写真が好きというよりも

最近、純粋に写真を撮るのが好きなんじゃないな、ということに気付きました。前々から薄々気付いていたんですが、確信しました。

私が想像する純粋に写真が好きな人は、撮りたいもの、表現したいものがあるんだと思います。撮りたいもの、表現したいものを撮るために撮影地を選び、それに合わせてカメラやレンズを決める。

私の場合、次の休みはどこへ写真を撮りに行こうかな、と考えます。そのとき、表現したいものはありません。表現方法としての写真を否定するつもりはもちろんありませんが、私の場合は違う、というだけのことです。そして、撮りたいものは「雰囲気のいい街角・路地」ですが、それを撮ることを主目的にしているかと考えると、ちょっと違う気がします。

では主目的は何なのか、というのを考え、「心動かされた光景の記録」とか思いついたりしたのですが、どうもしっくりきません。記録したい、というのでもない。まあ、しいて言えば「好きなカメラとレンズを持ってうろうろ散歩したい気持ち」かな。と書いて、思い出しました。「散歩写真」ってどこかで書いたことがある。

調べたところ、昔作っていたI’m Gonna Go for a Walk.(IGGW)というサイトのアバウトにありました。このサイトのタイトルを決める際「ちょっと散歩してくるわ」という軽いニュアンスを出したくて、いろいろと調べた記憶があります。

ちょっと引用してみます。

私が撮っている写真をカテゴライズするならば「散歩写真」というのが一番適当じゃないかと思っています。見て戴ければ分かると思いますが、特に写真が上手いわけでもありません。では何ゆえに写真を撮っているのか、というと、カメラを持って散歩をするとすごく楽しいからです。写真を撮るためだけに出かけても、散歩するだけでも味気ない。

そうそう、そういうことなんです。25年前の自分には分かっていたんですね。いろいろと考えた結果、最初に戻ってきたもみたいです。

IGGWを作った頃は、何か役に立つ内容があった方がいいな、と町の情報をわりとちゃんと調べて入れていましたが、このブログの写真の記録は、ただの日記みたいなものなので有用な情報はほぼないと思います。

25年前はだいたいひとりで、たまには家族と散歩しながら写真を撮っていましたが、最近はだいたい家族と、たまにはひとりで、という感じです。

昨年の5月からは、妻と一緒に働くようになり、休みが全く同じなので、ふたりで散歩する機会が増えました。

猫を探しに行く、というのも、会えたら嬉しい気持ちはありますが、妻と散歩に行く方便として採用している割合の方が大きいです。

散歩しながらいろいろ喋って、ランチかおやつをして、好きなカメラとレンズで写真を撮る。控えめに言って最高。いい写真が撮れたら嬉しいし、撮れなくても散歩が楽しかったしいいかな、という気持ちになります。

だからまあ、写真が好きというよりも、という感じです。

フィルムで撮りたい、というのも、散歩のペースに合うからかもしれません。ゴリゴリ撮るんじゃなくて、ワンシーンひとコマ、みたいな感じ。

そして、帰宅したら自分で現像して、デジタル化。そしてブログに書く、と。散歩写真にまつわるあれこれが楽しい。

ファイル・ロケーション: 雑文