FDマウントというのは、以前のR、FLマウントと構造的には同じで絞りなどの連動機構は違う、という紛らわしい規格です。ちなみにFDレンズによって開放測光に対応したようです。

レンズの固定方法がちょっと変わっていて、NewFDで変更されますが、それまではレンズ自体をまわして固定するのではなく、レンズの最もマウント側にある銀色のリングをまわして固定します。スピゴット式と呼ばれたりします。

FD 24mm F2.8 S.S.C.

京都は伏見の中古カメラ屋さんで、カビありですが安かったので買ったレンズ。一度24mmという画角を試してみたかったのが主な理由です。カビが一番後ろのレンズにあるので画質低下を心配しましたが、ポジをルーペで見てスキャンした限りにおいては、特に不満はありませんでした。

祗園や奈良町といった狭い路地で建物を撮るには便利な画角です。逆に言うと広々としたところで使う場合、注意しないと間の抜けた画面になりがちです。ただまあ以前所有していた20mmほどに難しくはないので、常用するのは無理にしても気軽に持ち出すことはできます。またコーティングのおかげなのか、比較的彩度が高いようなイメージを受けました。

24mmというのは、28mmと4mmしか違わない上に、比較的高価なレンズが多いので購入には至りませんでしたが、カビありとはいえ安くで購入できてよかったと思います。

FL 35mm F2.5

絞り込み測光のFLレンズです。古い35mmのわりに明るく、意外に安かったので購入。

ただ、絞りリングの他に絞りを作動させるリングもあって、操作がすごく煩雑です。作りはすごくいいんですけどね。それとこの個体の問題ですが、ヘリコイドがすごく固い。私にとって35mmは使いにくい画角なので、半ば遊びでこのレンズを買いましたが、実用にはちょっと厳しいものがあります。ちょっと暗めですが、FD35mm F3.5あたりを買った方が実用的でしょう。

購入して1年ほど経過して、絞り連動が壊れていることが判明しました。実は半自動絞りのはずが、連動がどこかで切れているようで手動絞りでしか使えません。対象についての情報の必要性を強く感じました。それにしてもお勉強代としてはちょっと高いな。

CANON FD 50mm F1.8 S.C.

FTb−Nについてきたレンズ。実は同F1.4 S.S.C.付きのもの買いたかったんですが、ブラックで露出計が作動しているボディという条件の方を優先した結果、このレンズになりました。暗いわりに重いレンズです。というか、FDレンズはニッコールと同じく大きめで重いものが多いようです。

とはいえ、ものとしてはしっかりしていて、EF50mm F1.8よりずっといいと思います。描写に関しても、こちらの方がしっとりとしているようです。EFは乾燥しきっているようなイメージがあって、どこか好きになれなかったな。

フードは金属製のしっかりとしたバヨネット式のものが用意されています。店頭で買うと2000円くらいしますが、私はヤフオクで安く落札しました。FTb−Nのページにそれを付けた状態の画像がありますが、しっかりと深く実用的で、かつ恰好いいです。

Canon FTb-N