AI AF NIKKOR 50mm F1.8D

AI AF NIKKOR 50mm F1.8D

2026年7月17日の夜、Xをチェックしていたら、表題のレンズがフジヤカメラ店で新品販売されていることを知りました。価格は税込1万4800円。

AI AF NIKKOR 50mm F1.4S<New>は持っているのだけれど、実はAF-S NIKKOR 50mm F1.8Gの購入を何度か検討したことがあります。購入に至らなかった理由で最大のものはレンズ内モーターのAF-Sレンズだから。F60DではAFで使えない上に、絞りリングがないためフィルムカメラでも使えません。Dfのためだけに買うのもなあ、と感じました。その後、Nikon 1でFマウントレンズを使用可能にするFT-1を入手し、こちらはレンズ内モーターでないとAFできないので、再度AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gへの興味が高まった時期もありましたが、結局は購入せず。Nikon 1で50mmは望遠過ぎて日常的には使いにくいのが理由です。

Fマウントレンズの新旧での互換性というか、機能的な制約事項の多さには、よく悩まされます。マウント形状が同じなだけに、残念に感じてしまいます。私が経験したことで言うと、F60DにAi化される前のレンズを取り付けて壊しかけました。折れたパーツを接着剤でくっつけて何とか使える状態になったし、元々は知らない私が悪いだけなんですが。先を見通すのは至難の業ですが、どこかの時点で換える勇気も必要だったんじゃないでしょうか。Zマウントになってよかった、というべきかもしれません。

脇道に逸れてしまいましたが、AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gが気になったけれど買わなかった、という流れでAI AF NIKKOR 50mm F1.8Dの新品が出てきたので、DfとF60Dとフィルムで使えるし、何より軽いのがよさそうだと思い、つい買ってしまいました。送料は別途で770円。19日着。

新品のレンズを買うのは、とても久しぶりです。ちなみに中古だともう少し安く買えると思います。このあたりは難しいところで、もう生産が中止されて久しいレンズなので新品であることに価値を見出すのならば、掘り出し物と言えるでしょう。ただ、このレンズを使ってみたい、というだけなら中古でいい気はします。時代によってコーティングが違う、ということもあるみたいなので、まあお好みに合わせて。

購入時に販売店サイトの付属品欄を見て知ったことですが、マウント部の保護用にはめ込み式の簡易的なキャップが取り付けてあるだけ。通常の裏蓋は付属しません。裏蓋がないと不便なので、ストックから出してきて取り付けました。

エントリーモデルなので外観はシンプル。言葉を選ばずに言えばチープです。155gと軽いのが魅力で、F60Dにはぴったりです。Dfに取り付けても、そんなに不釣り合いな印象はありません。

Nikon Dfに取り付けてみました

ニッコール千夜一夜物語によると、薄型のAI NIKKOR 50mm F1.8Sとレンズ構成は同じだそうです。レンズが奥の方にあるので、AF駆動系の関係で大きめの鏡胴になっているのかもしれません。

最近は50mmが好きです。先日、35-70mmを取り付けたF60Dで写真を撮っていると、大抵は50mmあたりを使っています。また、別の日に28mmを取り付けてうろうろしていたところ、広角すぎて、すぐ35-70mmに付け替えました。また、50mmは明るいレンズが多いので、一眼レフだとファインダーが明るく、被写界深度が狭いので撮影するときの快適性が高い気がします。

Nikon F60Dに取り付けた状態 フードはHN-3

早速F60Dに取り付けて、天橋立をうろうろしてきました。F60Dはエントリー機としては意外と重いので、レンズが軽いのはありがたいです。また、ファインダーが明るいのも気持ちいい。

気になったのはAFが心許ないというか、遠景を撮るときに、シャッターボタンを半押ししてもAF駆動せず、ファインダーで見ても、ピントが合ってない気がすることが何度かありました。一度近くにピントを合わせてから、再度遠景にピントを合わせるとちゃんと合います。合焦判断がレンズごとに違うとは考えにくいので、ボディの問題だと思うのですが、今まで他のレンズでは経験したことのない現象でした。

ただ、結果を見ると問題はありませんでした。また、Dfに取り付けて撮影してみると、現象は発生しませんでした。相性があるのかな。まあ、おかしいと思ったらAFを駆動させればピントは合うみたいなので、大きな問題にはならないでしょう。

性能はとてもいいと思います。気持ちいい描写です。

Nikon F60D ILFORD XP2 SUPER 400 絞り不明
Nikon Df F5.6