2004年5月1日(土)

昨夜からIGGWの更新作業を始めました。夕陽ヶ丘は1ページだけだったものを3ページ構成に拡張し、奈良町と今井町は画像をいくつか変更して文章にも手を加える予定です。これだけだと新しい町の紹介がないので、六甲アイランドを2ページ構成で追加し、可能であれば嵐山も追加したいと考えています。4日5日は天気がよくないらしいので、不可能ではない計画だとは思っています。

今日、吉野に行ったときの写真が仕上がりました。天気もよくて被写体も面白いものだったので、まあまあの出来です。最近はわりと調子がいいんじゃないかと自分では思っています。見ているだけで気が滅入るような写真ばかりのときもあるんですが、最近はそうではないので。ただ、そのせいでマウントを収納するリフィルがなくなりそうです。

無印良品で文庫本のようなメモ帳を買いました。特に目的はないんですが、便利そうだったので。使い道なんてあとからいくらでも見付かりますしね。

2004年5月2日(日)

IGGWを更新しました。内容は昨日の日記でも書いた通り、夕陽ヶ丘のページの拡張し、六個アイランドのページの追加、今井町の画像差し替えと文章の手直しです。奈良町、北野の手直しをやってしまってから更新しようと思っていたんですが、まず出来ているものから公開することにしました。

昨日、古本屋さんで『アサヒカメラ』の1971年10月号を買いました。ミランダ、ヤシカ、フジカといった古いカメラの広告が載っているので、見ていて面白いです。また、キヤノンのFTbのテストもあって、これはFTb-Nを持っている私としては興味深く読みました。

今日は父母がでかけていたので、四人分の夕食を私と妹で手分けして作りました。そんなに手のこんだものではないですけど、コンビニのお弁当を食べるよりはずっといいです。たまにはこういうのがあってもいいですね。

2004年5月3日(月)

IGGWの文章は、ある程度は下調べをしないと書けませんが、やはり大切なのは勢いです。逆に六甲アイランドの文章なんて、何も調べずに勢いだけで書いていますが。でも、そういう文章の方が後から見ても完成度が高いことが多いんです。書きたいことがあって、タイトルから出だしの一文から全てするすると出てくる文章が理想です。嵯峨鳥居本はどうも書き出しから出てこないんです。

明日は雨らしいので、じっくりと考えたいと思います。

先日撮ったモノクロ・フィルムが現像から上がってきました。それにしてもコントラストが高すぎます。明暗さの高い場所であったことは確かですが、リバーサルよりラティテュードが狭いというのは、どうしても現像が悪いとしか思えません。その点前に現像してもらったフィルムはいい感じでした。今度、カラーネガと同じ現像方法のモノクロ・フィルムを使ってみようと思います。機械現像ではこっちの方がいい、ということを聞いたことがあるので。

2004年5月4日(火)

100円均一で大きめのルーペ(2.5倍)があったので購入しました。6×6のポジを見るのに便利かな、と。帰宅後試してみたところ、収差はすごいですが画面全体を眺められるので悪くないと思います。もっと中判で撮るのなら、ちゃんとしたものを買ってもいいですが、たまにしか撮らないのでこれで充分でしょう。

また、古本屋さんで枻文庫の『魅惑のコンタックスTシリーズ』が350円であるのを発見したので購入しました。いろいろと面白いものが見付かる一日でした。

嵯峨鳥居本の文章は一向に思いつきません。うろうろと出かけているので、考える時間が足りないという面もありますが、要するに私の中で「嵯峨鳥居本とはこういう町である」という強い思いがないんですね。といって書かないわけにもいきませんから、糸口を探すべくいろいろと調べてみたいと思います。書き始めたら早い方なんだけどな。

2004年5月5日(水)

今日で連休も終わりです。それにしても5連休は長いですね。おかげさまでIGGWの更新はできましたけど、散歩は結局できずじまい。でもまあ、29日は散歩できたからいいかな。

コンタックスTシリーズの中では、T2がいいように思います。初代TがMFかつ手動巻上げでデザインもいいと思うんですが、フロント・カヴァーが邪魔に感じそうなのと、露出補正が感度設定ダイヤルを使わないとできないのが痛いです。その点、T2はそれらの問題を解消していますし、AFながら一応MFできる(どれくらいの使い勝手かは分かりませんが)ようなので。しかも、中古市場でも数が多くて選びやすそうです。それに手が届く値段ですし。

