PC-NIKKORで撮る石清水八幡宮

2022年8月11日、朝から石清水八幡宮に行ってきました。8月7日、Nikomat FTNに通したフィルムを撮り切っていなかったので、PC-NIKKOR 35mm F2.8を使ってみようと思い立ちました。

PC-NIKKOR 35mm F2.8を購入したのは2022年5月14日で、買ったその日に試し撮りをしました。その後は使う機会がなく3ヶ月。やっと使うことができて、その効果を実感できました。

そもそもシフトレンズを手に入れた理由は、建物をまっすぐ撮りたかったから。どこかでそういう写真を見て、いいな、と思ったのがはじまりです。デジタル的に補正すれば、ほとんど同じような結果が得られますが、どこかで書いたように、私は結果のみを求めているわけではありません。シフトレンズで建物がまっすぐな写真を撮りたかったのです。

ちなみに上の写真はRX100内蔵の水準器でロール、ピッチ両方に傾きが発生しないようにした状態で撮影したものです。地面が大きく入る構図であれば、シフトレンズがなくてもまっすぐ写ります。以降、注記がないモノクロはシフトあり、カラーはシフトなしです。

カメラを上に向けると垂直の線が内側に傾いてしまいますが、シフトレンズを使えばそれを回避できます。厳密には三脚を立て、方眼のフォーカシングスクリーンを入れる必要があると思いますが、今回はすべて手持ち。Nikomat FTNはフォーカシングスクリーン固定ですし。

ファインダーを覗きながら、シフト量調整ノブを操作し、よさそうなところで撮影。プリセット絞りなので、絞り込むのを忘れないように。

上のモノクロ写真を見て、何も感じないか、気持ちいいと感じるかの違い。私は気持ちいいな、と思います。だからシフトレンズを買ったわけです。

PC-NIKKOR 35mm F2.8は、もちろん通常のレンズとしても使えます。まあ、シフトせずに撮りたいときもありますからね。

シフトなし

今回はとても空いていたのでゆっくりと撮影できました。ただ、人が多い場合には、ファインダーを覗いて、シフト量を調整して、という一連の動作に少し時間がかかるのでシフトレンズでの撮影は厳しいかもしれません。

次はシフトレンズでどこを撮りに行こうかな。