私が所有しているのは、Ai-Sといわれる絞りをボディ側からコントロールできるように改良されたものと、ニコンFと同時期に発売されたニッコール・オート(非Ai)というレンズです。後者はAi方式のボディで開放測光は使えません。また、ボディによっては取り付けできないものもあります。

ペンタックスのMシリーズとタクマー・レンズ、ズイコー・レンズなどと比較すると大ぶりで重いのですが、作りはしっかりしているという印象を受けます。

NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5

サンセットカメラというフィルムカメラを主に取り扱っているネットショップで購入。2018年5月24日に注文し、26日午前中に着。送料・税込みで2万6800円。相場よりちょっと安いくらいかな。

特徴としては前玉が大きく、フィルター径は72mmあります。また、レンズ全体としても大きく、F3.5と暗めですが、昔はこれくらい必要だったのかな、と思います。以前所有していたAi-Sの20mm F2.8よりふたまわりくらい大きく長い。

APS-Cサイズのミラーレス(NEX-6)で撮影するのに、20mmだと135換算30mmとなって便利だろうなとは思っていて、どのレンズにしようか悩んでいたところに、目に入ったレンズがこれでした。

ソニー純正の20mm F2.8もあり、性能的な評価もいいのですが、何というか趣がない。レンズに趣なんていらない、性能が高ければいいのだ、という人もいると思いますが、私はそうではありません。佇まい重視。

性能的にもよいレンズだと思います。あと、F5.6くらいでも被写界深度が深く、ピント目測でもわりといけるのもよい。

NIKKOR-N·C Auto 24mm F2.8

2019年2月8日にキタムラのネット中古で見つけ、8980円とお手頃だったので即購入。元箱・樹脂ケース付き。

ちょっと大きめのゴミがありますが、基本的には綺麗なレンズ。樹脂ケース付きははじめて。画像では見たことがありましたが、実物は初めて見ました。

135システムで24mmというのは、超広角というか、私にとっては縁のない画角ですが、FD 24mm F2.8 S.S.C.のところにも書いた通り、APC-Cとマイクロフォーサーズだと、使いやすい画角になります。

近距離補正がなされるので、0.3mまで寄れます。

使用感はまた後日。

Ai NIKKOR 28mm F2.8S

NewFM2(既に手放しましたが)と一緒に元箱付き美品の中古で購入したレンズ。2万7800円。

ペンタックスMレンズと比較すると長さが倍くらいあるので、はじめはびっくりしましたが、フローティング機構が入っているからかも知れません。そのおかげもあってか20cmまで寄れる(レンズ前面からは10cmくらい)のは便利です。ただ、ボケはあんまり綺麗じゃないので注意が必要です。

描写としては、かっちりとしていて好みではあるんですが、晴天下などでは、使うフィルムにもよりますが、もうちょっとコントラストが低い方がいいんじゃないか、という気もします。鏡胴の作りはしっかりしているので、わりと信頼しているレンズです。ただ、逆光には弱いようです。純正のフードがよくないのかなあ。

NIKKOR-O·C Auto 35mm F2

カメラのナニワネットショップで2018年9月28日から最寄りの店舗に取り寄せ、10月1日に着。税込み1万5000円。ヘリコイドは軽いですが、レンズも鏡胴も綺麗だったので、購入しました。NEX-6で標準レンズとして使おう、という算段です。

NIKKOR AutoのCありが好みです。マルチコートの方がいいけれど、New NIKKORの鏡胴デザインはあまり好きではありません。風格がない。

開放絞りでは、若干甘いかな、という印象ですが、下の50mm F1.4ほどの滲みはなく、普通に使えます。

デザイン的にはニッコールの銘が、レンズ先端の外周にあるのが特徴的です。前玉が大きいために、フィルター径を52mmに統一するための術だろうと思いますが、面白い。昔持っていたAi NIKKOR 50mm F1.2Sはピントリングに銘が入っていましたからね。

NIKKOR-H Auto 50mm F2

ニコマートFTNに付いてきたレンズです。同スペックで7枚構成のものからモデルチェンジされた6枚構成のレンズで、マルチコーティングされる前のモデル。

作られてから一度も手を入れていないのか、ピント・リングはすかすかです。ただ、レンズ自体はすごく綺麗なのでもったいない。整備してもらうにしても、中古価格より高くなることは確実ですから、自分でやるしかないでしょう。

使ってみると特に問題はありません。確かにリングはすかすかですが、嫌な感じはありませんし、描写もしっかりしています。リバーサルで使うとちょっと色のクリアさに不満を感じました。また違うシーンで使ってみないとはっきりしたことは分かりませんが。

NIKKOR-S·C Auto 50mm F1.4

カメラのナニワネットショップで2018年7月13日に注文し、18日に着。税込み1万500円+送料640円。同じスペックの商品をネットで検索して見ていると、スレが多く、カビやクモリがあるものばかりの中、状態がよさそうだったので購入。購入時にレンズやヘリコイドの状態を質問したところ、在庫のあるお店から「気にはならない程度のうすクモリがあります。ヘリコイド動作は少し軽い感じがします。」と連絡が発送前にありました。この時点でキャンセルも可能のようです。「気にはならない程度のうすクモリ」というのがどの程度のものかが問題ですが、サイト上の画像を見ると、ほとんどわからない程度だったので、そのまま購入。到着後見てみると、光を当てる角度によって、やっと見える程度のクモリがありました。ヘリコイドに関しては、まあ軽いといえば軽いかな、という感じで、私にとっては問題ありませんでした。

