旧来のFDマウントとは互換性のない、機械的な接続を一切排した、完全な電子式マウント。EOS650から採用されました。

また、大口径で比較的フランジバックの短いマウントなので、いろいろなマウント・アダプターが使えます。制約はありますが、違うメイカーのレンズを絞り優先AEなどで使えて便利という面もあります。

CANON EF 28mm F2.8 IS USM

2020年9月13日にマップカメラで美品を購入。38,800円。10倍ポイントだったので、実質的には35,272円。

EOS 5D MarkIIにふさわしい広角レンズは何か、ああでもないこうでもない、と考えた結果、単焦点にしようと決意し、40mmを持っているので画角的に近い35mmはパスし、24mmは広すぎて苦手なので28mm。コンパクトで手ブレ補正も付いた純正にしよう、ということになりました。

新しい世代のEF単焦点レンズらしいデザインです。周辺減光が強いものの、よく写ります。AFも速いですし、コンパクトでいいレンズです。手ブレ補正を活用するシーンで使っていないので、その効果はまた後ほど。

28mmは昔フィルムで撮っていた頃、「私の標準レンズだ」と感じていました。普通にぱっと見た範囲が写るのが気持ちいい。

TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD

2020年11月14日にPayPayモールのジョーシンで購入。80,491円のところ、キャンペーンによる還元などがあり、実質的には67,622円。中古を買うよりも安いので、新品にしました。

細かいことについてはブログに書きましたので、購入に至る経緯はこちら、使用感についてはこちらをご参照ください。簡単に言うと、重いことは確かですが、それ以外に何の不満もないレンズ。

35mmという画角は、28mmと50mmが好きだったときは、28mmより狭くて50mmより広い、どっちつかずな印象があって、そんなに好きではありませんでした。

しかし、最近は自然な画角だな、と感じるようになりました。28mmは見える範囲すべてが写る感じで、50mmはぐっと狭い印象がありますが、その間である35mmがぴったりくることが多いように思います。

CANON EF 40mm F2.8 STM

EOS 5D MarkIIを手に入れた後で、いつかは絶対に買おうと思っていたレンズ。2020年8月1日に「カメラのナニワ」のネットショップを見ていたら、別売のフード付きで9,800円で良品のものを発見。フードは1,500円はしますから、まあ安い。

薄くて軽量なレンズは、フルサイズ用は長くて重いレンズが多い中で、とても魅力的です。性能的にはF2.8と欲張っていないので、周辺光量落ちはありますが、満足できるものです。

専用フードも前に出っ張らないタイプで、レンズの薄さをスポイルしません。

40mmという画角は初めて。私の感覚では、ちょっと広角っぽい感じがします。50mm、45mmはあまりかわらない気がしますが、40mmは明らかに広い。

TAMRON SP 45mm F1.8 Di VC USD

EOS 5D MarkII購入後、もともと持っていた50mmに加えて、85mmを入手しました。次はどんなレンズがいいかな、と調べる中で、手ブレ補正内蔵で0.29mmまで寄れて、そこそこ安いのに魅力を感じて、興味を持ったレンズ。

50mmがあるのに45mmは画角的に接近しすぎかな、とも思いましたが、標準レンズの画角は好きだし、45mmって使ったこともないし、面白そうかな、という気持ちが勝ちました。AFが遅めという評価が多い点が気になるところですが、AFが速くないと撮れないシーンではあまり使わないので、よし。

2020年7月15日コジマのPayPayモール店で31,637円。6,005円分還元があったので、実質25,632円。安い。入荷待ちだったので7月24日着。

開封したときに「え、こんなにでかいの」と思いました。EF 85mm F1.8 USMよりふたまわりは大きい。

解像性能はいいと思います。室内で撮影してみると手ブレ補正はちゃんと効いています。夜景なども試してみたいところです。

CANON EF 50mm F1.4 USM

2020年12月28日に、マップカメラで中古良品を購入。30日に到着。26,800円のところ、3,611ポイント使用、1,075ポイント付与(中古全品ポイント5%キャンペーン中)されたので、実質22,114円。

50mm F1.4というスペックのレンズというと、新世代の大きいけれど高解像度のものがあります。しかしながら、キャラクターがタムロンの35mm F1.4と似通ってしまうな、ということで、昔ながらのこのレンズにしました。

下のF1.8と全く同じ画角なので、まあ必要性がないといえばないわけですが、EOS 5D MarkIIにはF1.4の方が似合うかな、という理由です。

開放ではフレアっぽくて、2段ほど絞り込むとかっちりとした描写になるので、描写の違いを上手く使い分けられると、面白い使い勝手になると思います。

CANON EF 50mm F1.8 STM

NEX-6で手持ちの古い50mmレンズを使うようになり、子どもたちを取るにはいい画角だな、と思うようになったので、EOS 30Dで使うべく、このレンズを購入。ヨドバシで1万5770円。2018年4月27日注文、翌日着。

