SONY RX100


2017年10月25日に、今はなき天王寺のソフマップで中古を購入。2万8000円。元箱等の備品はすべてあり。本体も綺麗。まあ、高めですが、実際に触って確認した上で納得したのでよしとします。


コンパクトデジカメをいろいろと使う上で、やはり気になるのは画質です。10倍ズームレンズのIXYを使っていて、子どもたちを撮影するのに便利だな、と思う反面、もう少し綺麗に撮りたいものだ、と思うようになってきました。子どもたちが大きくなってきて、写真を撮るだけでなく画質を追求する余裕が生まれた、ということなのかもしれません。

画質を追求するのならば、デジタル一眼レフを使えばいいわけですが、大きくて重いのでわざわざ持っていく、という感じになってしまう。「気軽に持ち出せる高画質カメラ」が欲しいと思い、1インチの撮像素子を搭載したデジタルカメラに興味が出てきました。

「高級コンデジ」というカテゴリーで、同じサイズの撮像素子を使ったデジカメを、様々なメイカーがラインナップしています。ニコンはミラーレスも作っていました。だいたいキヤノンの色が好きなので、PowerShotシリーズにしようかな、という気持ちもありましたが、中古でもまあまあ高い。RX100は2012年発売の古い機種ですが現行品なので、修理もしてもらえますし、何より中古なら手頃な価格で手に入ります。試しに使ってみたいだけなので、安さ重視で選びました。それにRX100のデザインは好きです。シンプルでカメラっぽい。

スペックとしては、先に書いた通り1インチ撮像素子を搭載しています。画素数は約2000万画素。1000万画素程度にした方がノイズや高感度特性の面では有利なじゃないかという気もしますが、まあ今どきのカメラで1000万画素というのは訴求力がなさすぎるのかもしれません。APS-Cが2400万画素、マイクロフォーサーズも2000万画素の時代ですからね。焦点距離は135換算で28-100mmと、まあ使いやすい感じ。新しいモデルだと、24-70mmとなって、テレ端がF4.9からF2.8と格段に明るくなるのですが、70mmというのがちょっと。私の使い方としては暗くても100mm相当あった方が便利です。

3代目以降には装備されているEVFはありませんが、まあそういうのを求めていくと、価格的にどんどん上がっていくわけで、あったら便利だとは思いますが、ないと使えないというものでもないので、初代RX100で行きます。

肝心の画質は「いわゆるコンパクトデジカメよりはいいけれど、ノイズは目立つし、解像力もそう高くない」というのが実際のところです。ただ、このあたりは難しいところで、APS-Cサイズのデジタル一眼レフ用にRX100と同じ画角でそれなりの性能のズームレンズを買うとすると、これほどの軽快さがないことも事実です。


画質的に満足できずNEX-6を買うに至るわけですが、NEX-6+古いレンズとRX100という組み合わせがいい感じです。最近は古い50mmレンズを使うことが多いですし、28mm相当の画角の古いレンズというのがない(最も広角でも20mm)ので、広角・望遠用としてRX100を使い、NEX-6でじっくりと写真を撮る、というのがとても快適。RAW現像すると、NEX-6の方が、もちろん綺麗なんだけれど、それだけですべてをカバーできない以上、RX100でおさえておけば、まあ安心。



2021年9月からフィルムで写真を撮るようになって、RX100は大活躍しています。フィルムは基本的にモノクロなので、やはりカラーでも抑えておきたいと思うことは多い。そういうとき、ポケットに入るほどコンパクトで、そこそこ画質のよいRX100を持ち出します。

中古の相場が上がっているようで、3万円台半ばから4万円弱が相場になっているみたいなので、今となっては2万8000円で買えてラッキーでした。


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