ASAHI PENTAX MX


忘れもしない2001年5月1日、父から譲り受けたカメラです。このカメラを手にしたことによって、フィルム・カメラへの移行が決定したようなものですから、その意味はすごく大きい。

すぐに2台目のフィルム・カメラとしてNew FM2を購入することになるものの、譲り受ける前に何度か触ったことがあって、私にとっての一眼レフの基準はこのペンタックスMXです。

2003年3月に日研テクノで点検・整備をしてもらい、露出計が狂った状態で出荷されるというトラブルはありましたが、再調整後は快調に動いてくれています。

このカメラはOM−1に対抗して作られたそうで、よく比較されます。そして、だいたいはオリジナルであるOM−1に好意的な評価が多いようです。しかし、私はペンタックスMXの方が使いやすいと思っています。やはり、ファインダー内でシャッター速度と絞り値を確認できるのは便利ですし、レリーズ・ロックは安心です。それに、3色5点のLED表示による露出計は反応の早い受光体のおかげもあってかタイムラグなく表示される上に、画面内に食い込んでいないので見やすい。また、ボディの性能ではないですが、絞り環に半段ごとのクリックがあるのも使いよい点のひとつです。リバーサルで撮ると半段での露出制御はどうしても必要ですから。


機械式シャッターを搭載した金属外装の一眼レフとしては、おそらく最小最軽量だと思います。またボディ同様、Mシリーズ・レンズもコンパクトで、広角から標準のレンズとボディを合わせても700g台という軽さを誇ります。散歩写真が好きな私にとって、コンパクトさと軽さは何よりも重要で、いくら高性能でも重いカメラは敬遠してしまいます。まあ、大きく重くて、がっしりとしたカメラの魅力もあるのは事実ですけど。

ただ、コンパクト化した害はたしかにあって、持った感じがどうもヤワです。巻上げの感触もあまりよくないし、外装の金属も薄いような印象があります。ニコマートFTなどは多少落としても大丈夫じゃないか、と思わせるほどの安心感がありますが、MXはちょっとでもぶつけたら内部にまで影響があるかも知れません。ただ、私はカメラを酷使しないし、乱雑に扱う方でもないので、ちょっとした気持ち、気分の問題ではあります。

不満のないカメラなんて存在しませんから、その不満も合わせて、何というか、私にとって一番ぴったりくるのが、このペンタックスMXです。


PENTAX K mount Lenses

ペンタックスMX入手