嵯峨鳥居本のページは今日中か真夜中過ぎには更新できると思います、というか、そうするつもりです。文章はまだ1/3しか完成していませんが、何とかなるでしょう。

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2004年5月6日(木)

今日はすごくいい天気で、気温のわりには風もあって心地よく、散歩をするにはうってつけの気候でしたが、散歩に行くわけにもいかず朝から大学でした。何度も書きますけど、9時から講義開始は早すぎます。6時半には起きておかないと間に合いません。

今週はゴールデン・ウィークで水曜日が休みだったために、土曜日の午前中にゼミがあります。要するに遅くとも明日の夜にはレジュメを作らないといけない、ということです。しかし、卒論をすでに書いている私のレジュメの意味はどれくらいあるのかな、とは思います。授業なので作りますけど、卒論を書こうとしている人にも時間をとってもらうのはどうも気がひけます。

その土曜日に昼から散歩しようと思っていたんですが、午後から天気がよくないみたいです。日曜日は雨らしいし、5月は散歩の機会が減りそうな予感がします。

2004年5月7日(金)

やっとIGGWに嵯峨鳥居本のページを追加することができました。読み返してみると特にどうでもいい文章ですが、書くのにすごく時間がかかりました。次の更新は吉野か伏見あたりにしたいと思っています。伏見は画像は揃っているので文章を書くだけですし、吉野に関しては2ページ構成にして軽く紹介する予定。この週末では無理ですが、来週は金曜日が大学の行事で休みなので半ばまでには何とかなるんじゃないかな、と。

散歩ですが、これもIGGW重視で中崎町に行くつもりです。キヤノンFTb-Nに24mmを付けて。わりと家々が密集しているので、35mmでも狭かった記憶があるのです。それで35、50、24mmで撮ったことになって、写真もわりといいのが使えるんじゃないかと思っています。

今予報を見たら、明日は一日中天気がいいみたいですね。それにしても最近、天気に関する運がいいなあ。

2004年5月9日(日)

土曜日はあまり天気がよくなかったので散歩は断念しまして、家でIGGW更新のための作業をしていました。こういうのって気力がないとできないことなので、しようという気持ちがあるときにはどんどん進めていくのがいいようです。ちなみに昨日の作業で今は1ページ構成の神戸旧居留地を3ページ構成に拡充するだけの画像をレタッチすることができました。今日もこれから吉野の写真をスキャンするつもりでいます。

今日は図書館に行って、本を6冊借りてきました。赤瀬川原平関連と吉行淳之介のエッセイ集。通学時や寝る前にちょっと読むにはちょうどいい、軽い感じのものばかりです。

最近は妹尾河童と伊丹十三のエッセイを読んでいたんですが、一度読んだもので、ちょっと新鮮味に欠けるところがあるので、新しいものを借りたわけです。

2004年5月10日(月)

今日は梅田に行ってきました。ヨドバシでフィルムを整理するためのファイルを買ったのと、ついでに中古カメラも見てきました。最近はカメラに対する興味が失せたというか、「これは絶対に欲しい」というものがないんです。欲しくて欲しくて居ても立ってもいられないくらいに欲しい、というカメラなりレンズなりがないんですよね。

欲しいものが出てくると梅田の中古カメラ屋めぐりが始まるんですが、最近はめっきりしてないです。まあ、これが正常だと思いますけど。

IGGWで使う神戸の旧居留地についての文章を書こうと調べていたら、公式サイトがあるんですね。情報の質と量では公式サイトに勝てるハズもないので、私としてはエッセイ風にしたいなあ、と考えているところです。

2004年5月11日(火)

今日はぱっとしない天気でしたが、平野をみっちり散歩してきました。履き慣れていない靴だったもので足が痛いです。

平野という町は戦国時代から自治都市として発展し、明治期までは活気があったそうです。そういうところに古い建物が点在しているのはよくあることで、だから散歩しているわけです。今井町のように全体が古い、というのもいいですが、平野のように江戸時代から大正期までの趣ある建物がぽつぽつある、という町も歩いていて楽しいものです。今日も路地を行ったり来たりして、そういう建物を探し歩いてきました。

