3回ほどデジタルで使ってみたので、使用感を書いてみます。
コーティング付きのElmar 50mm(以下Elmar)を買おうとしてSummitarを買うに至る経緯は別記事をご参照いただくとして、最大の理由は、モノとしてSummitarの方が恰好よかったから。
お店にあったElmarが納得できる状態のものではなかったのが理由のひとつです。しかし、どうしてもElmarが欲しいのであれば、また探せばいいだけの話で、Summitarを買う決定的な理由にはなりません。
ElmarとSummitarをカウンターに並べて比較してみたところ、用途の違うレンズだな、という印象を受けました。Elmarは暗いけれど圧倒的に軽量・コンパクト、Summitarは明るいけれど重く、沈胴してもElmarほどコンパクトにはなりません。どちらがいいかではなく、最小の装備で行きたいときや、明るい屋外での撮影ならElmarを、暗いシーンで撮影する可能性があるのなら、1段半明るいSummitarを、というような使い分けができそうです。
しかし横並びで触らせてもらったとき、Summitarの方が恰好いいな、と感じました。沈胴する鏡胴のつくりも精巧ですし、直進ヘリコイドの動きもスムーズ、絞りリングの位置も実用的です。触らせてもらうと一発で納得し「これください」と言ってしまうタイプのレンズでした。
そんなわけで購入したSummitar。早速フィルターを購入し、マウントアダプターを介してE-M1に取り付けて撮影してみました。マイクロフォーサーズなので、135換算で100mm相当、望遠になります。フードはなし。
手に入れた個体はシリアル番号からすると1951年製で、コーティングあり、絞りは六角。コーティングは1946年から、絞り羽根は81万番台(1950年)から六角になり、それ以前は10枚羽根の円形絞りです。即ち、コーティングなし円形絞り、コーティングあり円形絞り、コーティングあり六角絞りという3タイプが存在します。1930年代から1950年代半ばまで生産されていたロングセラーなので、先端部の形状も前期と後期で異なるようです。まあ、詳しい情報は専門サイトをご確認いただいた方が正確です。
開放では周辺部に流れや滲みが発生します。中心部に被写体を持ってくると、とても印象的な表現になります。また、F5.6以上に絞り込むと、画面全域で描写が引き締まります。ただし、マイクロフォーサーズでの試し撮りなので、フルサイズでの評価ができていないことに注意が必要です。このあたりはフィルムで確認したいところですね。まあ、シャッター速度とISO感度の兼ね合いで、開放で撮影するシーンはあまり多くない気がしますが、試してみたいと思います。
また、光線が入り込むと、半逆光くらいでもコントラストが低下します。しっかりとしたフードが必要ですね。まだ、どのフードを買うか決めていないので、早急に決めて入手したいところです。
今回は試し撮りなので、ほとんど開放で撮影しました。レンズの描写が特徴的すぎて、魅力的ではありますが、そればっかりになるのはどうかと思います。フィルムでは普通に絞り込んで、かっちりと撮ってみたいと思います。
フィルムでの試し撮りはまた後日。





