単焦点について

EF 28mm F2.8 IS USM + EOS 5D MarkII

28mm、40mm、45mm、50mm、85mm。

最初から、そうしようと決めていたわけではないし、これからも貫き通そうとは思っていないのだけれど、EOS 5D MarkII用のレンズは単焦点ばかりです。

EOS 5D MarkIIを使う上で満足できる画質のレンズを探したとき、ズームレンズは高くて大きくて重いものが多いので、比較的安くて、小さくて軽いレンズを買おうと思ったら、単焦点ばかりになってしまった、というのが実際のところです。

単焦点レンズを一本だけで写真を撮っていると、PENTAX MXというコンパクトで軽量な一眼レフを父から譲り受け、フィルムで写真を撮るようになった2000年頃(もう20年も前なんですね)を思い出します。カメラとレンズはずっと重く大きくなってしまいましたし、機械式でマニュアル露出、マニュアルフォーカスの一眼レフのシンプルさもありませんが、単焦点を使っていました。ペンタックスMXやOM-1、NewFM2を使っていたあの頃、世の中にズームレンズはあったはずですが、全く眼中にありませんでした。「28mm、35mm、50mmがあれば、それでいい」と思っていました。

町並みの写真を撮りに行くのに、レンズはひとつ。レンズ交換はしませんでした。ペンタックスMシリーズやOMシステムのレンズは小さくて軽いものですから、2、3本持っても苦にならなかっただろうし、デジタル一眼のように、撮像素子に付着するホコリを気にする必要もないし、ガンガンとレンズ交換してもいいようなものですが、レンズは1本のみ。
例えば、今日は28mmの画角でいく、と決めて、ぶらぶら歩きながら、その画角で町並みを見る。そして撮る。これが35mmも50mmも、となるとせわしない。見方が定まらない。その日は28mmと決めたんだから、それで撮ればいいし、その方が視野が固定されていい、と思っていました。

仕事でやっているんじゃないんだし、町並みを見ること自体も楽しみのうちなんだから、そんなにバリバリ撮らなくていい。28mmを使っていて、50mmがあればな、と思うことはよくありましたが、そう思うような魅力的な町並みなら、次回50mmだけを持って、もう一度来ればいい、と考えていました。

若かった、ということかもしれません。40を超えて、「もう一度来ればいい」と言い切ってしまうことができない部分があります。人生も半ば、行こうと思っても行けないこともあるかもしれない、もう一度来られるというのは、それはとてもラッキーなことなのかもな、というような気持ちがあります。

まあ、旅行や子どもに関するイベントなど、いろいろと撮りたいときはマイクロフォーサーズでズームレンズを使うことにして、それ以外は単焦点レンズ。

最近も石清水八幡宮に行ったときに、85mmだけで行って、28mmと50mmがあればなあ、と思いましたが、まあそれはそれ。iPhoneもあるわけですしね。

EOS 5D MarkII + EF 85mm F1.8 USM

ちなみに次はEFマウントの35mmが欲しい。