iPod操作の基本
iPodとシャッフルの違い
左の画像がiPodの操作の全てを行うクリックホイールです。
各ボタンの名称など基本的な操作は、付属のユーザーズガイドを参照して戴くとして、以下の説明に必要なところだけ補足します。
真ん中の白いボタン(センターボタン)は選択です。グレーのドーナツ状の部分をなぞることでメニュー画面やアルバム、アーティストなどをスクロールさせることができ、音楽、動画再生時は音量調節となります。
iPodやnanoは記憶領域にためこんだ音楽や写真、動画をカテゴリーから検索して再生するというスタイルなのでスクロールと選択ボタンがどうしても必要になります。
対するシャッフルは左の画像にあるように、上のボタンとは似ているようでずいぶん違います(一番似ているのはアップルリモートという気がしないでもない)。
まず選択ボタンがありません。真ん中は再生/一時停止ボタンです。メニューも存在しません。またスクロールもできませんから、音量調節は外周ボタンの上下に割り当てられています。
シャッフルは音楽を順番にあるいはシャッフルして再生するだけ機械ですから、基本的なコントロール機能以外は必要ないわけですね。音楽再生をするだけなら、これほど快適な操作性は他にないと私などは思います。
すなわち、名前こそ同じiPodですが、全くスタイルの違う携帯音楽プレイヤーだということができます。
iPodは「停止」できない
iPodには「停止」という概念がないようで、これは誰でも戸惑うと思います。下に示したクリックホイールの画像を見ても、「停止」はなくて、あるのは下部の「再生/一時停止」ボタンだけです。
アップルのサイト(LINK)で配布されている「機能ガイド」には、電源を切る方法として「再生/一時停止ボタンを押し続ける」とありますが、実はこれはスリープ状態になっているだけで、本当の意味での電源オフではありません(動作・挙動のスリープの項目参照)。
nanoと第5世代iPodには「ハイバネーション」(動作・挙動の当該項目参照)という、スリープよりも電力消費を抑えるモードがあります。PCの用語で「ハイバネーション」という場合、一般的にはメモリの内容をHDDに書き込んで「電源を切る」ことを意味しますが、iPodではどう動作しているのかは不明で、要するに停止も電源のオフもできない、ということになります。
実用的には、再生を一時停止して何分か経つと「スリープ」状態になって電源の消費は抑えられますし、LCDがオフになるので、iPodはそういうもんなんだ、と納得するしかないようです。
iPodシャッフルの場合
iPodシャッフルは上述のように、他のiPodと操作法が大きく違います。
他のiPodで「再生/一時停止ボタンを押し続ける」とスリープモードへ移行しますが、シャッフルでその操作をするとホールド(ボタン操作無効)になります。
また前述のようにiPodは電源オフできませんが、シャッフルでは可能です。左の画像(クリックで拡大可)を見て分かるように、一番上にOFFのポジションがあります。分かりやすいです。そのため、シャッフルにはスリープやハイバネーションといった機能はありません。
ちなみに、上の画像の状態は「曲順再生」位置で、白い角丸長方形の部分を上にすると「OFF」、下にすると「シャッフル再生」になります。クリック・ストップが弱いのと、シャッフル再生を推奨しているからか、「曲順再生」の位置で停めるには力を加減しないといけません。
リセット方法 −操作できなくなったらリセット
シャッフル以外の操作方法
1.ホールドをオンにしたあと、オフにする
2.センターボタンとメニューボタンを、アップルロゴが表示されるまで6秒以上同時に押し続ける
シャッフルの操作方法場合
「OFF」位置にして5秒以上待ち、それから再度電源を入れる