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神戸(北野)

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−実用と美観を兼ね備えた、得難い町並み


北野異人館群のなりたちと、特筆すべき異人館について、ここから2ページにわたって解説を加えておきます。


北野の成り立ち

1858年の日米友好通商条約締結に伴い1868年に神戸港が開港されると、港(現在の市役所)付近に外国人居留地が設けられ、外国人技師たちの手によって西洋商館が建てられ始めます。そして1873年には区画整理が完了します。しかし10年も経つと外国人たちは経済的に安定するようになり、見晴らしも環境もいい山の手に住居を移すようになります。そこが北野町だったわけです。

現存する異人館のほとんどは、明治後期から大正にかけて外国人建築家によって建てられた木造建築です。100棟以上あった異人館も、戦火や老朽化、都市計画などによって姿を消し、現在では20数棟が残るのみとなっています。


風見鶏の館

北野に現存する唯一のレンガ外観の異人館。1909年にドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏が自邸として、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデ氏の設計で建築。名前の由来となっている風見鶏は、風向きを知る目的以外に、雄鶏は警戒心が強いことから魔除けの意味や、キリスト教を発展させる効果があると言われています。

室内はドイツの伝統様式を取り入れながら、アール・ヌーヴォーの影響を感じさせるもの(一階の扉の取っ手など)。また、食堂には中世城館風のデザインが取り入れられています。


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