古い建物があればそれでいい、ということではもちろんなく、やはりそこに美的な何かがなければ写真は撮りません。しかし、そういうちょっと寂れかけた町にこそ、私にとってフォトジェニックな光景が広がっていることが多いのです。

2004年5月12日(水)

IGGWの神戸・旧居留地のページを拡充しようと思っているものの、また文章が書けないなと困っていたら、以前に書いたものが見付かりました。分量的には足りませんが、それをもとに展開していけば意外と簡単に書けそうです。

ソニー・エリクソンがドコモからすごくコンパクトな携帯を出すらしいです。発売は7月だそうで、まだちょっと先ですが画像は公開されています。見たところ、折りたたみ式の携帯を折りたたんだ状態よりもさらに小さいくらいです。私は何にしても小さいものが好きなのと、これくらい小さければ持ち歩くのが全く苦にならなさそうなので、欲しいと思っています。

私は今N504iを使っていますが、これってポケットに入れると重くて厚みがあるので違和感があるんです。ソニーの携帯の予測変換は性能がいいですし、是非欲しいなあ。1万円台半ばだそうですが、出してもいい。

2004年5月13日(木)

平野を散歩したときの写真が仕上がりました。使えるコマがわりと多かったので、2ページ構成くらいでIGGWに載せることは可能だろうと思います。

今日は大学の図書館で伏見と富田林についての資料をコピーしてきました。私がよく参照しているもので、あるひとつの町並みについて作家のエッセイ的紀行文と、研究者の町並みに関する詳細な分析、そして郷土史家などによる町並みの歴史解説が載せられていて大変勉強になります。し出版から20年ほど経過しているため「現状」については参考になりませんが、それを差し引いても充分に価値があると思います。

妹の携帯が壊れたそうです。N505iなんですが、iモードも電話も使えないそうです。そういえば以前にさる友人の同じ機種の携帯も壊れて修理していました。N505iはヤワなのかなあ。

2004年5月15日(土)

今日は午後から図書館、本屋そして帝塚山をうろうろしました。買い物がメインでしたがカメラがないと寂しいので、まだリバーサル・フィルムを通したことがないニコンEMを持って行ったというわけです。

先日、掃除中に気に入っていたろうそく立てを割ってしまいまして、それ以来代わりになるものを探していました。それが今日、帝塚山でふと入ったお店にガラス製のいいヤツがあったんです。アンティークな肌触りのもので、上に行くほどオレンジ色のグラデーションになっています。500円とリーズナブルだったので購入しました。

帝塚山のあたりにはいろいろと面白いお店がありましたから、今度また天気のいいときに行きたいな。

2004年5月16日(日)

奈良市街を散歩したときの写真が仕上がりました。今ライトボックスに載せてチェックしてみたら、わりとマトモな写真が撮れていました。散歩後はあまりいい写真は撮れてなさそうに思っていたのに、意外です。

考えてみるにカメラのファインダーの影響が多いのかなあ、と。ペンSというのはピント目測ですから、ブライトフレーム入りとはいえ、見当をつけるだけのファインダーなんです。しかも若干のカビがあるので、光が入ると乱反射します。そういうファインダーで見ると風景もあまり綺麗ではない。そうすると写真もあまりよくない、と感じてしまう、というわけです。

一眼レフのファインダーというのは実際以上に風景を綺麗に見せるときがあって、そういう場合は撮っているときはいいんですが、後でがっかりすることになります。

実際撮れる写真よりは悪く、風景よりはちょっとだけ綺麗に見えるファインダーというのが、散歩しているときも仕上がりを見るときも楽しくていいんじゃないかと思いますが、そう旨いファインダーはないですねえ。

2004年5月17日(月)

メモにも書きましたが、昨夜IGGWの旧居留地のページを更新しました。ちなみに今は伏見のページを追加すべく文章を書いているところです。近々、伏見と吉野を追加するつもりです。

