猫を探しに五条坂へ

河井寛次郎記念館

2026年2月22日、猫を探しに、というか、猫に会えたらいいな、と五条坂にある河井寛次郎記念館に妻とふたり行ってきました。2月にしてはとても暖かい日で、歩いていると少し汗ばむほどでした。

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夜ふかしをしたせいで、目が覚めたら午前10時。天気予報を見ると夕方から雨。これは急がないと。朝ご飯を食べて、すぐ向かいました。

旧村井銀行五条支店

清水五条駅で降りて地上に上がると、半兵衛麩の新しそうな店舗があります。いつだったか、双方の両親とランチ会を半兵衛麸で開催したことがあって、そのときは店舗はもっと南側にあったはずです。特に先を急ぐわけじゃないし、もともとのお店はどうなったのか見に行きます。結局、建物は残っているけれど、お店は北の方に移動した、ということのようです。

交差点の向こうがわりと急な坂になっています

五条通には、旧村井銀行五条支店がありました。先日、円山公園に行った折に祇園支店を見ましたが、同じ設計者ということもあり、似ていますね。七条にも建物が残っているらしいので、機会があれば見に行きたいです。

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駅から記念館までは、徒歩10分くらいの距離があります。ぶらぶら雰囲気のよさそうな道を歩きます。四条通とは全然違い、住宅街の中にポツポツとお店があります。私はこういう感じが好きなので、フィルムの残りが気になります。フィルムは前回四条で14コマほど撮っていたので、今日は22コマほど。予備を持ってくるべきでした。

途中、三日月氷菓店、というかき氷のお店を見つけて入りました。かき氷を食べようか、という気持ちになるほど、温かい日だったのです。

妻は「せとかとパルミジャーノ」というかき氷、私はたまごサンドとアイスコーヒー。想像していたより小さなたまごサンドで、昼食と考えるならふたつ注文した方がよさそうです。今回はちょうどいい。また、曜日によっては中華そばもあるようです。興味深いですが、行った日はありませんでした。

河井寛次郎記念館の猫は「えきちゃん」という名前です。京都駅の美術館「えき」KYOTOに由来しているそうです。ネットの情報によると、飼い猫ではなく、開館に合わせて来て、閉館とともに帰っていくそうで、興味深いです。

ただ、ネットの情報は最も新しいものでも3ヶ月前。最近は来ていないのか、記念館のインスタグラムにも情報がありません。まあ、期待しすぎると落胆も大きいので、主目的はKENTMERE PAN 200の試し撮り、えきちゃんには会えたらラッキーと考えて行ってみることにしました。

恰好いいけど、重い

実は先週に娘と行こうかと考えていたものの、あまり興味がなかったようで、ひとりで四条に行きました。

F8 1/250 窓辺の椅子

今回もカメラはF-1改で、レンズは50mmのみ。28mmも持参しましたが、結局使わず。デジタルは久しぶりにRX100を持参しました。結果的にデジタルで175コマ撮ったので、持っていった甲斐がありました。もう少し撮りたかったですが、フィルムの予備は持参していなかったので、また今度。

露出不明

デジタルはNikon 1 V1にすればよかったな、という気持ちがある反面、V1用のレンズは135換算50mmしかないので、RX100で捉えた画角の半分以上は撮れていなかったでしょう。というわけで、今回はRX100が好適だったのは確かだと思います。

花がそこここに飾られているのがよい

河井寛次郎といえば「民藝」ですが、民藝については何も知りません。ちょっと調べてはみましたが、ひと口で言えるものではないし、私が語るべきではないと思います。気になる方は調べてみてください。

F2だったような

親しみを感じる、とてもいい記念館でした。こんな家に住みたい。部屋の中には無粋な説明がなく、入館時に戴く資料を見ながら見て回るスタイルです。写真は自由に撮れますが、受付で申し出て、名前と住所、職業を書く必要があります。

ここで作っていたのでしょうか

河井寛次郎が家族と実際に住んでいた建物兼仕事場なので、生活スペースがあり、作陶する場所や登り窯があります。

縁側がいい

そんなに混雑していなかったので、ゆっくりできたことも大きな要因だと思いますが、とても落ち着く空間です。フォトジェニックでもあるので、本当にデジタルカメラも持参してよかったです。

登り窯

母屋を出て、素焼き窯の隣にある小部屋に飾ってある花を撮っていたら、えきちゃんが現れました。ラッキー。中庭に敷かれたすのこの上をトコトコ歩いて引き戸の前に座りました。入りたいのかな、と思って見ていると、お客さんなのか記念館の方なのか、すっと戸を開けてあげると中に入りました。そういう感じなのか。

引き戸の前で待つ

轆轤や登り窯を見て、室内に戻り、二階に上がります。どこかから猫の声がします。キョロキョロ観察してみると、受付の奥に入っているようです。ごはんをもらっているのかもしれません。

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二階から一階の囲炉裏が見える場所で写真を撮っていると、えきちゃんが階段を登ってきます。私は上から、妻は下から撮ります。えきちゃんはいろんな場所をひと通りチェックし、最後は広間にある木彫りの猫の近く、脇息の隣で寝てしまいました。

柔らかい光が入り、とても居心地がよさそうな場所です

この木彫りの猫は、可愛がっていた猫がいなくなってしまったことを悲しむ娘のために、河井寛次郎が彫ったもののようです。私も猫を飼っていなかったら、この記念館には来ていない可能性が高いわけで、それもこれも猫の縁です。

ボンタン飴ではなく、湯

この記念館のまわりも雰囲気がいいので、また近いうちに行きたいです。近くによさそうなカフェがあったのだけれど並んでいたので、今度は平日に行きたいな。

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フィルムと現像については、別記事をご参照ください。

この感じがいい