ライカスクリューマウントのレンズをマイクロフォーサーズのレンズに取り付けるのに、K&F Conceptのマウントアダプタを購入したら、驚くほどのオーバーインフだった、という話は以前にも書きました。
以前、いろいろと買ってみて「マウントアダプターはレイクォールしか買わない」という決意をしたのに、ついつい安いので何とかなるんじゃないか、という期待をしていたのですが。実は最初に買ったK&F Concept製のソニーE-M42のマウントアダプターが無限遠ぴったりだったので、あわよくば、という気持ちになってしまうのです。
とはいえ、もしマイクロフォーサーズのボディでライカスクリューマウントレンズなんて使いにくいし無理、という結論に至ったとしても、出費はK&F Conceptの3,000円だけで済むな、という算段もあり、難しいところです。まあ、結局レイクォールのものを買いました。
アンティクアリィでフードを買った時に、何か他に必要なものはないかな、と探した時に見つけました。ライカMをマイクロフォーサーズに変換するアダプターで5,980円。そこそこ安い気がします。ついでにアベノンのL/Mリングも2,980円あったので、あわせて購入。
マウントアダプターとL/Mリングの嵌合がきつくて、付けたら外れなくなって少し困っています。レンズにL/Mリングを取り付けて、マウントアダプターにセットしたらがっちり嵌って、今度レンズを取り外そうとすると、L/Mリングがマウントアダプターにくっついたままになってしまいました。
まあ、今は特に取り外す必要はないのでそのままにして、実際に使ってみました。無限遠ぴったりではなく、ほんの少しのオーバーインフ。無限遠ストッパーを外したくらいでぴったりになります。
テストはE-M1とCANON LENS 50mm F1.8。フードについて考えていたら、そういえば100mm F3.5用があったな、とリング側を42mmに替えてみたらぴったり。蹴られもなさそうです。
それで2月7日の会社帰り、天王寺の夜景でも撮ろうかと駅を降りたら、ものすごい雨風で嵐のようでした。カメラは防滴ですが、レンズが濡れるのはまずいのでちょっと撮って撤収。
50mm(135換算100mm)で撮るには暗すぎて、ほぼ全てのコマがブレていたので、2月9日の日曜日、28mmを取り付けて試し撮り。日中に近所の神社と公園に娘と行ってきました。

28mmなので換算56mm相当の画角。フードは50mm F1.8用がそのまま使えます。コンパクトで軽いのも使いやすいポイントです。
ISOは200固定で絞りは開放からF5.6までで調整。シャッター速度が1/8000までというのは、やはり頼もしい。
ピント合わせはマニュアルになるので、拡大機能を併用します。このあたりはEVFだからこその便利さです。レンズ性能のせいか、ピントの山がすごく見づらい。最近は目が弱っているのか、メガネが合っていないのか、見えづらさを感じているので、その影響の方が大きいのかもしれません。
性能的には新しいレンズの方がいいように感じます。特にレンズの「味」については重要視しない方で、かっちりくっきり写ってほしい。バルナックライカで使うと特に不満は感じませんでしたが、まあ絞り込んで撮れば、大抵はそこそこ写る、ということでしょう。
でもまあ、テストとしてや、古いレンズを使いたいことはなくはないので、ひとつあると便利です。