Chromebookのこと

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook

Chromebookを初めて意識したのは、ASUSが発売したFlip C100PAが登場したときだと思います。今調べたら、2015年のことでした。昨年、Windows Vista世代の古いVAIO(もともと妻が使っていたもの)にCloudReady(Googleが買収したみたいで、面白い展開もありそう、かな)をインストールしたところ、処理能力は充分だと感じましたが、古いだけあってバッテリーが使えないのと、LCDが劣化しているのもあって、わざわざ使おうという気にはなれず。

今年(2020年)の夏にLenovo IdeaPad Duetが発売され、一時的に品薄になるほどの人気を博しました。様々な媒体がレヴューを掲載し、私もいくつか読みました。これは面白いのが出たな、と思いました。珍しく近くのエディオンにも展示されていて、キーボードのエンターキーあたりが狭くてちょっと困るけれど、サイズ感はいいし、画面も綺麗だな、と。

私がChromebookに求めていることは、Surface Laptop 3 13.5インチと第6世代iPadとの間を埋めてくれる使い勝手です。具体的にいうと、ちょっとした外出先や旅行先でPCっぽい作業をするためのツール。だから、大画面(13インチ以上)とか、ハイスペックとかのChromebookには全然興味がありません。あと、写真を扱うため、液晶の表示品質はある程度のこだわりはあります。

そんなニッチな使用目的のためにわざわざ新しいデバイスを買う必要はないのだけれど、ちょうどビックカメラで安くなっている(ポイント等を考慮した実質的な価格が22,572円)のを知り、Chromebookってどんな感じなのか知りたい、という気持ちに勝てず買ってしまった、というわけです。2020年12月10日注文、翌日到着。

私の使い方を考えると、Chromeが使えれば、大抵(70~80%)のことはできます。調べ物や買い物、ちょっとしたメモ(Google Keep)、メールチェック(Gmail)はChromeが使えれば大丈夫です。このブログを書くには、Lightroom CCと画像処理ソフトが必要ですが、ChromebookではAndroid用アプリが使えるので、それもクリアできます。ちょっと遅いけれど、できるとできないのとでは大違いです(Web版Lightroomは遅すぎてちょっと使い物にならない)。画像処理ソフトはリサイズしたいだけなので、「ギャラリー」というソフトで対応できました。だからまあ、90%くらいはいける、と言えるかもしれません。

iPadの方が画面が綺麗だし高速なので、Lightroom CCを使う分には気持ちいいのだけれど、ChromeでのWebページの表示がPCと同様でない場合がある(WordPressが使いにくい、一部サイトで右端が切れる)のと、外付けのキーボード(古いApple Wireless Keyboard。購入してから12、3年くらいになります)がかさばる。その点IdeaPad DuetはWebページの表示に違和感はないし、キーボードが一体になって、家の中の持ち歩きも楽です。iPad用にも純正のキーボードがありますが、私の第6世代iPadには付かないので、新しいiPadを買って、Smart Keyboardも、となると、5万円台半ばの費用が発生します。そこまでして埋めるほどのニーズでもない。

私の写真関連の作業の流れは、撮影した写真データをデスクトップPCのローカルストレージにコピーし、Lightroom CCに読み込み、クラウド同期。jpgのみGoogleフォトにもアップロード。iPad上のLightroom CCで現像し、Twitterやブログで公開、という感じです。現像はデスクトップPCですることも、Surface Laptop 3ですることもありますし、今後はIdeaPad Duetでもできます。

まあ2万円ちょっと、と考えると、面白い買い物だったな、とは思っています。コロナのおかげで旅行にはあまり行けないのだけれど、旅行で活躍しそうな予感がしています。Wi-Fiが速ければ、という条件はつきますが。