LOMO LC-A


2023年5月27日注文29日着。16,500円+送料。全然探していなかったし、買おうとも思っていなかったのだけれど、頻繁にチェックしている八百富写真機店サイトの新着中古コーナーで発見し「面白そうだな」と思いました。


写真を撮るようになってすぐ、たぶん2001年くらいに、その存在を知ったと記憶しています。その当時はカメラとしてどうなのか、みたいな印象を持っていました。


最近は歳をとったせいか、そういう主義主張みたいなものは影をひそめ「面白そう」といった感情を優先できるようになってきました。使ってみたい。ふと、更にフィルムカメラを追加購入する必要はあるだろうか、と自問自答しかけたのですが、フィルムなんていつまであるか分からないんだし、撮れるうちに撮っておこうじゃないか、という考えに至りました。


LOMO LC-Aはいいかたちだし、コンパクトだし、何よりレンズとファインダーをカバーできる構造が魅力的です。レンズも32mmと広角寄りなものいい。


この個体は1990年製のようです。ベルリンの壁崩壊が1989年でソビエト連邦の崩壊が1991年ですから、時代が大きく動いた頃に作られたカメラです。このカメラについての詳細はロモグラフィーのこちらのページ(LINK)をご覧ください。


ゾーンフォーカス、自動露出なので、特に何も考えずにパチパチ撮れます。モノクロネガで使う限りにおいては、問題なく撮影できていました。


使用感としては、カメラに何を求めるか、によって評価は正反対になるだろうな、と思います。まず、気になる点から。コマ間がわりとバラバラ。シャッターストロークが長くホールディングが悪いと、すぐにブレる。逆光にはとても弱く、歪曲の大きなレンズです。良い点はコンパクトで携帯しやすい。簡単に撮影できる。


LOMO LC-Aはそういうカメラであり、嫌いな人は買わないし使わないでしょう。私はわりと好きです。