旧居留地についての文章を書いていたら、すごく行きたくなってきました。ついでに南京町も散歩したら楽しいだろうな、と。

旧居留地の最寄駅は元町駅ですが、私は定期の関係で柏原から行くことになります。それはいいとして、柏原からJR元町まで一気に買うと890円なんですが、大阪までと大阪以遠の二度に分けると380+390円の770円になるんです。JRの料金体系は環状線を含むと、上記のように変なことになるみたいです。

ただまあ、わざわざ大阪で降りるなら元町まで310円の阪神で行きます。そうしたら690円ですからね。200円得した気分になれないこともない。

2004年5月18日(火)

先日図書館でちくま文庫から出ている『吉行淳之介エッセイ・コレクション』というのを借りて読んでいるところです。以前、自宅にあったエッセイ集を読んで面白かったので借りてみたんですが、ちょっと退屈です。「あなたはそうなのかも知れないけど、私は違うなあ」と思うところが多くて、のめりこむことができないんですよね。ただ、投げ出してしまうほど退屈ということもない微妙なラインで、ゆっくりとではあるものの読み続けてしまいます。

今日は天気こそよくなかったですが、涼しくて気持ちよかったです。そろそろ長袖の服は仕舞おうかと思っていたのですが、まだまだ分かりません。今日は長袖のシャツにヴェストを着ても暑くないくらいでしたからね。

土日にでも旧居留地と南京町に行けたらいいなあ。

2004年5月19日(水)

散歩するときに一番大切なのは地図です。これがよくある観光案内マップのような地図としてひどいものだと、自分がどこにいるのか全く分からなくなってすごく困ります。といって、重い地図を持っていくのは苦痛ですから、ヤフーの地図を必要なところだけ取り出してプリント・アウトして持っていくことにしています。

縮尺は1/8000くらいが散歩には使いやすいと思います。1/1500や1/3000というのもありますが、これは詳細すぎて逆に見にくい。

歩くときには南北を頭に入れて、自分がどちらに行こうとしているのかを把握しておけば、いちいち地図を見る必要もなく気楽に歩くことができます。昔は地図を見るのが不得手でしたが、散歩をするようになって、いつの間にか苦もなく見られるようになっていました。

2004年5月20日(木)

先日ニコンEMで撮った写真が仕上がりました。フィルム感度設定ダイヤルで露出補正したところ、わりとちゃんと撮れていましたから、シャッターに狂いはないようです。ただしAEロックがないのは使いにくいです。それさえあれば露出補正の必要性は低くなって便利なのになあ。

ちなみにこのEMは故障とは言えないものの、気になるところがいくつかあります。まずレンズ着脱ボタンの真ん中の樹脂が外れていること、次に巻き上げクランク基部のプラスティックが割れかけていること、そしてAi連動レバーの戻りが若干渋いことの三つです。ただ、ひとつ目は外観上の話ですし、二つ目も巻き上げに支障はありません。三つ目はF1.8より明るいレンズを付けて、F8あたりから一気に開放にして間髪いれずに撮る、というようなことをしない限り問題ないようです。

中古のカメラなんて多かれ少なかれ不具合とは言えないものの気になる箇所はいくつかあるものです。写真が第一義の人は我慢できないでしょうけど、私はカメラも写真も好きなので、そういうのもまた楽しい。

2004年5月21日(金)

私はだいたい歩くのは早い方で、目的地に向うときには脇目もふらずスタスタと歩きます。通学のときなんかは家を出るのが、バスに間に合うギリギリの時間であることが多くなるわけで、必要だからこそ早く歩くわけですが、これが散歩をし始めたときにはすごく不便でした。

一応、事前に注目すべき寺社なり町屋なりを調べていくので、ついついそれが目的地になってしまって、それまでの道程を脇目もふらず歩いてしまうんですね。そんなのは散歩ではないわけで、この癖が抜けるのに半年以上かかったと思います。

最近はだいたい散歩に向く歩行スピードが身についてきました。早すぎてもダメですが、逆に遅すぎてもリズムに乗れないからダメなものなんです。そんなわけで一応のコースは設定しつつも、その間に路地を歩いてみたり、同じ道を逆にたどってみたりと、辺りをキョロキョロしながら散歩しています。

