カメラバッグについて

カメラバッグについては何度か触れたことがあります。そのときにも書いた通り、あらゆる状況でベストなバッグはないと思います。持って行きたいカメラとレンズは毎回違いますから。しかしながら、よりよりバッグを手に入れたい気持ちは常にあります。

最近は電車で撮影に出かけることが多いせいもありますが、旅行でない限り、カメラ1台、レンズ1本が基本です。

その他にバッグに入れているのは、カメラ関連グッズとして下記7アイテム。
 1.メンテナンスグッズ一式を入れたポーチ
 2.小さなブロアー
 3.モンベルのカメラップ
 4.レンズフード
 5.露出計※
 6.外付けファインダー※
 7.ストラップ
その他にカメラ関連以外に日常的に持ち歩いている下記9アイテム(日常アイテム)です。
 8.財布
 9.キーケース
 10.パスケース
 11.メモ帳
 12.ボールペン
 13.スマートフォン
 14.ティッシュ
 15.常備薬
 16.iPad※
 17.ペンケース※
 18.折りたたみ傘※
 ※は必要な場合のみ
こうやって書き出すとたくさん持ち歩いていますね。バッグが重くなるわけです。

紆余曲折の末、モンベルの「ベルニナフラップショルダー」というシリーズのMかLに、カメラとレンズを保護するためのクッション性のある汎用インナーケースを入れて使うことがほとんどです。だから、カメラバッグではないのだけれど、タイトル含めややこしいので「カメラバッグ」と表記することにします。

いわゆるカメラバッグを使わないのは、クッション性のある仕切りがバッグ全体にみっちり入っていることが多く、サイズの割に収納量が少ないから。そのため日常アイテムを入れるには、とても大きなバッグが必要になってしまい、できるだけ小さなバッグで行動したい私の方針に合わない。あと、高い。PeakDesignのエブリデイスリングやビリンガムのハドレーシリーズに興味を持ったこともありますが、高すぎて。

この「ベルニナフラップショルダー」はとても便利で気に入っています。ポケットが多く日常アイテムを分けて収納しやすい。フラップ付きなので、急な雨でもすぐに中のものが濡れる可能性が低く安心。また、クッション性のある大きめの内ポケットがあり、iPadを入れるのに便利。M(高さ250×幅340×奥行き120mmで8リットル)とL(高さ290×幅390×奥行き120mmで14リットル)の2サイズを購入し、荷物の多さによって使い分けています。このショルダーはカメラを持ち歩かないときにも使っています。今調べたら8,000円以上して安くはないですが、私が買ったときは6,000円するかしないかくらいだった気がします。アウトレットだったのかな。

インナーケースも2種類持っています。
まず小さい方(インナーケース小)がハクバの「インナーソフトボックス フタ付B」で外寸が高さ110×幅185×奥行き110mm、内寸は高さ90×幅175×奥行き100mm。具体的にはOLYMPUS TRIP 35やバルナックライカやマイクロフォーサーズのミラーレスに小さめのレンズを取り付けた状態に加え、仕切りをした隣に小さなブロワーなど小物が入れられるサイズ感。フタは面ファスナーで固定されており、取り外し可能。折りたたみできる仕様のため、かっちりはしておらずクッションは薄めです。
大きい方(インナーケース大)はエツミの「インナーボックス フラップE」でサイズが外寸は高さ190×幅280×奥行き100mm、内寸は高さ160×幅260×奥行き80mm。ニコンFなどのフィルム一眼レフを縦に入れれば単焦点レンズを2本と仕切り板で上下2段にしたスペースに小さなブロワーなど小物を収納できるサイズです。

インナーケース小は小さめのショルダーMにも楽々入る上に、日常アイテムを入れる余裕がありますし、ショルダーLにすれば、ペットボトルや折りたたみ傘などを入れる余裕があります。ただ、幅と高さのバランス的に収納できないカメラが多い。例えば、フィルム一眼レフとレンズが入らない。もう少し高さがあればカメラを縦向きに入れ、その横にレンズが入れられるし、もう少し幅があればカメラを横にしていてもレンズが入るのにな。

インナーケース大は収納力もありクッション性も高いため安心感が高い。その反面、かさばるためショルダーLが必須な上に、日常アイテムを入れるスペースが減り、いつもバッグがパンパン。そのため体にフィットせず、待ち歩きにくい。旅行などカメラだけを入れるバッグを用意し車で移動する際には活躍するのですが、街歩きには大きすぎます。

あと、両方とも外寸の奥行きが100mm以上あり、ショルダーの奥行き120mmに対してぴったりに近いため、インナーケースと何かを重ねて入れづらい。例えば、インナーケースがある位置にタブレットを入れるだけでパンパンになるし、折りたたみ傘を滑り込ませるのも無理があります。

これらの不満を解消するには、中くらいのサイズのインナーケースを買えばいい、と考えるのは当然の流れです。

まず奥行きはそんなにいらない。フィルムの一眼レフやバルナックライカはグリップがなく薄いので、奥行きがなくとも入ります。具体的にはフランジバックが長めのニコンの一眼レフでも、裏蓋からマウントキャップまで60mm前後です。アイピースの突出を考えても70mmは必要ないでしょう。
次に幅はカメラだけで145mm程度ありますし、レンズは直径が65mm程度あるので、レンズをカメラの横に入れることを考えれば、仕切りの幅を考えると210mmは必要になります。
実は、希望サイズのインナーケースを過去にも何度か探したことがあって、見つからずに断念していたのです。それが今回、どういうキーワードで検索したか失念しましたが、ヒットしました。

それがインダストリアの「マイクロインナーケース」。外寸は高さ135×幅230×奥行き70mm、内寸は高さ130×幅225×奥行き65mmというサイズ。高さが低いので、カメラを縦向きに入れるのは難しそうですが、逆に言えば上にも何か置けるわけで、悪くはない。ただ4,950円というのがネック。わりと高い。今まではせいぜい2,000円くらいで買っていました。不満を解消できそうだけど、手持ちのインナーケースが使えないわけではないし、とウジウジ考えていたのですが、ヨドバシで販売しているのを発見し、ポイント残高に余裕があったので、えいやっと買いました。

インダストリアの「マイクロインナーケース」にNikomat FTNとNIKKOR-O·C Auto 35mm F2を入れた状態

実際に使ってみると快適です。まだバルナックライカを入れて実用はしていませんが、フィルムの一眼レフとレンズでは使ってみました。

薄いのでバッグへの収まりもよく、ペンケースや折りたたみ傘と重ねて入れられます。フラップはありませんが、折りたたんだカメラップでカバーすれば、その上に財布やキーケースを置くこともできます。

ショルダーMに入れても日常アイテムは充分入りますし、ショルダーLにすればペットボトルや折りたたみ傘を入れても余裕です。

不便さ、不満が解消されて満足しています。

ただ、上に書いたような使い方をすると快適ですが、使い方が変わるとまた必要となる条件が変化し、快適でなくなる可能性は常にあります。「カメラバッグ難民」という言葉があるように、撮影スタイルが固定化されない以上、よりよいカメラバッグを探し求める旅がいつ始まるか判りません。いろいろ買ったし、違う何かで解決できたらラッキーなんだけどな。