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10.デジカメに対する不満12.フィルム・カメラへの移行


今回はペンタックスMXが欲しい、という話ではない。前々から欲しいと思っていたことは確かだが、中古市場で美品ならボディだけで4万円程度もするので、買うまではいかなかった。レンズも買うと6万円になってしまう。発売当時、新品が4万8000円だから、あまり変わっていないことになる。もちろん、物価が違うので、今で言うと倍くらいになるのだろうが。

そのMXを父から譲り受けたというわけである。「譲り受けた」というと、所有権が父から私に移ったということを意味するが、そこまでは行かなくて、私が主に使えるように、私の手に委ねられたということである。

そういう細かいことはどうでもいい。手許に高品質でずっしり重くて、そしていかにも綺麗に撮れそうな、完全マニュアルの一眼レフがあるというだけでワクワクする。しかも、レンズは28mm、50mm、135mmと、基本的なものは揃っている。風景も撮れるし、スナップできるし、望遠だってある。ポートレイトを撮るには85mmくらいのレンズが欲しいところだが、私は風景とスナップしか撮らないので問題はない。単焦点だし軽くないので、全てを持ち歩くのは大変だが、私の用途からすれば28mmがあれば事足りよう。荷物が軽い時は50mmを入れていくかも知れないが。


レンズの話に戻るのだが、50mmというのはちょっと使いにくいので、標準レンズとして35mmを入手したいと思っている。そして28mmと35mmを常用とするわけだ。風景+スナップだと、これくらいがいいと思う。もっと言うと、花を撮るために50mmのマクロが欲しい。これだと標準レンズとしても使えるから。で、28~50mmという風景、スナップ用の広角から標準のレンズと、マクロ・レンズを3本で実現するというわけだ。ただ、中古であるかが不明である。マクロはあまり数が出ていないだろうから、あったとしても高価かもしれない。

また、レンズ・フードも欲しくなってくる。これからの強い日差しの中で写真を撮るのだから、外光の乱反射を防ぐために欲しいわけだ。もちろん、恰好いいという理由もある。

何にしても、このカメラでちょっと本格的に撮りたいと思っている。デジカメは押え用ということにして。


2001年5月1日

PENTAX MX