PENTAX KM
2022年5月14日「八百富写真機店」で購入。購入に至る経緯はブログをご覧ください(LINK)。簡単にいうと、手持ちのsmc PENTAX-M 35mm F2.8を有効活用するのに、機械制御式シャッター搭載のカメラが1台欲しいな、と常々思っていて、ふとPENTAX KMを見つけたので買った、ということです。
購入してすぐ、ファインダーとアイレットが気になったので、ペンタックスのメンテナンスで有名な長谷川工作所でオーバーホールをしてもらいました。そのあたりの詳細もブログをご参照ください(LINK)。
PENTAX KMは地味なカメラだと思います。1975年にプラクチカスクリューマウント(M42マウント)からバヨネットマウント(Kマウント)を採用するのと同時に発売されたアサヒペンタックスKシリーズ3台のうち、K2とKXの影に隠れて目立たない。絞り優先AE対応の電子式シャッターを採用したK2、機械制御式シャッターを採用したKMは、どちらも銀蒸着の明るいファインダーとSPD素子を使った露出計といった新しさを感じますが、KMはアルミ蒸着のペンタプリズムで、受光素子もCdSと旧来のものです。内部的にはSPFを踏襲しているようです。ラインナップ的には、枯れた技術を使った廉価版、というわけです。
まあ、たまたまKMがあったから買ったわけで、KXでいいものがあればそちらにしていたと思います。とはいえ、気に入っています。サイズ感がいい。あと、分割巻き上げできるのがいいし、フィルム巻き上げインジケーターは便利。あと露出計の表示もいい。電池もSR44またはLR44と現行品が使えます。露出計のスイッチがなく、レンズキャップをしていない間は作動する、というのも楽でいい。
そんなわけで、ペンタックスKマウントレンズにも興味津々です。全体的に安い。