Konica IIIAで近所を撮る

2024年1月7日、年末に購入したKonica IIIAにフィルムを通しました。久しぶりにKODAK GOLD 200。基本的にカラーはデジタルでいい、とは思っていますが、たまには使いたくなります。今回は感度がちょうどいいのと、早く現像結果を確認したかったというのもあって、カラーネガ。

純正フードを取り付けた状態

どこに行こうかと考えた結果、近所の神社と公園にしました。初詣には少し遅いですが、子どもたちの御宮参りでもお世話になったし、ご挨拶にと思って。公園はその神社の近くにあって、池があって鳥もいますし、花も綺麗なので。

Konica IIIAと言えばライトバリュー式ですが、これがちょっと使いにくい。絞りとシャッター速度のダイヤルが連動して、同じ露出(ライトバリュー)になるように動きます。同じ露出で絞り値、シャッター速度を変更したいシーンが私の場合はあまりないので、ちょっと不便です。ロックを解除すれば普通に絞りとシャッター速度は個別に操作できます。1950年台の半ばから後半にかけて流行ったのか、その頃のカメラではたまに見る方式です。

とはいえ、実用できないというわけではなくて、普通に使えます。ちょっと不便だな、と思うだけ。実際問題として、そんなに頻繁に露出って変更しないので。

等倍ファインダーは気持ちいいです。ブライトフレームも綺麗で、二重像もくっきりとしているので、ピント合わせに不安はありません。また、一眼レフのようにレンズを通した像ではないので、自然なように感じました。

巻き上げとシャッターチャージを兼ねたレバーは、とくに違和感なく使えます。ダブルストロークなのがよい。ちなみに、シャッター速度を1/500にする場合のみ、チャージ前にセットする必要があります。

フィルムはカメラのキタムラで即日現像+フジカラーCDでデジタル化。その後、DNGに変換してLightroomに取り込み、コントラストを少し弱めてあります。

カラーネガっぽい

レンジファインダーはFED-2で使ったことはありますが、Konica IIIAの方がずっと使いやすいです。二重像もくっきりしていて、両目を開けてファインダーを見ると、ピントが合わせやすいように感じました。ついつい、手前のものにピントを合わせた写真を撮ってしまいます。

レンジファインダーは二重像がくっきりしていてピント合わせしやすい
南天 カラーじゃないと撮らなかったと思います

あまり絞りは開けられないシーンが多かったのですが、寄ると背景はボケます。

絞り込んでいることもありますが、くっきり写っています

一日で36コマ撮影しようとは思っていなかったのですが、使っていくうちにペースが上がっていきました。ファインダーはいいし、巻き上げは軽快だし、使うのが楽しいカメラです。画角的にも好みです。

また一台、お気に入りのカメラが増えました。