2020年6月10日にカメラのナニワあべの店にて43,800円で購入。
マイクロフォーサーズ・システムをメインとして使うようになって1年半が経過し、NEX-6の調子がよくないこともあって、古いレンズを使う頻度が急激に低下しました。
古いレンズを活用するにはフルサイズのボディがひとつあれば便利なんじゃないか、という気持ちになって、いろいろと調べた結果、決めきれず。
対応する古いレンズの種類、ボディ内手ブレ補正の有用性、中古の数の多さから考えると、おそらくベストはSONY α7IIだと思うのですが、あまり好きじゃない。論理的に考えればベストであったとしても、好きでもないカメラを買うのは嫌なので、棚上げにしていました。
そんな中で、ちょうど天王寺に行くことがあり、ちょっと時間的な余裕があったので、ふらふらと引き寄せられるように「カメラのナニワあべの店」に行ってみたら、EOS 5D MarkIIが4台、EOS 6Dが1台、EOS 6D MarkIIが1台置いてありました。そんなに大きい店舗じゃないのに、この品揃えは何なのか。誰かが比較検討のため取り寄せたのかも知れません。
フルサイズとはいえ、デジタル一眼はフランジバックが長く、ミラーもあるので、手持ちの古いレンズがすべて使えるわけじゃない。だから、買う必要なんて全然ないんだけれど「意外と安いし、程度も悪くなさそう」と感じて、いくつか出してもらって触りながら比較検討する、という時点でもう買う気になっている、ということです。
まず、6D MarkIIは高い(12万円くらい)ので、パス。店員さんに訊いたところ、2008年発売の5D MarkIIより6Dの方が4年新しい。そのため、中古価格は6Dは6万円強で、5D MarkIIは4万円台の前半から後半にかけての価格帯。6Dは新しいだけあって、おそらく高感度でもノイズが少なめでしょう。ボディ内手ブレ補正がないカメラなので、高感度で使えるのは魅力です。またSDカード対応ですし、私にとって必須ではありませんが、Wi-FiとGPS対応。15,000円から20,000円程度の差なら、EOS 6Dの方が良さそうなものですが、実際に手にとって比べてみると、EOS 5D MarkIIがかっちりしているのに対して、EOS 6Dはちょっと軽いというか、チープな印象を持ちました。それにボタン配置やマルチコントローラーの位置も少し違います。私はEOS 30Dに慣れているので、それとほぼ同じEOS 5D MarkIIの方に好印象を持ちました。
簡単に言うと、EOS 5D MarkIIの方が欲しいと思った、ということです。43,800円のものと47,800円のものを比較し、全体的に綺麗な前者を購入しました。
コンパクトフラッシュ(CF)はEOS 30Dで使っていた8GBが手許あり、RAW+JPGで200コマくらい撮影できますが、旅行などに行くには少し心配になる容量です。また、デスクトップPCとiPadのカードリーダーがCFに対応していない点と、大容量のコンパクトフラッシュが意外と高いことから、SD→CFアダプタを購入し、16GBのSDカードをセットしています。
レンズは古いEF28-80mm F3.5-5.6 USM(初代)もありますが、基本的にはEF 50mm F1.8 STMのみ。ずっとこれ1本で、というストイックさを私は持ち合わせていないので、いつかは何か買うと思います。EFマウントは純正からサードパーティ、そして新旧合わせるとものすごい数のレンズがあります。
この「どんなレンズを買おうかな」と考えるのが何より楽しいので、いろいろと調べてみたいと思います。
撮影していて気になるのは手ブレ。RX100の2020万画素を抜いて、手持ちのカメラでは最大の2110万画素なので、手ブレがとても目立ちます。
あと、50mmレンズは意外と被写界深度が浅い。0.35mまで寄れるからと、寄って絞りを開きぎみにすると、どこにピントが合っているのかよく分からない写真になってしまい、マイクロフォーサーズの25mm(135換算50mm)との違いを認識しました。
ISOオートで運用してみたところ、プログラムが賢くない。50mmだとシャッター速度が1/80くらいにしておくと手ブレ的に安心だけど、ノイズ的にできるだけISO感度は低めにしておきたいので、ISO感度は手動設定。ファインダーを覗きながら設定できるのは便利。日常的に使える上限は800くらいかな、と思いますが、夜景などを撮る前提でLightroomで後からノイズ低減処理をするなら1600までは許容範囲でしょう。
作例
