SEKONIC STUDIO DELUXE Model:L-398


露出計のないカメラを何台か所有しながら、露出計を持っていない方がおかしい、という意見もあると思いますが、この種のカメラは実用というよりは、趣味の要素が強く、たまに撮影する程度なので、特に必要性は感じていませんでした。

露出計の必要性を感じた理由のひとつは、カメラの内蔵露出計の傾向を把握するのが面倒だったからです。同じ「中央部重点平均測光」という名称でも、ニコンなどは中央の被写体に敏感な露出傾向ですし、オリンパスは端の方も比較的強く影響します。その面倒さを解消するには、基準となる露出計を持ち、その傾向を把握しておけばいい、と気付いたのです。

もうひとつの理由は、大伯母の遺品であるペンFを入手したことによります。ペンFは実用したいので。

そんなわけで2004年2月2日にJR大阪駅近くの八百富写真機店で9800円+税で購入。現行のL−398Mはヨドバシで1万9000円ですから、約半額です。L−398はまだメイカーで修理してもらえますし、実用するには問題ありません。

ストラップはネックストラップだと不便なので、100円均一の犬の散歩用の紐を改造してハンドストラップを作って付けてあります。ただ、使わないときにポケットに入れるのは不便なので、バッグのストラップに付ける取り出しやすくてがっちりとしたケースを探しているところです。

これで大雑把に測っておいて、あとは勘(というか経験値)で、というのが基本です。まあ、リバーサルの場合、露出計の出た目で撮ることはほとんどないです。迷ったら段階露出。

基本的に入射光用なので、私のように町のスナップを撮るには不便です。わざわざ撮るもののところまで行って測るなんてやってられないので、撮るものと同じような光線状態のところを手近で見つけてそこを測り、その値をもとに経験で、ということになります。それよりは反射光専用のものの方が楽でしょう。そして、明るいところではスライドを入れ、暗いところではそれを抜くのも面倒です。また、この露出計は意外と大きくて重い。ポケットに入れるのは不可能ではないですが、邪魔です。

ゴッセンのデジシックスとか、セコニックのL−188オートリーダー、コシナのVCメーターなどはどれも軽量コンパクトですし、デジシックスは入射光も測れてよさそうだな、と購入した今では思います。私はモノとしての貫禄を重視してスタジオ・デラックスを選びましたが、上記のように不便な面があります。

どういうタイプを選ばれるにせよ、単体露出計がひとつあると露出計内蔵でない古いカメラも、特に苦もなく実用できるカメラとして写るようになりますから、私が言うのもなんですが、古いカメラを使おうという方はひとつ持たれることをお勧めします。1万円あればわりと面白いカメラかレンズが買える、とか思わないで。