富田林寺内町

2022年6月30日、2005年11月以来16年半ぶりに富田林寺内町に行ってきました。

記録によると、実家から近かったこともあり、2002年から2005年の間に8回写真を撮りに行っていたようです。その頃は、普通の住宅街だけれど古い町並みが残っている、という印象でした。奈良の今井町と並んで、よく写真を撮りに行った記憶があります。

ASAHI PENTAX KM + smc PENTAX-M 35mm F2.8

今回は6月18日に再修理から戻ってきたPENTAX KMと、父に借りたsmc PENTAX-M 135mm F3.5の試し撮りを兼ねて、会社を早退して夕方4時頃からぶらぶら。

135mmだけは難しいので、メインは35mm F2.8。

6月末と言うのに梅雨明けし、とても暑い日でした。陽が傾いて日陰が多かったとはいえ、近鉄の富田林駅から、旧杉山家住宅にたどりつく頃には汗だく。エアコンの効いた寺内町センターでひと休み。

青空も撮っておきたかったのでRX100も持参しました。フィルムで撮るようになって、RX100は大活躍です。メインとしては画質的な点とファインダーがない点でちょっと物足りないのだけれど、サブとしてはこれ以上に便利なものはないです。

それはさておき、メンテナンスから戻ってきたPENTAX KMはファインダーがぐんと綺麗になり、すっきりしました。また巻き上げもスムーズになった気がします。ファインダーは暗めですが、ピント合わせはしやすいです。中央のマイクロプリズムだけでなく、マット面でのピント合わせも容易。

また、Nikon FやNikomat FTNと比較するとボディ自体がぐっと小さくて軽いのと、smc PENTAX-Mシリーズのレンズが小型軽量なこともあいまって、軽快な印象があります。レンズを2本持っていくのも、そんなに苦にならない。

城之門筋
城之門筋

16年前の記憶を呼び起こし、駅から歩くと、途中にお店が増え、家もいくつか建て変わったような気がしました。ただ、基本的には昔と変わっていないようです。

寺内町の中に入ると、雰囲気は一変します。電柱を目立たない位置に配置した城之門筋は、以前と変わらぬ美観を保っています。

城之門筋 興正寺別院あたり

城之門筋が南北に走っているので、東西の筋も見ながら徐々に南下して興正寺別院の前を通り、旧杉山家住宅に向かいます。富田林市が買い取って、内部を一般公開しています。

立派な建物です。もともとは江戸時代初期に建てられたもののようですが、いろいろな改修が加えられ、2階に上がる階段は西洋風の螺旋階段で、とてもお洒落です。

旧杉山家住宅 格子の間
旧杉山家住宅 格子の間
旧杉山家住宅

レンズを135mmに交換。135mmって、想像するよりずっと望遠です。最初は特徴的な越屋根を撮ったり、遠くの家並みを撮ったりしてみました。もう少し使い込んでみたいところです。

越屋根 135mm
135mm

夕暮れが近いとはいえ暑くて、駅前のミスタードーナツでコーヒーを飲みながら涼みました。

試し撮りという性質上、近くの写真屋さんに現像に出して一週間待つのはちょっと長すぎる気がしたので、土曜日の朝にキタムラに出しに行きました。いつも行くところではなく、電車で10分くらいの商業施設内にあるところです。

ちゃんと撮れていて安心しました。PENTAX KMもこれで完調。ガンガン使っていきたいです。