Kマウントのレンズについて

ASAHI PENTAX KMを入手してから、Kマウントレンズが気になっています。単純ですね。

手許にはPENTAX-M 35mm F2.8があります。このレンズは2001年6月になんばCITYのカメラのキタムラで手に入れました。初めて買った中古レンズ。当時は父からPENTAX MXとレンズ一式を借りて使っていたのですが、フィルムで撮らなくなったときに返却。手許に残ったのは自分で買った、この1本のみ。

ASAHI PENTAX KM + smc PENTAX-M 35mm F2.8

以前は35mmがそんなに好みの画角ではありませんでした。28mmか50mmの方がしっくりくると思っていました。最近は28mmが使いにくくて、35mmが好きです。ASAHI PENTAX KMを購入したものもsmc PENTAX-M 35mm F2.8を有効活用したい気持ちが強かったからですが、取り付けた状態を見ると、ボディに対してレンズが小さいな、という印象を受けました。

小さくてもいいのですが、バランスを考えるともう少し大きめの方がいい。

軽くKマウントについて説明すると、K2、KX、KMと同時に1975年に、M42マウントに替えて採用されたマウントです。バヨネット式になりました。

マニュアルフォーカスとしては3世代あり、古い方から「SMC PENTAX」「smc PENTAX-M」「smc PENTAX-A」です。

K2、KX、KMと同時に1975年発売されたものが「SMC PENTAX」。タクマー時代のレンズの外装を変更したものが多く、フィルター径も49mmがメインだったタクマーから52mmに拡大され、ひとまわり大きくなった印象です。便宜的にPレンズ、Kレンズと言われたりするようですが、ここではKレンズと呼ぶことにします。

「smc PENTAX-M」は1976年にMX、MEと同時に発売されたもので、小さくなったボディに合うよう、コンパクトになっています。光学設計も新しくなったものが多いようです。メインのフィルター径が49mmに戻っています。中古で最も見かけます。通称Mレンズ。

「smc PENTAX-A」では、プログラムAEに対応するため電子接点を設け、絞りをボディから正確に制御するための機構が加えられたKAマウントになりました。メインのフィルター径は引き続き49mm。高性能の☆レンズが登場した世代でもあります。通称はAレンズ。外装の樹脂部分が増え、軽量になったのも特徴のひとつ。

私が探しているのはKレンズ。サイズがちょうどいい。ただ、わりと数がないのか、あまり見かけません。とはいえ、珍しいものでなければ、価格的には安いです。

焦点距離的な話をすると、35mmはあるので、50mmと24mmくらいがあればいいな、と思います。望遠では135mm F3.5が安いですが、私にとってあまり使い勝手のよい焦点距離ではないので、そんなに興味はありません。

Kレンズを調べていて、55mm F1.8というレンズがあることを知りました。どう見てもタクマーの流用です。しかしながら、55mmという焦点距離はちょっと興味があります。おそらくファインダー倍率は等倍になるはずです。

問題はスーパータクマーで同じスペックのレンズを持っていること。マウントが違うので、実用する上では絞り込み測光で不便ではありますが、純正アダプタがあるので使えることは確かです。わざわざ買うほどでもないのかな、という感じです。

あと、マニュアルフォーカスではありませんが、Limitedシリーズも気になるところです。恰好いい。焦点距離が31mmと43mmなので、35mmに近すぎるし、そんなに安くない。77mmはちょっと望遠すぎるかな、と思います。

そんなわけで、ああでもないこうでもない、と楽しい時間を過ごしているわけです。

実物を見て「おおこれは」というものがあれば、買いたいと思っています。