2025年10月7日、うちの猫(ポニョ)の避妊手術をしました。
生後半年を過ぎ、避妊手術をするにはちょうどいい、ということで9月前半から予約していました。ちょうどいい、というのは、火曜日に手術をすれば翌日は休みなので、何かあってもすぐ動けるし、また週末が3連休でポニョと家でゆっくりできる、という意味です。
そもそも保護猫の団体から譲り受ける際、しかるべき時期に避妊することが条件になっていますし、諸々のことを勘案しても避妊はした方がいいな、と感じています。もちろん手術はリスクのあることなので、万が一ということもありえます。それも考慮しての結論です。
手術は午前診終わり。その日の0時から絶飲、絶食。人間であれば「手術だから」と納得できる事柄ですが、猫にそんなことは判りません。私の足許でニャアニャア鳴いてご飯を要求しますが、ごめんね、といいながらあげるわけにはいかないわけで、どうしようもない。
昼過ぎに帰宅し、洗濯ネットに入れて、さらにケージに入れます。空腹のせいかいつもより抵抗に力がない気がして、ちょっと悲しくなります。12時20分頃病院に着きました。緊急の対応をしている、とのことで少しお待ちください、と案内されます。
子どもが生まれたときのことを思い出します。出産にはリスクがつきものです。万が一、はありえます。帝王切開だったので時間まで決まっているとはいえ、その日は焦り過ぎて、病院の車庫で車のミラーをこすり、デジタル一眼レフのSDカードを忘れる、という失態を犯しました。今回はカメラはいらないけれど、行き帰りの運転はいつもよりも注意しました。
そして説明を受けた後、預けたのが13時過ぎ。先生曰く「手術が終わって落ち着いたら電話します。15時くらいになるかも」とのこと。「がんばってな」と声をかけて別れます。
買い物して帰宅し、電話を手許に置いて待機。
14時24分着信。無事終わり、麻酔も醒め、自分で座れている状態。エリザベスカラーを嫌がるので、病院にあった術後服を着ているとのこと。ちょうど昨日、近くのショッピングモール内のペットショップで売られているのを確認していたので、それを買って持って行きます、と返事をします。また17時頃にこちらから電話して、お迎えの時間を決めましょう、ということで電話を切ります。妻にもすぐ報告。
早速自転車を走らせて術後服を買いに行きます。昨日、在庫がひとつだったので、少しヒヤヒヤしましたが、残っていました。
帰宅後、少し落ち着こうとコーヒーを飲みながら、この文章を書いています。あと30分ほどで子どもたちが学校から帰ってくるので、そこで話をして、洗濯物を取り込んでたたみ、晩ご飯の煮込みハンバーグを作ります。
元気に帰ってきて欲しいです。
17時になり電話すると、迎えに来ていいらしいので、子どもたちと向かいます。
病院で少し待って、ポニョと再会。元気そうとはいえないまでも、服を着させてもらっておとなしくしています。今後すべきことや、注意点についての説明を受け、化膿止めの抗生剤を5日分いただきます。持参した術後服(株式会社アルク・ロースが販売している「術後のケアウェア猫用」Sサイズ)に着替える段になって、筒状で脱ぎ着しにくいこと、トイレをするときに生地が邪魔になることが判明。よりよい代替品はないので、何にしても着替えて、念のためカラーも着けてもらいます。また、病院で使っている術後服を教えてもらいました。
帰りのケージの中では、不満があるようで暴れていました。まあ、そりゃそうでしょう。お腹を切られて、よくわからない服を着せられ、カラーまで着けられているわけですから。私でも暴れます。
できるだけ早く帰宅し、ケージから出すと、カラーを嫌がるので外しました。服を着ているし問題ないはずです。また、麻酔の余韻と服に慣れないのとで、歩いても倒れてしまいます。危なっかしいので、お気に入りのハンモック(窓ガラス固定式)を落ちても怪我しないであろう高さに設置し、その上に載せてみます。痛みがあるのか、ニャアニャア鳴くので、ソファに座らせてみたり、ケージのハンモックに載せてみたり、キャットタワー最上部に載せてみたいり、お気に入りの洗濯カゴに入れてみたりするのですが、あまり気に入らず。最終的には人間用の布団の上が落ち着くみたいで、枕に体を預けてじっとしていた時間が長かったです。

ご飯は帰宅後すぐにチュールをあげて、その後いつものカリカリもあげました。どちらもよく食べ、少し安心しました。
問題は術後服です。病院で教えてもらった術後服は近くのペットショップに在庫なし。ネットで買うと、最短9日着。それまでにトイレをしないはずはないので、どうにかする必要があります。
妻が帰宅してから相談すると、カラーにすればいいんじゃないか、ということになり、服を脱がせてカラーを着けます。でも、ダメなようです。嫌がって暴れます。
服をなんとかするしか方法がない、という結論に達しました。トイレをするときに邪魔になる部分をカットするしかない。切るのは簡単ですが、その後の処理をどうするか。伸縮性があるので縫うのは難しいし、ボンドなどは乾燥に時間がかかりすぎる上、強度的に問題がありそうです。
そこで思い出したのが、百均で買った裾上げ用のテープ。ソファの底面が破れたところに、手持ちの生地を貼り付けてカバーする際に、何かいいものはないかと、と探して買ったものが残っていたのです。強力ですし、若干の撥水性もあり、汚れても拭きやすそう。実際に生地をカットして、テープで固定したものを着せてみると、なんとか問題はクリアされそうでした。その日はトイレをしなかったのですが、翌日問題なくできてひと安心。

ちなみに後から購入した術後服は株式会社ストローハウスの「エリザベスウェア」という商品です。まだ着させていませんが、背中が面ファスナーで開くようになっているので、脱着も簡単そうです。11日に傷口のチェックをしに病院に行くので、その際に持参し着替えて帰ってこようと思っています。
初日は何か不満があるように鳴くことが多かったのが、2日目は鳴くことが減り、3日目には鳴かなくなりました。ジャンプできないので、降りたいとか登りたいときに鳴くだけです。じっとキャットタワーの上や、少し位置をかえ、ソファーから登れるようにした窓ガラス固定式ハンモックで寝ていることが多いです。

抜糸は手術の2週間後、術後服もそこまで。今月の終わり頃には、前のように活発に動き回れるようになるといいな。
