2023年10月時点でのフィルムのデジタル化について

フィルムのデジタル化については何度か記事にしていますので、経緯はリンク先を見ていただくとして、備忘録を兼ねて、現状について書いておこうと思います。

カメラはNikon Df、レンズはAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D。NikonのフィルムデジタイズアダプタES-2を使ってフィルムを固定して撮影します。絞りはF8。光源はフジのNEW5000インバーターという蛍光灯式のライトボックス。撮影したデータをLightroomで現像しています。モノクロフィルムなので、カラーのような面倒さはありません。撮影して反転するだけです。

Nikon Dfが1600万画素なので、撮影して得られるデータは1000万画素弱です。以前に使っていたE-M5 MarkIIのハイレゾショットを使って撮影すると、4500万画素程度のデータが得られたので、ずいぶんと解像度が下がった印象はあります。ただ、トーンの柔らかさとか繋がりという意味では、Dfで撮影した方がいいように感じます。あと、ハイレゾショットだと、撮影後に処理する時間があるので、テンポよく撮影できません。今の組み合わせだと、36EXのフィルムを1本撮影するのに、40分くらいです。以前は1時間はかかっていたと思います。

四隅が明るくなる問題は、そんなに気にならなくなりました。カメラのせいか、レンズのせいか、ライトボックスのせいかはよく分かりませんが、よかった。

近くの写真屋さんでスキャンできなくなったときはショックでしたが、自分でも何とかなるものです。スキャン代がいらなくなったので、ランニングコストは下がった、ということもできます。まあ、いろいろと買っていますから、ペイできるのはずっと先だけれど。仕事ではないので、ペイする必要もないですね。

実際にデジタル化した画像を載せておきます。満足しています。

三条大橋から
広島の路面電車