という感じ。

それがどうした、という話かも知れませんが、EOS-1 HSを購入した理由として、そのシャッターの感覚に魅了されたから、という面もあるので、少し残念だな、と思っています。

まあ、今度実際に使ってみようと思います。シャッターなんて、正確に切れていればいいんだ、ということになるかもしれません。