Leica IIIf


2024年10月14日、カメラのナニワ京都店でお店の方にいろいろと教えてもらいながら、状態のよいものを購入。62,000円。妻からの誕生日プレゼントとして入手しました。手に入れるまでの経緯(LINK)と使用感(LINK)は各リンク先参照。


「ついにここまで来てしまったか」という嬉しさと若干の後ろめたさが入り混じった感情があります。

35mmフィルムを使うカメラの始祖として、カメラ好きなら、好き嫌い、欲しい欲しくないとは別に、一度は使うべき存在としてライカを認識していました。でも何より高いし、使い方に癖はあるし、手に入れる機会が今までなかったのだけれど、ふとバルナックライカを触られてもらう機会があって、いいな、と。

最近はブランド化してしまって、というようなことを書くといろいろなご意見があるとは思いますが、個人のサイトなのでまあいいでしょう。筆記具のモンブランもそうですが、ブランド化すると、品質自体は変わらないのに価格が上昇する傾向があって、まあそのあたりは価値観とか金銭感覚の問題ですが、私にとって新品のライカは手が出ない価格に達してしまっています。

その点、バルナックライカはお手頃です。ミラーレスのエントリークラスでも7、8万円はするわけで、まあエントリークラスのミラーレスを買う人と、バルナックライカを買う層は全く違うと思いますが、価格の比較として。

整備の具合などにもよると思いますが、サイズや操作感は今でも実用のカメラとして魅力的です。レンズも古いものから新しいものまでいろいろとあって、高いのもあるけれど、お得なものもあります。


フィルムは基本的にモノクロなので、時代的にも合致していて、レンズのカラーバランスなどを気にする必要がないのも、ちょうどよかったのかもしれませんが、意外とちゃんと撮れて驚いています。70年前のカメラとレンズが今でもちゃんと使える。


ファインダーやら広角レンズやら、ついつい手に入れてしまって、困るような嬉しいような。赤瀬川原平が『ライカ同盟』で書いていることが、やっと実感として判るようになってしまいました。


なにはともあれ、どんどんと写真を撮りたい。


Leica Screw mount Lenses

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