BelOMO ЧАЙКА(CHAIKA)-II


2004年9月12日にヤフオクで落札。前々から面白そうなカメラだな、とチェックしていたのが5000円で出品されていたのを発見し、ウォッチリストに入れて、価格の推移をチェックしていました。終了間際になっても誰も入札しないので、5000円で入れておいたら私のものになっていました。

ソ連(現在のベラルーシ、ミンスク)で作られた、フル・マニュアルのハーフ・カメラ。総生産台数は100万を越えているらしいですが、本当かなあ。

機構はハーフサイズのカメラとしては普通。レンズは28mm、F2.8(ピントは目測)で、レンズシャッターは1/30−1/250とB。スロー側がちょっと弱くて1/15があれば便利だと思いますが、屋外で撮るのなら、あるいは室内でもISO400のフィルムを使うのなら問題はありません。

ちょっと変わっている点として、まずは巻き上げノブが底面にあります。また、巻き上げする際にスプロケットのロックを外すボタンがありません。これは単純で、底面の巻上げ/フィルムインジケータ兼用のノブを引き上げるとロックが解除される構造になっています。次にシャッターボタンが前面にあります。初めは違和感がありますが、使っていると縦位置でも押しやすいので便利です。このあたりはわりと練られているような印象を受けます。あとレンズが外れます。ライカLマウントと同じ口径、ネジピッチですが互換性はありません。違うヴァージョンのレンズがあるらしいものの、ユーザーが交換するための規格ではないみたいです。シャッターが露出するので粘ったときの整備は楽ですけどね。

質感について言及すべきカメラではなく、ちゃんと動いてちゃんと写真が撮れることだけで充分、というコンセプトのもとに作られているようです。ただ、写りは悪くありません。発色はそれなりですが、解像性能は高いと思います。ただ、使いたくなくなる質感でもなくて、チープだけど愛嬌がある、という感じを持っています。



チャイカ2の使い方を紹介します。


概観
背面

チャイカ2は旧ソ連製のハーフ・カメラです。質感はすごくチープですが、完全マニュアル露出で、レンズも28mmなのでわりと使いやすいです。

外観上の特徴はトップカヴァーがフラットなこと。そのためにわざわざシャッター・ボタンも前面に持ってきたのではないか、という気がするくらいにすっきりとまとまっています。


裏蓋開閉レバー
裏蓋開閉レバー

画像の矢印の部分を上(画像の右上)に引くと裏蓋が開き、閉じるときは下に押します。

自動巻上げでない比較的古い一眼レフでは、巻き戻しクランクを引き上げると裏蓋が開くようになっていますが、それ以前はこの形式が多かったようです。ペンタックスSVなども同様の機構になっています。


フィルム室
フィルム室

ハーフ・サイズですから、フレームはフルサイズの半分です。

フィルム装填について注意すべき点は、パトローネの入れ方です。巻き戻しに使う連結部(矢印)が固定されていますから、うまく滑り込ませるようにしないと入りません。

何度か試してみて、コツをつかむしかないようです。


巻き上げレバー
巻き上げレバー

フィルム巻き上げはレバーで行います。この箇所は特に説明すべきことはありません。ごく普通の操作です。

それにしても、ボディに埋め込まれるようなカタチのレバーは珍しいと思います。ここでもトップ・カヴァーをフラットにしたい、というデザイン上の狙いの存在を感じさせます。


シャッター速度ダイヤル、フィルム・カウンター
速度設定、カウンタ

シャッター速度は矢印のダイヤルで設定します。ダイヤルの露出部が少なく、ちょっと回しにくいですね。

カウンターはごくふつうです。ただ、私が持っている個体は故障しているのか、ふたコマに一回しか動かないので、何コマ目なのかわからなくなることがあります。

まあハーフですから、気楽にパシャパシャ撮ればいいという気もします。


シャッター・ボタン
シャッター・ボタン

冒頭に書いたように、シャッター・ボタンは前面にあります。

ふつうに構えた場合には、上部にあった方が押しやすいと思いますが、縦位置(このとき画面は横長になります)にすると思いの外、押しやすいです。

シャッターを押すと、プンッ、というようなちょっと心もとない音がして切れます。


レンズ、絞り設定
絞り

絞りはレンズ前面から設定します。ギザギザのある黒いリングを回すと絞りが変化します。

画像ではF2.8になっています。ちょっと見づらいですが、赤いドットがあるのが見えると思います。

絞りを固定しておいて、シャッター速度で露出を調整した方が使いやすいです。

ちなみに外周に書いてある文字はキリル文字で、なじみのあるローマ字に置き換えるとIndustarとなります。


レンズ、距離設定
レンズ距離リング

ごくふつうの操作性です。メートル表示とアイコンが混在しているのがちょっと変わっているかも知れません。

だいたいの被写界深度が分かるようになっていて、目測ピント合わせのカメラですから、ありがたいところです。


フィルム巻き戻し
フィルム巻き戻し

底面にあるフィルム・インジケータを引き出して、矢印の方向に回せば巻き戻せます。引き出すことでスプロケットが開放され、カウンターがリセットされます。

見ての通り薄っぺらいので、すごく巻き戻しにくいです。36EXではなく、24EXのフィルムを通した方が後々楽だと思います。ハーフですから、24EXでも50コマ程度撮れますし。


Leica Screw mount Lenses