好きな画角について

SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary(135換算60mm)

※画角について角度ではなく焦点距離で表記します。

好きな画角は、と聞かれたら「50mm前後です」と答えます。
50mmは望遠的にも広角的にも使える、とよく言われますが、その通りで、とても使いやすい、と思います。
昨年だったか一昨年だったか、マイクロフォーサーズ用のSIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporaryを初めて使ったとき「おお、ぴったりだ」と驚きました。

同じような驚きを写真を撮り始めた20年ほど前にも経験しました。コンパクトデジカメを購入して、町並みや寺社の写真を撮っていたときに、父から譲り受けたPENTAX MXに28mmレンズを付けてみたときのことです。そのコンパクトデジカメの広角端が35mmだったところに、28mmの画角を初めて知り、「おお、ぴったりだ」と。そこからフィルムで撮るようになるのですが、何はともあれ28mmがあればよい、とその時は考えていました。
その当時「中望遠は50mmから始まる」と考えていたほどで、PENTAX MX用の135mmに至っては、望遠すぎて使いにくすぎる、と感じていました。

今はマイクロフォーサーズ用の40-150mmを使っていても、もう少しテレ側に余裕があればなあ、と感じるときもあります。

今まで、被写体が変わったから好みが変わったんだろう、と思っていました。
昔は町並みや寺社を撮っていたから広角好きで、最近は子どもなどを撮るから標準から中望遠寄りが使いやすくなったのではないか、と考えていたのですが、ふと、今でも子どもだけじゃなく町並み・寺社は撮るけれど、28mmが使いやすいとは感じないな、と。
昨年旅行のときに持って行ったマイクロフォーサーズの12-40mmのズームで使っている焦点距離を見ると、17~25mmくらいが多い。被写体は海沿いの町並みがメインです。

何だかよく判らないですが、好きな画角が変化した、と結論づけるを得ません。

そんなわけでEOS 5D MarkII用の単焦点レンズも、もともと持っていた50mmに加えて、85mmをまず買いました。
次は何mmがいいかな、と考えながら上の文章を書いていたのですが、やっぱり広角はないな、という結論に達し、SP45mm F1.8 Di VC USDにしました。

SP45mm F1.8 Di VC USDの存在は、EOS 5D MarkIIを買ってから知りましたが、標準域の焦点距離でありながら手ブレ補正機構を内蔵しているのが珍しいところで、0.29mまで寄れるのも面白いところです。
50mm F1.8があるのに45mmって、画角が近すぎるんじゃないかというのがひっかかっていたのですが、まあ標準域ちょっと広めの画角というのは好みかも知れないな、という結論に達しました。

ちょうど値段が下がっていたのも、ラッキーでした。発売当初は7万円台だったそうですが、今となっては最安で31,000円台。ポイント還元を考えると最安と同じ価格(34,800円)のヨドバシにしようと思っていたのですが、念のためPayPayモールをチェックするとコジマが31,637円で19%ポイント還元だったので、そこで購入。実質25,632円は安すぎる。購入後「取り寄せ」だと知ったのですが、まあ22日以降入荷予定なので、1週間くらいならいいか、と思って翌日見たら、納期が7月27日以降に変更になっていました。
コジマに確認したところ、メーカーからの回答が7月末から8月初めに変更された、とのこと。ずるずると納期が延びて、最終的に「商品が手配できません」というのが一番嫌なので、電話で確認したら「メーカーから納期回答があったので、そういうことはない」との回答を得たので、待つことにしました。

注文したのが7月15日で、上記のやりとりをしたのが16日。更に価格が下がるんじゃないか、というのも心配のひとつだったので、商品ページをブックマークして、チェックしようとしたら18日の朝にはページがなくなっていました。コジマでは販売終了したようです。

いつ頃届くかな。