セコニック オートリーダー L-188の使い心地

2023年11月に購入した露出計、セコニックオートリーダーL-188。1年半ほど使ってみた感想などを書いてみたいと思います。

セコニック オートリーダー L-188

まず私が所有している個体の問題として、電池が入っているのに反応しないことがあります。検証の結果、接点をぐっと強めに電池に押し当てると通電するようなので、プラスティック片を折り曲げて電池室に入れました。しかし、それでもダメなことがあり分解していろいろとチェックしたところ、電池接点の腐食が問題ではないかと推察し、ヤスリがけしてみると復活しました。もう少し様子を見て、再発するようなら接点復活剤を買ってみようかと思います。

露出計としての使い勝手としては、普通です。撮影したい方向に向けてボタンを押すだけ。赤い指針が指した位置に緑色の丸を合わせて、インジケーターを読み取り、シャッター速度と絞りを好きな組み合わせにして撮影するのみ。ボタンを離すと赤い指針が戻るのが少し不便ですが、まあ大きな問題ではありません。

モノクロネガフィルムで撮る分には、リバーサルフィルムほど厳密な露出設定は必要ないと思っています。リバーサルフィルムで撮影していた頃は入射光式露出計で測った上で段階露出などをしたものですが、モノクロネガフィルムは無茶苦茶な露出を与えない限り、白飛びや黒潰れは発生しにくい印象です。

だから、撮影するたびに露出計で確認するのではなく、悩むときに測ってみる感じで使っています。晴天の屋外とか、少し日陰くらいならだいたいこんなもんだろう、という感じで撮って、暗がりに入ったりすると、一応測っておく。そして、その値をもとに加減して撮る。

そういう使い方なので、カメラのシューに取り付けるタイプは邪魔になりがちです。ポケットに入れておいて、使いたいときだけ取り出して測る、という用途でセコニックオートリーダーL-188はとても使いやすい。

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