EOS 30Dという古いデジタル一眼レフを使っていますが、手持ちのカメラでは最も合焦速度が速く、正確です。動体撮影にもそこそこ追随してくれます。

軽いし綺麗に撮れるし、安いし、いいレンズです。EF 17-40mm F4L USMに含まれない画角というのもよい。

EOS 5D MarkIIで使うと、開放付近ではものすごく周辺光量が落ちます。F4からF5.6くらいでやっと目立たなくなります。性能は超高性能、というわけではありませんが、ちゃんと写ります。画角的にも気に入っています。EF 50mm F1.4 USMというのもありますが、開放での性能を考えると、F1.8 STMでいいな、という感じがします。

CANON EF 85mm F1.8 USM

2020年6月10日マップカメラで注文し、6月13日に到着。新品と中古でそんなに大きな価格差がないのと、古くからある(1992年発売)レンズなので、程度がよくても古い個体に当たるのも嫌ですから新品で購入。42,180円ですが、ほとんど使わないマイクロフォーサーズのKOWA PROMINAR 12mm F1.8とSIGMA 60mm F2.8 DN | Artを下取りに出したので、支払額は1,824円。レンズの口径が大きくて、恰好いい。

USMは静かで速い。あと、フォーカスリングが機械的に連結されていて(バイワイヤでない)、距離環があるのは、安心します。50mm F1.8 STMは悪いレンズではないのだけれど、比較すると、廉価版なんだな、という印象です。まあ、値段が3倍くらい違いますからね。

ファインダーの見え方がとても気持ちいい。少し離れた距離から、子どもを撮影したり、注視しているものを撮影するのにちょうどいい焦点距離だと感じます。開放からF4くらいで撮影したところ、全体的に破綻のない印象でした。

TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

2021年2月6日に、マップカメラで中古美品を購入。7日に到着。59,800円でしたが、クーポンで1,000円、ポイントで1,075円の値引きがあり、ポイント2,624円分(5倍)付いたので、実質55,101円。

マクロレンズが欲しくて買いました。タムロンが気に入っているので、シグマの70mmや純正の100mmではなくてこちらにしました。性能はとてもいい。85mmと画角は近いものの、明るさやサイズに差があるので、意外と使い勝手が違います。長いレンズですが、そう重くはありません。

花を撮るのにも、虫を撮るのにもいい感じの画角です。被写界深度の浅さに注意すれば、AFも正確。

マクロレンズとして、というよりは、よれる中望遠として便利なレンズです。


CANON EF 16-35mm F4L IS USM

2021年5月26日、2021年8月までの1年保証期間内で、メーカーで清掃済みのものをタカナシカメラで購入。88,000円。今まで買ったレンズで最高額です。

超広角レンズには苦手意識があって、だからこそ使いたいという気持ちと、ちょっと買って使ってみるには高いなあ、という気持ちの間で行ったり来たりしていたのですが、更に熟考したところ、使ってみたいことは確かだし、頻用するかどうかは使ってみて初めて分かることなので、悩んでいても仕方ない、まずは使ってみるべき、という結論に達しました。

超広角レンズを買うなら、EF16-35mm F4L IS USMと決めていました。16mmという未経験の画角から、日常的にも使いやすい35mmまでをカバーし、比較的新しいレンズなので、性能もよさそう。また、大きすぎず重すぎないのもいい。

単焦点のEF 20mm F2.8 USMも少し検討しましたが、古い設計なだけに性能的に不安があるのと、超広角を使った経験がないので、20mmだけだと全く使わなくなる可能性があるんじゃないか、という危惧がありました。16-35mmなら、超広角を使う頻度が低かったとしても、24-35mmをカバーする広角ズームレンズとしては使えると思いまして。

買うとなると、ある程度の出費は覚悟しないといけません。というか、マップカメラで程度のいい中古となると、10万円程度します。レンタルしてみるのも手かな、と価格を調べてみると、3、4日であれば1万円くらいで借りられるようです。ただよくよく考えてみると、数日使ったくらいでは、レンズの性能は判断できたとしても、慣れない超広角レンズの使い心地については判断しかねるんじゃないかな、と考えました。買ってしばらく使って、どうしても馴染めないのなら売ろう、と決意しました。

そんなわけでいろいろと調べたところ、マップカメラは少し前まで美品でも10万円あれば買える価格帯だったのに、2021年5月末時点では11万円を超えています。新品はどこも在庫がないようでした。それでいろいろと調べたら、以前EOS 5D MarkII用のバッテリーグリップを購入したタカナシカメラに8万8000円で出ているのを発見しました。2021年8月までの1年保証期間内で、メーカーで清掃済み。シリアル番号が若めなのと、保証期間内でレンズ清掃って何のためなのか、というのが気になるところではありますが、綺麗だし安い。というわけで、2021年5月26日注文、28日着。レンズ本体はもちろんのこと、フードや元箱も綺麗で、修理伝票によると2021年1月にレンズ内の埃清掃に際して、ISユニットも交換したようです。

