ライカスクリューマウント(L39) レンズ
レンズ固定式から出発したライカがレンズ交換式(全てのレンズに対応するわけではない)となり、最終的にはフランジバックが統一されます。その時の規格がライカスクリューマウントとなるわけです。フランジバックは28.8mm。いろいろな時代の、いろいろな国のレンズが存在する、面白いマウントです。ただ、有名なレンズはすごく高いのが困ります。
ちなみにライカM型で採用されているMマウントはフランジバックが27.8mmなので、アダプターを噛ますことでライカスクリューマウントのレンズも使えます。
CANON LENS 28mm F2.8

2024年12月15日、カメラのナニワ京都店で購入。52,800円。合わせて28mmファインダー(ライカの12009)も購入。店舗限定の中古品5%OFFクーポンがあり、4,000円ほど安く買えました。
何故か35mmと50mm用のフードが付属していましたが、当然のように蹴られます。下掲のSerenar 35mm用として流用できた(リングは別途用意する必要あり)ので、まあラッキーでした。
開放ではフレアっぽくて周辺部の解像感は低いので、絞り込む方がいいと思います。
W-NIKKOR·C 3.5cm F3.5

2024年11月20日、カメラのナニワのネットショップで注文。23日着。価格は52,000円。送料650円とポイント683で51,967円。うーん、ちょっと高かったですね。できれば4万円くらいで何とかしたかったのですが、広角レンズで安いものとなると、Jupiter-12 35mm F2.8くらいしかない。
試し撮りしていないので、性能については判りませんが、クラシックでライカIIIfに取り付けると恰好いい。
ファインダーは純正のSBLOOを買いました。ライカは魅力的なアクセサリーがたくさんあって、危ない感じです。
CANON Serenar 35mm F3.2

ライカスクリューマウントの35mmレンズを探す中で、Serenar 35mm F3.2は検討しました。ただそのときは、よさそうな個体がなかったこともあり、上掲のW-NIKKOR・C 3.5cm F2.5を入手しました。
それから約1ヶ月半後の2025年1月9日、マップカメラでライカスクリューマウントレンズを検索していたらこのレンズが30,800円で売られているのを見つけました。ものすごく安いわけではないけれど手頃だし、この機会に使ってみたい気持ちが高まり、購入することにしました。W-NIKKOR・C 3.5cm F2.5に不満があるわけでないし、35mmレンズを同じマウントで2本買う必要性はないのだれど。
このレンズにしても、上のニッコールにしても、F3.5じゃなくてF3.2、F2.8じゃなくてF2.5というところに、できるだけ明るいレンズにしよう、という気概を感じます。
フィルターはフードに落とし込むシリーズIVを使うのがいいようです。
CANON LENS 50mm F1.8

2024年10月29日、マップカメラのサイトで注文、31日着。価格は15,800円、ポイント10倍キャンペーン中で1,437ポイント付いたので、実質14,363円。
Leica IIIfに相応しいレンズが欲しい。INDUSTAR-22 5cm F3.5には悪いけれど、もうちょっと風格のあるレンズが欲しい。と考えて、いろいろと探して購入しました。
絞りリングもピントリングもスムーズで、性能も開放からちゃんと使えます。絞り込むとかっちりしていて、好みです。
NIKKOR H·C 5cm F2

2025年3月13日、東京カメラのネットショップで注文。15日着。価格は38,500円。
絞りリングが黒で、比較的後期のモデルです。全体がシルバーのものより、引き締まった印象になります。距離計には連動しないものの、1.5フィートまで寄れるので、ミラーレスに取り付けた場合などは便利。
Leica IIIfに取り付けると、CANON LENS 50mm F1.8よりも少し小さくて軽い分、バランスがいい。ただ、フロントヘビーなのには変わりなく、ストラップで首から提げると前傾します。
ИНДУСТАР(INDUSTAR)-26M 5cm F2.8

FED-2についてきたレンズです。テッサータイプのごく標準的なもの。アルミ製でサイズのわりにはすごく軽いレンズです。ちなみにヘリコイドはグリスが乾いているみたいで、ちょっと渋い。沈胴かジュピター8あたりの明るいものが欲しいなあ、と思っています。
FED-2のページにも書きましたが、ピントがあんまりぴしっと来ないので気になっています。被写界深度を稼ぐべく、無限遠にあわせて絞り込んでも文字などを見るとぼやけてしまっているようです。どうしたもんでしょう。
色再現は現代のレンズみたいなクリアさはありませんが、実用レヴェルです。モノクロでも是非試したいところです。
ИНДУСТАР(INDUSTAR)-22 5cm F3.5

ИНДУСТАР(INDUSTAR)-26M 5cm F2.8のピントが不満だったため、レンズが悪いのかボディのフランジバックが狂っているのかを早く確認したくて購入しました。オークションで8000円。ちょっと高いですが、レンズも綺麗で無限遠チェック済みだったのでつい。
購入動機は上記の通りですが、レンズとしてはLマウントのカメラを買ったら是非使ってみたいとは思っていました。というのは、そのコンパクトさゆえです。沈胴させるとレンズをつけたままでも楽々小さなバッグにしまえます。実際に使ってみても、ヘリコイドに使いにくさはありますが、このコンパクトさを体感するとちょっと他には替えられません。
描写はかっちりしています。色再現は渋めだと思いますが、問題になるほどではないでしょう。フードを付ければコントラストの低下もなく、いいレンズだと思います。ただ、ピント合わせはしにくいですね。コンパクトさとトレードオフ、といったところでしょう。