モノクロフィルムで撮る天橋立

南側から見た天橋立

2026年7月12日22日に天橋立に行ったときのことは、どちらもデジタルで撮影した写真をもとに記事にしているので、今回はモノクロフィルム(ILFORD XP2 SUPER 400)で撮影した写真の紹介を兼ねて、Nikon F60D(以下F60D)と天橋立について書いてみたいと思います。

北側から見た天橋立

F60Dを選んだのは、単にフィルムを通していたから。最初に通したのは、MacBookの修理が仕上がったのを受け取りにApple京都に行く際に、ついでに写真を撮りたいと思って持ち出したときです。ついでにちょっとフィルムでも撮りたい、というときに、自動露出と自動巻き上げのF60DやEOS 650はちょうどいい。

多宝塔

F60Dは地味なカメラだと思います。2年後に発売された上位機種であるF80の方が有名です。スペックも高くデザイン的にも新世代感があって恰好よかった印象があります。とはいえ、F60Dのかたちはわりと好きです。まとまりがいい。シルバーというか、シャンパンゴールドのような色も気に入っています。

旅館が立ち並ぶエリア

頻繁には使わないこともあって、防湿ケースから取り出す度に「こんなに重かったっけ」と感じます。理由はペンタプリズムを採用していて、内部にも金属製のパーツを使っているからだと思います。590g(電池含まず)とマニュアルフォーカスの一眼レフと比較すれば軽めですが、F60Dが発売された1998年の翌年に発売れされたEOS Kiss IIIが355gなので、エントリークラスの一眼レフとしては決して軽量ではありません。

一日停めて700円は安い

ただ、カメラというのは軽ければいいわけでもない。ある程度の重さがあった方がいいし、何よりがっしり感がいい。F60Dは高級感とは縁遠い機種ですが、少なくともチープではない。そのあたりのバランスがちょうどいい。

お土産物屋さん

F60Dを持ち出すときは、気楽にフィルムで撮りたいときです。そういうときにF60Dは本当に気持ちよく使えます。金属ボディのマニュアルフォーカスの一眼レフと比較すれば軽いし、オートフォーカス、自動露出は楽です。それに精度も高い。

急激な高低差

レンズはAI AF ZOOM NIKKOR 35-70mm F3.3-4.5SAI AF NIKKOR 50mm F1.8Dを使いました。前者は古いズームレンズなので、仔細に見ると少し不満が出ます。とはいえ、ズームレンズの便利さとトレードオフと考えることもできる程度だし、ISO400のフィルムを通して屋外で撮る分には暗さも気になりません。

下乗はだいたい撮っている気がする

今回新たに入手した後者のレンズの試し撮りも兼ねていました。これがいい。スペック的には古いものですが、コーティングが新しいのか、とても気持ちいい描写です。後日、デジタルで試したところ同じ印象だったので、確かだと思います。

観光船が愉しい

F60Dと50mm F1.8の組み合わせはとてもいい感じです。より高性能なカメラやレンズはあるでしょうが、この組み合わせのバランスには親近感が湧きます。ほどよく軽く、でもチープではなく、描写はよい。ある種のストイシズムすら感じられるような気がします。

要するに、Nikon F60Dは愉しく撮影できるカメラです。

レンタサイクルごと乗れるモーターボートもあります

天橋立については当初ドライブするのにちょうどいい場所としてしか考えていませんでした。距離もほどよいし、そんなに混雑していなさそうだし、何より高速道路を降りてからすぐ、というのがよい。

海辺はフォトジェニック

訪れてみると、観光地っぽい感じですが、それがちょうどいい。今となっては京都の四条や三条あたりの方が観光地化されていることもあり、昔ながらの天橋立はレトロっぽくていい雰囲気です。真夏で暑いせいかもしれませんが、そんなに混んでいないので、比較的ゆっくりできます。

山門にいる猫

また、海もあり、山もあり、船に乗ったり、自転車に乗ったり、歩いたり、と様々なパターンで楽しめます。涼しい時期なら、ゆっくりと天橋立を南から北まで歩いてもいいな、と思います。

多宝塔の下で寝る猫

やはりアクセスがいい、というのは大きい。京都縦貫自動車道がスムーズなら、自宅から2時間弱で行けてしまいます。早めに出発すれば、天橋立でゆっくりしても、夕方には帰宅できます。

最後はカフェで休憩してから帰宅

それに猫もいます。あと何匹かいてくれると嬉しいのだけれど、それはまた別の機会に。涼しくなったらまた行きたい。

50mmのボケ