ブログのこと

このブログを書き始めたのが2018年3月ですから、もう8年にもなるんですね。よく続いたと思います。

Webとの関わりという意味では、2000年にウェブサイトを立ち上げました。以前から興味があったものの、知識が足りずにどうしたものかと困っていたら、大学の講義で「自分のWebサイトを作ろう」という課題があり、サーバーにデータを送る方法なども教えてくれるというのです。これはありがたい、と講義を聞いたり調べたりして、11月3日に公開に至りました。内容は今までに書き溜めていた文章や、日記、2000年5月に初めて購入したデジタルカメラで撮影した写真でした。

その当時からサイト作成ソフトはありましたが、デザインやレイアウトにこだわるならHTMLを手で書くしかない、と思い至り、勉強しました。その流れでWeb系のプログラミングを仕事にしたわけですから、ラッキーなことでした。

仕事が忙しくなった2006年くらいから自分のWebサイトは更新が滞り始め、結婚したり子どもが生まれたりして、手をつけない時期が続きました。更新したいけれど、更新する時間がないと悩んだ記憶はないので、興味が薄れていたんだと思います。

もともとサイトを始めたきっかけは、はっきりと覚えていないし、その時も明確に意識していたかはあやしいところではあります。今考えると、自分の中にある何かを表現したい、という欲求がまずあって、それを表出する方法としてサイトが身近であり手軽だった、ということじゃないかと思っています。

最初は何か反響があったりするんじゃないかと淡い期待をしていた気もしますが、幸か不幸か誰からも注目されることなく、私が私のために作るサイトとして存在していただけでした。もちろん、今のブログも同じです。アクセス数とかPVとかを意識していれば、もっと違う仕事に繋がったのかもしれませんね。

要するにサイトを更新するかしないかは私の気持ちだけの問題です。更新したければするし、そんな気にならないならしない。ただ、レンタルサーバーを解約しようとは思いませんでした。せっかく作ったんだし、消してしまうのはもったいない。また、何かしたくなるかもしれないし。結局、10年ほど放置していました。

その後、2017年の秋頃からカメラと写真に対する熱が高まりを見せ、また何か書きたい気持ちがむくむくと湧き上がってきたので、ブログを始めることにしたのです。今までのような、HTMLファイルを手作業で修正し、FTPでサーバーにアップロードする、というのはさすがに面倒だったので、レンタルサーバーで簡単に導入できるCMSにしました。

デザインやレイアウトにこだわるならカスタマイズする必要があり、それが大変そうです。ちゃんと文章が読めて、写真が見られたらそれでいいと思っているので、既存テンプレートをそのまま使っています。

ブログを書けるというのは、端的に言うと暇である、ということです。もちろん、私もずっと暇なわけではありません。しかし、ブログを書くためにすべきことを片付け、暇を創出しています。

カメラやレンズについて調べて買って、写真を撮って、たまには現像して。そしてそれを文章にできる暇がある幸せをしみじみと実感しています。

暇というのは、時間的・精神的な余裕がある状態、と言い換えられると思います。仕事が忙しいとか、子どもが小さくて目が離せない、とか、時間的にも精神的にも余裕がないと、ブログの優先順位は低下して当然ですし、そんな状況でそんなことをしている場合でもない。ブログを書く暇があったら、子どもにミルクをあげたり、おむつを換えたり、哺乳瓶を洗浄して消毒すべきでしょう。

そしてまた、暇であればいい、というわけでもないのが難しいところです。継続するにはモチベーションが必要です。

はっきり言って、ブログを書くのは面倒な作業です。カメラについて書くにも、カメラの写真を撮ったり調べたり、また文章を書くのにも時間がかかります。好きでやっているわけですが、それを好きであり続けるのは、実は難しい。

私は飽きやすいというか、熱が高まった後に、すっと冷めてしまう傾向があります。熱が高まっている状態では、そのことに時間や手間をかけることに抵抗がない。だから、どんどんと高まっていく。でも、だいたい何か、思い通りに行かないことが発生します。何かが壊れたり、期待していた通りでなかったり。そのとき「なんでこんなことしているんだろう」とすっと冷めてしまう。

それは致し方のないことではあるのかもしれません。熱中してはみたけれど、突き詰めていくと「もういいかな」ということはあるし、興味のあること全てにずっと熱中するのは難しいし、しんどいことなのかもしれません。

でも、このブログ、すなわち文章を書くこととカメラ・レンズのこと、そして写真を撮ることについては、ずっと熱中していたい。

私の問題は、熱が高まりすぎることです。高まりすぎて、何か冷や水を浴びせられるようなことがあると、すっと冷めてしまう。だから、熱を高めすぎない。微熱の状態を続けるのがいい。

最近で言えば、モノクロフィルムの現像です。自分で現像できる便利さと、現像方法を探る楽しさに熱中しかけていましたが、迂闊すぎて2回もミスをしました。そのせいですっと熱が下がりました。でも、モノクロフィルム現像にはまだ興味があります。こういうとき、自然と再度気持ちが高まってくるのを待つ方がいいと思っています。

水温を調節したり液を調合したり、と手順について思いを巡らせると、今はとても億劫です。面倒すぎる。一方で液も買ってあるし、フィルムもあるんだし、撮影して現像した方がいいよな、という気持ちもあります。

でも、今現像すると、それは義務的、論理的にすべきだからしただけになります。それをすると冷え切ってしまう。「フィルムを現像したいな」という気持ちがむくむくと立ち上がるのを待つ。もともとは愉しみであったはずの行為を、義務としてこなすのはもったいない。

高熱になりすぎるのを上手く回避しつつ、冷え切らないように注意し、微熱の状態を維持したい。幸運なことに、この8年間ずっと微熱でいられたからこそ、このブログは続いているんだと思います。

あと10年くらいは続けられるといいな。

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