LOMO LC-A

全然探していなかったし、買おうとも思っていなかったのだけれど、頻繁にチェックしている八百富写真機店サイトの新着中古コーナーで発見し「面白そうだな」と思いました。

写真を撮るようになってすぐ、たぶん2001年くらいに、その存在を知ったと記憶しています。その当時はカメラとしてどうなのか、みたいな印象を持っていました。

最近は歳をとったせいか、そういう主義主張みたいなものは影をひそめ「面白そう」といった感情を優先できるようになってきました。使ってみたい。

ふと、更にフィルムカメラを追加購入する必要はあるだろうか、と自問自答しかけたのですが、フィルムなんていつまであるか分からないんだし、撮れるうちに撮っておこうじゃないか、という考えに至りました。

ちなみに価格は16,500円+送料。安くないけど、高くもない。状態もよさそうです。調べてみると、今でもLomographyが若干の仕様変更をしたモデル(LC-A+)を新品で販売していて、それが34,800円。1日悩んで、やっぱり34,800円は出せないな、という結論にいたり、中古を購入。2023年5月27日注文29日着。

LOMO LC-Aはいいかたちだし、コンパクトだし、何よりレンズとファインダーをカバーできる構造が魅力的です。レンズも32mmと広角寄りなものいい。

LOMO LC-A
MADE IN USSR この個体は1990年製のようです

先週1週間をかけて、36コマ撮影しました。バッグに入れても苦にならないサイズと重さ、気軽さです。機能的に似ているOLYMPUS TRIP 35はカメラっぽさが濃厚ですが、LC-Aはカメラっぽさが希薄。

さて、どんなふうに撮れているでしょうか。現像上がりが楽しみです。

作例

2023年5月31日から、6月3日にかけて撮ってみた中から、いくつか紹介します。

画角はとても使いやすいと思います。とくに標準レンズを付けたデジタル一眼レフと合わせて使うと、いい感じです。

夜景 破綻なく写っています
琵琶湖博物館
比叡山坂本

ユルい感じの写真が撮れるのかな、と思っていたのですが、全体的にかっちり写っています。周辺減光はほとんど目立ちません。周辺は流れますが、中心部はいい感じです。

現像上がりのフィルムを見るとコマ間がバラバラでした。多少の誤差はあるものですが、隙間がない箇所もありました。

シャッターストロークの長さは気になりますが、まあ慣れるしかないと思います。