モノクロームで撮る京都

10月9日、朝から京都へ。カメラはもちろんNikomat FTN。レンズはNIKKOR-O·C Auto 35mm F2NIKKOR-S·C Auto 50mm F1.4。フィルムカメラは屋外でも臆せずレンズ交換できるのがよい。

京阪電車の三条駅から三条通りを歩き、ちょっと御池通りをちょっと通って柳馬場通りまで、そこからまた京阪三条駅まで戻る、というルート。10月にしては暑い日でした。

今回から露出の記録をきちんととるようにしたので、写真のキャプションに明記しています。

35mm F5.6 1/500

モノクロだから、というわけではないのですが、こういう路地裏をつい撮ってしまいます。

35mm F5.6 1/250

レトロなビルの前の三輪自動車。ミゼットではないな、と思って調べたところ、アペでした。

50mm F4 1/500

前を通ったら必ず撮る家邊徳時計店。

50mm F8 1/250

昔ながらの豆腐屋さん。

50mm F1.4 F8 1/500

御所八幡宮の手水。

35mm F8 1/500

暑い日でしたが、落ち葉と少し色づいた木々が秋の雰囲気でした。

35mm F8 1/250

また家邊徳時計店。

35mm F11 1/500

日本生命京都三条ビル。電線がいい。

35mm F11 1/500

もともと、手持ちのニッコールレンズを有効活用したい、という気持ちからNikomat FTNを点検・整備してもらい、わざわざフィルムで撮るのならモノクロにしてみよう、という流れで、ネガカラーと同じ処理で現像できるILFORD XP2 スーパー 400で撮ることにしました。そのあたりの詳細はこちらをご覧ください。

モノクロで撮るのはとても楽しいです。今見ているものがモノクロームになったらどうなるのだろうか、と考えて撮るのが、カラーと全然違っていて、楽しい。もっと撮りたくなります。

あと、ILFORD XP2 スーパー 400というフィルムがラティテュードがとても広くて、カメラのキタムラでフジカラーCDにしてもらっても、とても階調のなだらかな画像になっています。ここに掲載している写真は、暗部を落としています。もっとコントラストを高めることもできますが、私はこのくらいが好みです。

もちろん、モノクロでしか撮りたくないというわけではなく、カラー=デジタルも好きです。カラーあり、モノクロあり、デジタルあり、フィルムあり、というのが楽しい。

フィルムカメラを持って、ぶらぶらと街を歩きながら、ポツポツと写真を撮る。今回は2時間で36EXを1本でしたが、焦らず慌てずゆっくりと撮るのが気持ちよかったです。写真を撮りに行っているんだけど、コーヒーを飲んだり、お店に寄ったり。

今までは撮るとなったら、目的地に付いて満足行くまで延々と撮って、最後に休憩する感じです。仕事じゃないんだし、と思うのですが、ついつい撮りたい気持ちが先行して、バシバシ撮る。

最近、だいたいにおいて焦りすぎる傾向にあるな、と感じて意識してゆっくりすることにしました。いい感じでした。

今オーバーホールに出している広角レンズが戻ってきたら、またぶらぶら撮りに行きたいな。コスモスとかはEOS 5D MarkIIに任せるとして、またちょっと古い町並みがあるところがいいな。