到着した翌日に、早速近くの公園で試し撮り。16mmってこんなに広いのか、と驚きました。首を上下左右にぐるぐると動かし見るような範囲が、ファインダー内にぎゅっと凝縮される印象です。あと、寄ったと思っても遠い。でも、超広角にふさわしい被写体であれば、今までになかった写真が撮れます。買ってよかった。

CANON EF 28-80mm F3.5-5.6 USM

EOS650での散歩用として、気軽に使える価格とサイズのUSM駆動レンズを、と購入したレンズなので、おそらく2003年に購入したのだと思います。購入価格は6800円+税+送料。もちろん中古ですが、安い。

1991年発売のレンズなので、購入当時でもそこそこ古かった。2020年の今となっては29年も前。古い。焦点距離とF値が同スペックのレンズが5種類あり、末尾のローマ数字で見分けられるようになっています。無印のこのレンズが初代。作りは後期のものよりしっかりしていて、マウント部は金属製です。またリングUSMでフルタイムMFも可能。

EOS650やEOS50Eで使っていた頃は、この焦点距離域は私にとってはぴったりでした。多用するのは28から50mm付近までですが、ちょっと望遠があると便利、と思っていました。ただテレ端でF5.6というのはちょっと暗い。少なくともF4.5くらいにして欲しいです。

330gなのでわりと重いですが、妙に軽いものよりバランスはいいようで、写真は撮りやすいです。また、ズームしてもレンズの全長が変わらないのも美点のひとつ。描写に関しては、色が浅めである他はあまり特徴はありません。良くも悪くも気楽ですけどね。

EOS50Eでは、マニュアルフォーカスレンズをマウント・アダプタで取り付ける方が面白くて、ほとんど使っていなかったと思います。こういう普及価格帯のズームレンズはだいたい性能に不満があることが多い。

2020年6月にEOS 5D MarkIIを購入したので、便利そうな焦点距離だなあ、と思って試写してみたところ、全体的に甘い。まあ、想像していた通りではあります。

CANON EF 17-40mm F4L USM

EOS30Dで使う「標準ズーム」レンズとして、2008年7月20日にいつもの八百富で中古を購入。

17-40mmの焦点距離を持つこのレンズをAPS-Cサイズの撮像素子を持つデジタル一眼レフで使用すると、135システム換算27-64mmの標準ズームレンズとなり、私が多用する焦点距離領域をすべてカヴァーしてくれます。

ただ、下のレンズ紹介でも書いたように、もう少しテレ側に長いと便利なことも確かです。その考えも踏まえて当初は、EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMというキヤノンのデジタル一眼専用レンズを買おうかと思っていました。また、このレンズはEOS30Dとセット販売されていたこともあり、スペック、サイズ、価格(税別8万7000円)ともにバランスがよいと思えたのですが、私が多用する広角側での画質低下がひどいという評価が様々なところでなされており、実写サンプルを見てもその通りだと感じました。そんなわけでその他の選択肢を探した結果、このEF 17-40mm F4L USMに落ち着きました。

Lレンズみたいな高いレンズを買うのは私の趣味ではないんですが、定価12万円と前出のレンズと比較して3万円程度の差しかないこと、EOS30D用としてはこのレンズ1本で事足りること、撮像素子がフルサイズのデジタル一眼が普及しても使い続けられること、ズームリングとピントリングの位置が使いやすいことなどを勘案した結果、購入に至りました。

フィルター径77mm、全長100mm弱というサイズからすると475gは比較的軽いと言えますが、EOS30Dボディの700gと合わせるとずっしりとした重さがあります。

元箱・付属品がすべて付属した状態の中古を購入したので、もちろん専用フードもあります。しかしこれが大きい。深さがなくて開口部がとても大きいのです。135システムで使うことを前提にしているので17mmに対応しようとするとこれくらいは仕方ないか、というサイズなんですが、APS-Cサイズの撮像素子を持つデジタル一眼で使う私の場合、邪魔な上に浅すぎる問題があります。違うレンズのものを流用するという方法があるらしく、これは試してみたいと思います。

購入する際に店頭で触ってみて気付いたのですが、このレンズはズームしても鏡胴が伸びません。実際に使ってみるととても便利です。

フォーカスの速さ、画質については文句なしです。フォーカスはファインダー上のフォーカスポイントが赤く点滅すると同時に合っている感じです。画質は下のレンズと遠景の建物などで比較するとはっきりと分かるほどに解像します。色もいい、という評価がされていますが横並びで比較したわけではないので分かりませんが、晴天下で撮影すると私の好きなすっきりとクリアな色になることは確かです。

元箱付き美品の中古とはいえ8万円弱もするレンズなので、それくらいはっきりと分かる高性能、高画質じゃないと困りますが。

オリンパスのマイクロフォーサーズ・システムに集中するため、2019年7月12日売却。35,000円。