今でも通学のときには早足なんですが、散歩に行く日はできるだけ余裕をもって出かけることにしています。朝、家を出たときから体を散歩スピードに落としていかないと、ついつい早足で散歩して後悔することになるからです。

2004年5月22日(土)

神戸の旧居留地に行くつもりでしたが、天気がよくなかったのでやめました。最近は天気予報が当たらないですね。

文句ばかり言っても仕方がないので、部屋の掃除をして、あとはIGGWの伏見のページを作りました。用意していた写真に不満が出てきたのでスキャンをして、それに合わせて文章を書き換えたせいで、意外に時間がかかってしまい、まだ完成していません。吉野のページも作らないといけないのにな。

明日は宇治に行く予定です。天気予報を見ると晴のち曇だそうですが、これも当たるかどうか。私の予想としてはずっと曇じゃないか、という気がしていますが、まあ宇治には行きます。被写体によってはコントラストが低い曇の日がいい場合もあるんです。旧居留地は過去2回とも曇だったので、一度は晴天の下で撮ってみたいと思っているだけで。

カメラはOM-1、レンズは28mmと50mm。前回散歩したときに写真はしっかり撮ってありますから、今回は散歩メインで。そのためもあって、カメラとレンズは軽くしようというわけです。明日散歩すれば宇治のページも作れると思います。

2004年5月24日(月)

最近はジャズをよく聴いています。先日数えてみたら、友人に借りて録音したMDと自分で購入したCD合わせてアルバムが180枚くらいありますから、それらを聴きなおすだけで充分なんですよね。そのせいで、というかおかげで、ここ3年くらいは年に1、2枚しか買っていません。

文章を書く人には自分のリズムがあるんじゃないかとふと思います。私は村上春樹と伊丹十三に文章を学びましたから、彼らの文章は自然に、歌を聴くみたいにすらすらと頭に入ってきます。逆に、文字をじっくりと目で追ってしっかりと読まないと頭に入らない文章もあります。赤瀬川原平や吉行淳之介の文章は後者に属していまして、最近図書館で彼らの本を借りて読んでいたさなかに、本屋さんで村上春樹のエッセイを読んでいて驚いたわけです。

ただ、このことが文章自体の巧拙にかかわるものなのかについては、よく分かりません。強い影響を受けた文章とそれがほとんどない文章との比較ですから。

2004年5月25日(火)

先日朝日新聞の夕刊にBLUE LIGHTS(LINK)というジャズ喫茶が載っていました。サイトを見てみると、だいたい私の守備範囲なので行ってみてもいいな、と思っています。ただ、BBSを見ると同じく新聞で知った人がたくさん書き込んでいて、訪れたいという人が多いみたいです。メジャーな新聞の力はすごいなあ。

ところで、オーディオ・マニアとジャズ・マニアの関係は、カメラ・マニアと写真好きとの関係に似ているような気がします。何事も度が過ぎると恐ろしいことになる、というわけです。

しかし、ジャズ喫茶というのは変な形態のお店ですよね。誰もコーヒーが飲みたいと思って来ているわけじゃないわけですから。そんなことなら時間いくらの代金を取ればいいように思うんですが、法律の関係で問題でもあるんでしょうか。気になるところです。しかしまあ、ジャズとかボサ・ノヴァがかかっているカフェは街中に溢れるほどありますけど、ジャズ喫茶は絶滅危惧種と言えると思います。私の父が学生のころはたくさんあったらしいですが、私はまだ行ったことがないですし。

2004年5月27日(木)

日本テレコムがソフトバンクに買収されるそうです。うちのADSLは日本テレコムなので、ちょっと気になっています。ヤフーBBに統一されるのかどうか、ということです。モデムが変更になって設定しなおしたり、各PCの設定などは私がするはめになりますから、統一されたら面倒だなあ。

時間があるときはリバーサル・フィルムをマウントにするのも楽しいんですが、忙しいとすごく時間がかかるので大変です。そんなわけでマウント仕上げにしてもらおうかな、と考えているところです。そうすればマウントを買う必要もないですし。問題はファイルして整理するほどでもないけど、捨てるほどでもないというコマの収納で、これはスリーブの方がコンパクトです。

