PEN Sでふたたび夕陽丘あたり

2025年12月14日、娘を送ったついでに写真を撮ってきました。カメラは前回に引き続き、ILFORD XP2 SUPER 400を通したOLYMPUS PEN S。

9月にNikon 1 V1を持って歩いた夕陽丘へ。とてもいいところだったので、いつかフィルムで撮りたいと思っていました。また「天王寺七坂」といいながら、真言坂のことを知らずに行ったせいで、写真を撮っていなかったのも残念に感じていました。

茶臼山山頂への階段

今回は一度帰宅しようと考えていたので、前回と同じ行程を歩くと時間がかかりすぎます。そのため天王寺駅からストレートに北上しようと考え、まず堀越神社にお詣り。前回、小銭を作るために寄ったコンビニの向かいにカフェがあったな、と思い出して見に行ったものの寄らず。まだ歩き始めてすぐだし、時間にも限りがあるのでパス。

最後の紅葉かな

それでは、と安居神社に向かおうとしたら、カフェの奥の方に小高くなっている場所があるのに気付きました。ああ、これが茶臼山か、と寄ってみることにしました。

安居神社鳥居 大正元年に建立されたようです

茶臼山は今まで何度も耳にしたことはありましたが、実際に登るのは初めて。山というかちょっとした高まりというか。紅葉も綺麗で、予期せぬ場所を見つけて幸先がいいな、と気分も高まります。

安居神社参道 上部中央に上に載せた鳥居が見えます

その後、安居神社から天神坂、清水坂、谷町筋側を通って口縄坂、源聖寺坂を見ながら、生国魂神社にお詣りして、真言坂を下り、谷町九丁目駅から帰路につく、という経路。

安居神社拝殿

谷町筋や松屋町筋は会社が多く、住宅は少なめなので、私が写真を撮りに行ったことのある場所の中では、少し異質です。観光地のようにきらびやかなお店や派手な看板はほとんどないし、日曜日だからといって観光客は数人見る程度です。その飾らない感じが好きですし、写真的にも面白い。観光地はいろいろと過剰で、それが面白いという面もあるのだけれど、実用的な町並みというのもいいものです。

安居神社拝殿脇から西側を臨む

前回少し触れた、OLYMPUS PEN Sの美点について、もう少し掘り下げたいと思います。

天神坂の天神とは、安居神社のこと

ピント目測がネックになるかな、と考えていましたが、近距離をほとんど撮影しない私の撮り方であれば、ISO100であればF5.6からF8くらいまで絞る必要があるので、無限遠、無限遠少し手前、10m、5mくらいで調整することで、結果に不満はありませんでした。

清水坂
前回も気になった駐車場

そのため、カメラ自体が小さく軽いこと、露出はマニュアルでコントロールできること、そしてハーフサイズなので倍のコマ数を撮れることが美点として立ち上がってきます。

だいたいの露出は事前に測っておくので、すっと構えて、さっと撮れる。コマ数も多いので、悩まずどんどん撮れる。

口縄坂

いつもなら撮らないシーンも、まあ撮っておこうかな、という気持ちになれますし、そういう姿勢でいろいろと見ていく方が、魅力的なシーンに出会う可能性が高まるという面もあるかもしれません。

源聖寺坂

今回カラーで撮った場所をなぞるようにモノクロで撮ってみて、カラーとの違いを痛感しました。

生玉公園から西側を臨む 松屋町筋沿いはお寺が並んでいます

前回、Nikon 1 V1で撮影して、色のよさを感じました。晴天でコントラストも高く、はっきりくっきり派手な色。色はそれだけで写真に力を与えてくれるな、と感じます。町並みを強く照らす太陽と、それが作り出す濃い影。汗はだらだらと流れるけれど、写真に夢中になって、いつしか気にならなくなっています。夏っていいなあ。写真のよしあしはまあ何時も通りとして、その情景を思い出せる写真だな、と感じました。それは私が目指しているところです。

生國魂神社の大鳥居

モノクロは色の対比で目をひくことができないかわりに、陰影が強調されます。そして、それを活かした写真を撮るのはとても難しい。私にはまだまだモノクロで街の魅力を定着させるような写真が撮れていないことを痛感しました。

真言坂

これからもモノクロとカラーを並行して撮る中で、それぞれの美点を活かすような、特に「モノクロでこそ」という写真を撮れるようになることを目標にしようと思います。