2025年3月1日、下鴨神社にひとりで行ってきました。
もともとは2月24日に行く予定でした。その日の朝、寒いけれど天気がよかったので、正月以来、久しぶりにフィルムで写真が撮れる、と意気揚々と電車に乗りました。途中から雪が降り出して、文字通り雲行きが怪しくなり始め、出町柳駅で地上に出たら雪がしっかり降って、うっすらと積もっていました。持って行ったカメラが防滴のことは考慮されていない2台だったので、その日はパス。
そして3月1日、打って変わってとても暖かい。少し薄着で来たものの、歩いていると汗ばむくらいの陽気。鴨川デルタはピクニックをする人たちで賑わっています。今回は御朱印帳も持参しました。
最近は子どもたちはそれぞれにしたいこと、すべきことがあるので、家族揃ってお出かけする機会が減って、少し残念です。まあ、それが成長ということでもあるのでしょうが、寂しいこともまた事実。

カメラはLeica IIIf + CANON Serenar 35mm F3.2とGA645i Proffesionalの2台。フィルムは前者が期限切れが近いACROSII、後者がILFORD XP2 SUPER 400。35mm用のファインダーとGA645i用のフードを入れたポーチを忘れる失態。フードはまだしも、ファインダーは痛い。もともとのファインダーはフードのせいでものすごく蹴られるし、見える範囲は50mmの画角なので、センターを合わせて、35mmはこれくらいだろう、と感覚で撮る作戦。結果的には何とかなっていました。
駅を出て鴨川を渡り、参道に向かいます。鳥居をくぐり、以前から気になっていた旧三井家下鴨別邸に入ってみました。とても素敵な建物で、どこを撮ってもフォトジェニック。
その後、参道を歩き、糺の森を少し通って、さるやで休憩。今回は最中を食べました。
夏の御手洗祭のときは、とても混雑していますが、今回は空いていたので、ゆっくりできました。まあ、ゆっくりする必要があるほど歩いていないのだけれど。
さるやというと「申餅」が有名で、妻と子どもたちがかき氷を食べるのをよそ目に、私はだいたいそれを食べるのだけれど、今回は違うものにしてみようと思って考えた結果、最中。仙太郎の「ご存じ最中」が好きなのだけれど、そういえば最近食べてないな、といつだったか思ったことを思い出して。ちなみに双葉葵は下鴨神社の神紋だそうです。さるやは何を食べてもおいしいけれど、もちろん最中もおいしかった。申餅と最中のセットみたいなのがあってもいいのにな。
お参りして、御朱印も戴きました。

CANON Serenar 35mm F3.2という1951年に発売されたレンズと1997年に発売されたGA645i(GA645は1995年)を同時に使い、現像されたフィルムを仔細に見ると、レンズ性能の違いを実感しました。フィルムサイズが違うので、もともとGA645iの方が有利ではありますが、それでもルーペで見ると、コントラストや解像性能は圧倒的です。とはいえ、Webに掲載すると、そんなに差は感じません。
このあたりをどう考えるか、というところですが、古いレンズをデジタルカメラに取り付けて撮ると、如実に分かってしまうというか、その描写を意図して使うか、絞り込んで使わないと、気になってしまうんじゃないかと思います。