PCの追加購入について

大きなケースのデスクトップPCが結局安心なのか

Surface Laptop 3を購入したのが2019年の年末なので、はや4ヶ月近くが経過しました。

ちょうど息子がMinecraftをしたいというので、以前メインとして使っていたVAIOを使ってもらうことにしました。
それによってSurface Laptop 3を主に使うようになりました。そして、約4ヶ月使ってみると、快適な面もあり、そうでもない面もあり、という感じです。

快適なのはやはり速さ。Windowsの起動も、アプリケーションの起動も驚くほど速い。顔認証も快適です。PINを入力する必要がない。
あとは画面が綺麗。VAIOはTNパネルなので、上下から見ると綺麗じゃない。
そしてスリムで軽いので、自宅内で場所を変えて使うのにはとても便利です。VAIOが変な仕様で、ラップトップなのに、ACアダプタを接続してないとCPUのクロック周波数が800MHzに制限されてしまうので、必ずACアダプタを持ち歩かないといけない。

不満点についても、いくつかあります。
最大のものはストレージの少なさ。NASがあるので256GBで大丈夫かな、と思ったのですが、保存する写真が多いと、やはり不便。VAIOはシステム用のSSDと内蔵光学ドライブを取り外した後に500GBのHDDを搭載していました。その500GBが少なかったので、3TBのNASを購入した経緯がありますが、やはりローカルに必要なデータがある方が便利であることは確かです。
そして、次にバッテリーが意外ともたない点。WebとかSNS程度なら随分と持つ感じはありますが、PhotoshopやIllustrator、Lightroomを使うと、バッテリー消費が激しい。公称11.5時間という話ですが、4時間くらいじゃないかな。
だから、いつもバッテリー容量を気にしないといけない。ラップトップPCというのは、そういうものなのかもしれませんが、バッテリー容量を気にせず、ゴリゴリ作業したい時もある。電源に接続したままだとバッテリーの劣化が怖いし。

最終的に大容量のデータを置いておけるデスクトップPCを追加購入するべき、という結論に達しました。

ネックになるのはいつも価格です。まあ、予算が潤沢にあれば、特に悩むこともないんですけど、残念ながら制限があります。カメラやレンズとは金銭感覚が違うのが、貧乏性なのか、できるだけ安く手に入れたい、という気持ちになります。それに用途を考えると、最新・最速である必要は特にありません。そこそこ速くて不満のないものを、そこそこの値段で買いたい。

条件としては4コア以上のCPU(Core i3 9100以上かな)、Cドライブに256GB以上のSSD、2TB以上のHDD搭載(または増設可能なスペースあり)、8GB以上のメモリ(16GB以上に増設可能)、DisplayPort端子あり(DELLの23インチディスプレイをSurface Laptop 3と共用するため)。予算はできれば7万円くらい。
いろいろと調べましたが、7万円では難しそうです。やはり10万円くらいはする。10万円出すなら、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8を中古で買いたい。それ以下のスペックだと買う意味はあまりないし、自作してもそんなに値段も変わらないし。

そういえばよく行くスズキのディーラー近くに、パソコン工房があることを思い出しまして、行ってみることにしました。特に目的があるわけでもなく、パソコン屋さんに行って、いろいろと見て、高まった気持ちを落ち着けようと思いまして。中古カメラ屋さんに行くみたいなもんですね。

行ってみたところでPCの価格なんて、そう変わることもなく、安いものはわざわざ買うほどでもないスペックだし、ハイスペックになるほど高くなる。まあ、当たり前です。
ついでに中古PCも、と仔細に見てみると、Macの在庫が潤沢でまあまあ安い。のだけど、今はそういうのが欲しいわけじゃない。デスクトップPCもあるけど、スリムなタイプがメインで2万円前後、わざわざ買うほどでもないスペックのものばかり。

今回は縁がなかったんだな、まあ諦めろということだろう、とふと棚の下側を見ると、中古のゲーミングPCがある。5万円弱と3万円弱。後者は第2世代Coreで古すぎるけれど、前者はそこそこ魅力的。冒頭のケースがそれ。G-tuneというのは聞いたことがある。税別49,800円。おー、5万円。
スペックはCore i7-4790K、16GBメモリ、SSDが256GBと240GBの2台で、HDDは2TB、GeForce GTX970(DisplayPort,HDMI,DVI-I,DVI-D)、DVDマルチドライブ。
第4世代Coreとはいえ、ベースクロック4GHzの4コア8スレッド、メモリは16GBだし、SSDは2台搭載。HDDも積んでいる。

買うことにして、店員さんに伝えると「ひと通りの動作チェックをします」ということになり、まあまあ時間がかかったあとで、「2TBのHDDにS.M.A.R.T エラーが発生している」と。まあ古いからなあ、と思っていると、2,980円引きでHDDを取り外して販売する、ということになりました。良心的。
HDDがないのは困るので新品を見せてもらうとSeagateのHDDが安くなっていた。ラッキー。4TBを選択。8,000円弱。あとDisplayPortケーブルも購入。こちらは1,000円弱。
LINEによるクーポンと、還元の6,000円の金券もあったりして、総支払額は54,424円でした。

Windows10 Home 64bitがセットアップ済でテスト用アカウントがある状態だったので、新しいローカルアカウントを作成し、それを私のMicrosoftアカウントに紐づけて、既存のアカウントを削除。
その後はChromeとGoogle日本語入力、Creative Cloudを入れて、Lightroom、Photoshop、Illustratorをインストール、あとはまあ細かいアプリケーションを順次。

速いです。私が使っているPCの中で一番速いんじゃないかと思います。Surface Laptop 3は第10世代のCore i5-1035G7にPCIe接続SSDの組み合わせですが、クロック周波数が控えめなのが理由かもしれません。
世代間のCPU性能の差はよくわかりません。あと、GPUもからんでいるので、さらによくわからない。

メモリも最大32GBまで増やせるし、ハードディスクもあと2台追加できるので、写真を大量に撮影しても、高画素のカメラに買い換えても安心というものです。