SMC PENTAX 55mm F1.8

この記事を書くのに際して、面白そうなレンズはないかと探していたところ、天王寺のカメラのナニワにsmc PENTAX-A MACRO 50mm F2.8があることを知りました。比較的明るめの標準マクロレンズって面白いかも。

本格的な近接撮影はしませんが、マクロレンズは好きです。通常だと45cmくらいまでしか寄れないところ、ぐっと寄れると便利なシーンが多いです。古い一眼レフの場合、暗いレンズだとファインダーが暗くなりがちですが、F2.8なら不満はありません。価格は13,300円。安くはないけれど、まあ手頃。

Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4

ペンタックスの50mmマクロレンズはタクマー時代からsmc PENTAX-Mまでは50mm F4のテッサータイプ。smc PENTAX-A MACRO 50mm F2.8からは1段明るくなり、レンズ構成も4群6枚に変更されています。Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4は持っていますが、明るさも構成も違うので、やぶさかでない、と思って見に行ったわけです。

ひとつ気がかりなのが、外装が樹脂製である、という点です。PENTAX KMに似合うかどうか。

見に行って目を奪われたのがSMC PENTAX 55mm F1.8です。クモリあり5,400円。クモリ、カビありは4,500円。カビありは問題ですが、クモリってどんな感じなのか。

以前、NIKKOR-S·C Auto 50mm F1.4を買うとき、「薄クモリ」という注意書きがあったのですが、実物を仔細に確認したところ、確かにクモリは認識できるけれど、撮影に影響がないのではないか、と感じましたし、実際撮影した写真について不満を感じることはありませんでした。逆光など光が直接入り込むシーンだと影響があるのかもしれませんが、そういう使い方はしないので。そんなわけで、何はともあれ実物を確認させてもらうことにしました。

SMC PENTAX 55mm F1.8

ショーケースから出してもらって確認すると、全くわかりません。店員さんに質問すると、LEDライトで照らしてくれて「わりとくもってます」というコメント。そうやって見るとクモリは全体に及んでいます。「薄クモリ」とは訳が違う。ただ、許可を得てカメラに取り付けて、ファインダーを覗いても、クモリは感じられません。撮影に影響するか質問すると、逆光でははっきりと分かると思う、とのこと。うむ。

クモリもなく、寄れるのが魅力のsmc PENTAX-A MACRO 50mm F2.8を買うのが順当で賢明な気はします。安くないですが。

でも気になるのはSMC PENTAX 55mm F1.8。サイズ感がいいし、デザインもいい。PENTAX KMに取り付けたときのバランスもいい。smc PENTAX-A MACRO 50mm F2.8を買ったとしても、絶対に気になり続けるだろう、と思ってSMC PENTAX 55mm F1.8を購入。

早速試写。天王寺の夜景。さて、ちゃんと写ってるかな?

作例

ちゃんと写っていました。明らかにクモリが悪影響を与えている感じはありませんでした。

F2.8 1/60
F2 1/125