
8回目の現像を失敗しました。
原因は現像液と間違えて、まず定着液を入れたから。
前回の末尾に書いたように、KENTMERE PAN 200をEI100で現像してみようと考え、2026年3月9日は伏見稲荷大社へ、3月15日は神宮丸太町駅から四条あたりをNikon Fで撮影しました。
そして、3月18日、現像して失敗したわけです。
前回はフィルムの装填が最後までいかずに気になっていたので、今回は慎重に行いました。まあ、前回雑にやったわけではないのだけれど、まあ念の為。そのせいかスムーズに装填できて、取り出したパトローネに残っていたフィルムもいつも通りの短さでひと安心。
原因を追求するために詳細に書きますが、最近は現像液は使い捨て、定着液は3回くらいは再利用しています。定着液を遮光性のあるポリエビンに入れる際、少しこぼして液量が足りないので、原液を足しています。
今は原因が判明したので、落ち着いて書いていますが、最初は全く意味が判りませんでした。フィルムの装填もうまくいったし、前回からひと月も経っていないので、手順に戸惑うことなくスムーズに終えられたと思って、水洗するときにタンクを開けると、明らかにフィルムの透明度が高い。水洗を終えてフィルムを取り出すと、冒頭の写真のように見事に透明です。
フィルムが透明ということは未露光です。フィルムを巻き上げられてなかったかな、と記憶を辿りますが、確実に巻き戻しクランクの回転を確認していましたし、巻き戻しのときの手応えもありました。
では、カメラのシャッターが開いていないのか。Nikon Fのシャッターを確認しますが、確実に開いています。うーん、なんでなのか。フィルムのなまえのやコマ番号もないし、フィルムに問題でもあったのだろうか、とイルフォード・ジャパンの問い合わせフォームから経緯を連絡しました。
そして、翌日いろいろと調べてみると、同じような状態になったフィルムの画像があり、記事を見ると定着液を先に入れてしまった、ということが書いてありました。たぶん、これだな。追加で調べても、たぶんこれが原因です。
このときは定着液と現像液を取り違えた、と思っていました。
帰宅したらすぐに確認。フィルムのリーダー部を残してあったので、それをカットして、正しい手順での現像した場合(ア)、定着液を先に入れた場合(イ)、保存してある定着液(おそらく現像液)を先に入れ、その後定着した場合(ウ)、という3タイプを作成しようという算段です。(ア)と(ウ)は黒くなり(露光している部分なので)、(イ)は透明になる、という推測です。

結果、(ア)が上、(イ)が左下、(ウ)が右下です。(ウ)は漬けた途端に透明になったので、その後の処理はしていません。要するに、現像液は作っておらず、定着、停止、定着、水洗をした、ということになります。
現像液と定着液の原液が入ったボトルを同じ場所に置いたことで、取り違えが発生したのだと思います。現像液を作ったと思っていたのが、定着液だったわけです。
まあ、どうしようもない馬鹿というか、阿呆というか、もう呆れて物が言えない。
テストを終えてメールを確認すると、イルフォード・ジャパンのサポート係から丁寧なメールが届いていました。「薬品の入れ間違え(定着液を最初に入れた)の可能性が極めて高いと思われます」とのことで、全くおっしゃるとおりです。また、現像液と定着液の匂いと触ったときに質感の違いも教えていただきました。更に、薬液の温度を一定にする方がベンチマークを作るにはよい、とのアドバイスもいただき、ありがたい限りです。
8回の現像で、2回失敗。失敗率25%はさすがに高すぎます。精度を高めるべく、手順をちゃんと書いて、毎回確実に進めるようにしようと思います。
