Leica IIIf用のケースについて

しつこくLeica IIIfにまつわる話。

革ケースをYahoo!オークションで落札し、2024年12月20日に届きました。オークションとはいっても、入札したら早期終了し、そこから作るみたいなので、新品です。セルフタイマー用切り欠きの有無やステッチの色(私は焦茶色にしました)などを選べるのが嬉しいポイント。

革のストラップも付属していて、肩当てのサイズや取り外し可能にするか選べます。私は手持ちの革ストラップを使いたかったので、取り外せるタイプ。長さがほどよいので、別のカメラで使えるかもしれません。

革のケース

もともとケースにはあまり興味がありませんでした。Retina IaとOM-1を買ったときについていた速写ケースを試しに使ってみたことはありますが「カメラは裸で使うのが便利」と感じました。それなのにLeica IIIf用のケースが欲しくなったのは、アイレットの材質も取り付け方も強固ではない、という情報を得たことと、いつも使っているアンカーリンクスだとストラップの金属部分がボディに当たって嫌だな、と思ったから。

当初は買ったときに付いていたライカ純正のストラップを使っていました。金具がカバーされてボディが傷が付きにくい。しかし、どこかのサイトで「真鍮製の古いアイレットにステンレス製の新しいストラップ用金具の組み合わせは、アイレットが削れる」という記述を見つけて、慌ててcuraの真鍮製リングを入手しました。使うのは手持ちの革ストラップ。金具を使っていないタイプです。

撮影中は何の問題もありません。ただ防湿庫に入れるときにストラップは外したいので、毎回脱着が発生します。面倒な上にストラップが痛みそうなことが気になっていました。

金具を一切使っていないストラップは手持ちのもの

また別のサイトで「バルナックライカのアイレットはかしめてあるだけで、大きな荷重には耐えられない」という記述も発見し、アイレットを使わなくて済むようなケースが欲しくなりました。必要最低限の機能として、アイレットを使わずにストラップが取り付けられる、即ち、ケース自体にストラップが取り付けられていて、かつストラップが取り外せるもの。

そんな中で見つけたのが、今回のケースです。また便利だと思ったのが固定用ネジの突出量です。三脚ネジ穴を使って固定するタイプの多くは、ネジ部分が突出していて置いたときに安定しない。それは、ネジの取りはずしが手でできるという利便性とトレードオフではありますが、そんなにフィルム交換は頻繁にしない方なので、安定して置ける方が便利かな、と思います。

三脚ネジで固定する仕組み

実際に使ってみたところ、とても快適でした。ぴったりサイズなので、ケースからカメラを取り出すのにひと苦労するくらいなので、ネジ止めしなくても外れない気もします。しかし、万が一のことがあって、ケースからカメラが外れて落下する可能性は排除したいので、結局はネジ止めすると思います。