私とカメラについて 1/2

私とカメラについて、少し書いてみたいと思います。

当時日記を書いていたり、サイトに文章を書いていたりしたので、だいたいの日付はわかります。

忘れもしない2000年5月3日、オリンパスのCAMEDIA C-2020ZOOMというデジタルカメラを買いました。これが私にとっての最初のカメラです。

そのあと、同じくオリンパスのC-1400XLを安くで入手して、いろいろと写真を撮るも、デジタルカメラの画質に対する不満もあり、フィルムカメラに興味を持つようになります。それが2000年末から2001年初です。

フィルムカメラなんて使ったことないし、何を買おうかと悩んでいるのを見かねたのか、私がお願いしたのかは忘れましたが、父親のペンタックスMXを使っていい、という話になったのが2001年5月1日のことです。

今から考えると、1年も経たずにデジタルカメラからフィルムカメラに乗り換えたんだな、と驚きます。

ペンタックスMXにネガフィルムを装填して撮影し、フジカラーCDというサービスを使うと、150万画素程度のデジタル・データが手に入りました。今となっては150万画素なんて、と思いますが、C-2020ZOOMは200万画素ですし、C-1400XLは140万画素程度だったと記憶していますから、その当時としては充分だったのです。

それで結局、フィルムで撮った写真の綺麗さと、ペンタックスMXの「モノ」としての質感にノックアウトされた、ということになります、今から考えると。

その翌月には、新品の信頼性の高いカメラが欲しい、ということになり、ペンタックスLXを買おうと探すも、生産完了後でどこにもなく、ニコンのNew FM2と28mm F2.8レンズを買いました。

そのあとはリバーサル・フィルムを使うようになり、さらにフィルムの画質に惚れ込みます。今でもライトボックス上で見るリバーサル・フィルムって綺麗だな、と思います。

さらに、オリンパスのOM-1を中古で買ったり、フィルム面積が広い方が綺麗だろう、と中判カメラが欲しくなって二眼レフを買い、コンパクトなカメラが欲しいという理由でレチナ1aを買い、「露出計のないカメラにリバーサルを通してもだいたい勘で行ける」と思ったのかペンタックスSVを買い、とカメラとレンズを買った結果が、「フィルムを通せば」というサイトにあるカメラとレンズのリストです。

赤瀬川原平の著書の中で「中古カメラウィルス」という表現に触れ、言い得て妙、と思った記憶があります。

そのウィルスも就職して仕事が忙しくなってからは、活動を弱めました。

就職後はCanon EOS 30Dというデジタル一眼レフを中古で購入し、その画質に満足していました。ライトボックス上で見るリバーサルの方が綺麗だけれど、それをスキャンするよりは、EOS 30Dで撮った方が綺麗だな、と。

そのあとペンタックスK10Dを職場の人に譲ってもらったりしましたが、まあデジタル一眼レフ2台がメインで、レンズもそれぞれ標準ズームレンズを1本ずつ、コンパクトデジカメはその時々で買ったり家族にあげたり、というような感じで安定していました。