50mm近傍のレンズはいくつか持っていますが、 F1.4というスペックのものがひとつ欲しいなあ、と考えて、いろいろと比較検討した結果、このレンズにしました。50mm F1.4のレンズを買うのはこれが初めてです。

実際に使ってみると、うすクモリの影響は感じられないクリアさです。開放からF2までは滲みがあり、使い方によっては面白いと思います。F2.8より絞り込むと、はっきりくっきり写ります。

ガラスと金属の塊であることが実感できる、その質感がものすごいレンズです。

Ai AF NIKKOR 50mm F1.4S

マップカメラで2023年2月16日購入、18日到着。11,800円。Nikon Dfを購入したときについたポイントを使用。詳細はブログ参照(LINK)

思ったよりも重量感があります。外装は樹脂製で、MFレンズのような質感はありませんが、それは致し方のないことです。しかし、レンズがみっちり詰まっている感じがあっていい。F1.4にしてよかった。

ボディ内モーター駆動なので、遅くてうるさいのかな、と思いましたが、そうでもない。超音波モーターのようにはいきませんが、不満はありません。

フードが付属しておらず、純正はラバーらしいのですが、あまり好きじゃないので手持ちのフードで代用してみようと思います。アタッチメントサイズが伝統の52mmなのも好感が持てます。

Micro-NIKKOR-P·C Auto 55mm F3.5

2018年6月2日、四条河原町のカメラのナニワで購入。税込み7800円。マクロレンズが欲しくていろいろと検討した結果、マイクロ・ニッコールの55mm F3.5が価格的にも実用性的にも、あと玉数的にもよさそうだな、と思ってネットで調べていて見つけたレンズ。

Ai改造済みで、マルチコーティングありという旨がどこにも書いておらず、写真が間違っているのだろうか、と電話で確認したところ、確かにAi改造済みでマルチコーティング(C)あり、とのことだったので、取り置きしてもらって買いに走りました。ヘリコイドもしっかりとトルクがあるし、7800円は安い。

撮影した写真を見ると、ものすごく解像しています。東大寺大仏殿の屋根瓦を拡大したところ、実感しました。あと、寄れるのはとても楽しい。

使いでのあるレンズです。

NIKKOR-P Auto 105mm F2.5

以前、同スペックのAi-Sレンズを所有していたものの、あまり使わないので売却しました。しかし、今になってみると描写はよかったし、中望遠も使ってみたいので再度購入。とはいえ、同じのを買うのは癪なので作りのいい古いものを購入しました。純正フィルター、フード付きで1万500円。

最後群のレンズ径が小さいので、構成図からすると極初期の3群5枚構成のもののようです。ただし絞り羽根は6枚です。

描写についてはあまりカリカリにならず、ボケは綺麗だと思います。以前所有していたものとの差はよく分かりません。

NIKKOR-Q·C Auto 200mm F4

ヤフオクで3850円で落札したレンズ。望遠レンズを使う機会は少ないんですが、試しに買ってみようと思って購入しました。価格的にも手頃でしたし、マルチコートでAi化されているので悪くないかと思いまして。

レンズとしては特にどういうことはない望遠レンズです。一応フードは内蔵されています。見ての通り外観は随分と使い込んだようで地金が見えています。そして2群目のレンズにうっすらと汚れがあります。カビなのかただの汚れなのかは不明です。

それにしても大きなレンズです。ニコマートFTNに付けると持ち歩くだけでも難儀しそうなくらいです。汚れの問題と合わせて、持ち出すのが億劫でまだ試写していません。

NEX-6で初めて使ってみましたが、ピントを合わせるだけでひと苦労です。三脚があった方がいいでしょう。感度を上げてシャッター速度を稼いで撮る必要もあります。ちゃんと撮るとちゃんと写っていました。



今となっては売らなければよかった、という気持ちがしないでもない。

Ai NIKKOR 20mm F2.8S

詳しいことは忘れましたが、中古で4万円台で購入したと記憶しています。超広角レンズを使ってみたくて買った記憶があります。2018年6月現在でも販売されています。私が手に入れた2000年頃は定価8万円程度だった気がします。

あまりの画角の広さに、数回使っただけで手放しました。ヤフオクで購入価格と同じくらいで売れて、まあよかったな、という感じでした。

APS-Cサイズのカメラで使うと30mm程度の使いやすい画角になるので、売らなくてもよかったかな、という気がしますが、まあ20年後のことなんて予見できませんからね。

Ai NIKKOR 50mm F1.2S

今のところ(2005年7月)、唯一新品で買ったレンズ。カメラのナニワで、定価5万9000円の2割引+ポイント10%で購入。

すごく明るいけど重いレンズ。フード(これも大きい)を付けるとすごく威圧的な外観になります。にもかかわらず持ち出す機会が多いのは、ファインダーが明るくて気持ちいいから。EOS 50Eに取り付けると明るすぎて開放ではピント合わせがしにくいほどです。それに、深度が浅いレンズでのピント合わせはそれだけで楽しい。

50mmですが、絞りを開け気味にして撮れば被写界深度が浅く、望遠的にも使えます。

SONY NEX-6

New FM2

Nikon EM

Nikomat FTN

Nikon F

Nikon Df