あるいはマウント化をスムーズにするべく、フィルム・カッターとマウンターを買う、という手もありますが、ふたつで6000円くらいしますからね。どうするかなあ。

2004年5月28日(金)

フィルムがなくなりつつあります。135はPKR1本だけで、120が2本(リバーサルとモノクロ)。買わないといけないわけですが、フィルムは本当に高いですね。トレビ100Cは安いとは言え、36EX6本で3600円くらいですから、ポイントがあるとしても1本550円ほど。私は36EXフィルムに38コマ撮りますから、ひとコマ21円。現像代も含めると33円/コマ。年間2500コマとして8万2500円。

その他にも整理用のファイルなども購入しているわけですから、2年でKissDクラスのディジタル一眼レフ+レンズが充分買えてしまいます。コストという意味においては、どう考えてもディジタル一眼の方が圧倒的に有利なんですよね。

ただ、まだ過渡期の製品、という匂いがぷんぷんするので買おうという気持ちにはなれませんが。

2004年5月29日(土)

私はできるだけ時事的な話題は避けるようにしていますが、今日はちょっと例外として、いろいろと書いてみたいと思います。そういう話題が嫌いな人はパスしてください。

まず、いくら何でもイラクの状況はひどすぎるんじゃないか、という気がします。私は戦争をするために「正義」を掲げる指導者を信用していませんし、それが成功裡に終わる可能性はほとんどないに等しいとは思っていましたが、あまりにひどい。アメリカがフセイン率いるイラク軍を制圧するまではスムーズで、これは誰もが予想したと思いますが、そのあとテロリストが絡んでからはもうどうしようもなくなってきている感じがします。面倒なのはテロリストの矛先が日本にも向いている、というところにあります。

首相などは「テロリズムに屈してはならない」というようなことを言ってましたけど、屈しないだけの備えと覚悟があるわけ? 自衛もできない自衛隊、というのは本当に笑えない冗談だ。

あと、野党は国会でも街頭でも何かにつけて与党を徹底的に批判しますけど、キミたちが与党になったときに画期的な政策をとることができるのか? と私は問いたい。小泉くんの肩を持つわけじゃないけど、野党は都合のいいことを言いすぎだと思う。

2004年5月30日(日)

今、太宰治の『津軽』を読んでいます。成り立ちとしては紀行文的ですが、『思ひ出』に描いた時代(生まれ故郷である津軽に住んでいた時代)を見つめなおすことにウェイトがある内容です。

私は生まれてから引越しをしたことがない上に、特に複雑な家庭の事情もないので、太宰が津軽にかける思いを想像することはできますが、そり根っこのところが、実はよく分かりません。郷里に対する愛しさと憎しみとを意識したことがないんですね、要するに。

現在は大学で芥川の作品を読んでいますが、それも実は太宰研究のため、という一面があります。もちろん、芥川の作品が好きなのは確かですが、太宰は一時期芥川に心酔していて、その自殺に衝撃を受けたらしいんですよね。

大学院に行くつもりはありませんが、趣味として好きな作家の作品について研究するのもいいかな、と思っているわけです。

2004年5月31日(月)

ディジタル一眼レフを買う場合、EOS 1Dsあたりを買わない限り、撮像素子が135より小さいことによる画角の変化から逃れられません。私の場合は28mmは必要ですから、だいたい18mmくらいからのズーム・レンズが必要となって、これはどのメイカーのものも所有していませんから、ディジタル一眼と一緒に買う必要があります。

となると、一応EFレンズを2本持っているんですが、ニコンでもペンタックスでもオリンパスでもいい、ということになります。

今のところオリンパスE-1に興味があるんですが、フォーサーズ・システムの未来が不透明なんですよね。フジとコダックはディジタル一眼を持っているものの、マウントがニコンFなので、フォーサーズのカメラを作ればレンズでも収入を得られると思うんですが、どうなんでしょう。しかも、EBCフジノンやエクターといったレンズにおける銘ブランドも有しているわけですから、E-1のプロフェッショナル向けという性格とは違う、趣味的なカメラと面白いレンズを用意すれば、ユーザーは増えるように思います。

私としては小さな撮像素子を活かした、コンパクトなディジタル一眼を用意して欲しいと思っています。